到達目標
1.社会的事象を多角的な観点から分析し、自らの考えを論理的に説明できる。
2.他者の意見について分析し、批判や助言を与えることができる。
3.他者の意見を聞いて自らの考えを見直し、発展させることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 社会問題を多角的な観点から冷静かつ客観的に分析し、その事象に対する自身の考えを論理的に表現できる。 | 社会問題を正確に分析することができる。 | 社会問題について分析することができていない。 |
評価項目2 | 学習した事項について十分な知識を有している。 | 学習した項目について一通りの知識を有している。 | 学習した項目についての知識が不十分である。 |
評価項目3 | 自分の意見を十分な根拠をあげ、論理的に説明することができる。 | 自分の意見を根拠をあげ、論理的に説明することができる。 | 自分の意見を十分説明することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
社会が抱える諸問題について社会科学的観点から主体的に考察し、自分の意見を論理的に記述する手法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
1.アクティブラーニングを中心とした授業である。
2.学生は、与えられた諸課題の中から自らの関心に近いものを選択し、学期内に複数回の報告を行う。また、他者の報告を聞く場合は積極的な質問や助言を行うことが期待されている。
3.与える諸課題は、社会政策で扱われる一般的な問題、例えば少子高齢化、婚姻制度、出産育児、年金、医療、介護、生活保護、財政、雇用、障碍、児童の権利、貧困、住宅政策、社会的包摂などを想定している。これら以外にも新聞やネットなどを用い、履修者の興味関心に応じて設定する。
4.この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてポートフォリオを課す。
注意点:
1.専攻科2年生は大学4年生と同じ年齢である。高い専門性と独立性、基礎的な調査能力が期待される。
2.授業内容や進度などのデザインは履修者の人数によって変更される可能性がある。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
この授業の到達目標、履修上の注意点、評価方法などについて説明できる。自ら取り組むテーマについて設定できる。
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2週 |
問いの設定 |
現代社会がかかえる諸問題について自らの関心に近いテーマを設定し、その問題を解決するべき社会的重要性について説明できる。
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3週 |
対立する見方 |
自らの問いについて対立する価値観や見方を想定し、批判的な議論を構築できる。
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4週 |
先行研究のサーベイ① |
自らの問いを解決するために重要だと考えられる調査や過去の調査研究を調べ、自分の問題が過去の調査研究の中でどのような位置を占めるか知ることができる。
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5週 |
先行研究のサーベイ② |
自らの問いを解決するために重要だと考えられる調査や過去の調査研究を調べ、自分の問題が過去の調査研究の中でどのような位置を占めるか知ることができる。
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6週 |
仮説の設定 |
過去の調査研究と自らの問いがどのような関係にあるかを確定した後、自分の問題設定で調べていけばどのような結論が得られるか想定することができる。
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7週 |
データの収集・仮説の検証① |
自らの問いを解決するために必要なデータを収集し、仮説を検証できる。
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8週 |
データの収集・仮説の検証② |
自らの問いを解決するために必要なデータを収集し、仮説を検証できる。
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4thQ |
9週 |
比較 |
自らの検証結果について他地域や過去の結果と比較検討できる。
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10週 |
中間発表① |
今までの調査結果についてまとめ、自分の選択した課題について社会的意義や解決の重要性について社会科学的観点から説明することができる。また、他者の調査結果を聞き、適切な助言を与えることができる。
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11週 |
中間発表② |
今までの調査結果についてまとめ、自分の選択した課題について社会的意義や解決の重要性について社会科学的観点から説明することができる。また、他者の調査結果を聞き、適切な助言を与えることができる。
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12週 |
考察① |
他者から得られた助言に基づき、自らの報告について軌道修正できる。
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13週 |
考察② |
他者から得られた助言に基づき、自らの報告について軌道修正できる。
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14週 |
最終発表① |
軌道修正を反映した上で、今までの調査結果について最終報告をすることができる。
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15週 |
最終発表② |
軌道修正を反映した上で、今までの調査結果について最終報告をすることができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 60 | 0 | 20 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 60 | 0 | 20 | 20 | 0 | 100 |