先端材料工学

科目基礎情報

学校 鳥羽商船高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 先端材料工学
科目番号 1152 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 学生のための始めて学ぶ基礎材料学(日刊工業新聞社) 参考:先進機械材料(倍風館)
担当教員 伊藤 友仁

到達目標

1.古くから使用されている従来の工業材料の基礎を理解し説明できる。
2.従来材料の先端的利用法を含む各種製品への応用を理解し説明できる。
3.先進技術を支える最先端の材料を理解し、その応用技術を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1従来の工業材料の基本を理解し、使用状況が説明できる。従来の工業材料の基本を理解し概要を説明できる。従来の工業材料の基本を理解していない。
評価項目2従来材料の先端的利用法を含む各種製品への応用を理解し説明できる。従来材料の先端的利用法の概略を説明できる。従来材料の先端的利用法の概略を説明できない。
評価項目3先進技術を支える最先端の材料技術を理解し、その応用を説明できる。先進技術を支える最先端の材料技術を理解し説明できる。先進技術を支える最先端の材料技術を理解し説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
【平成28年 海事1年 春、 生産2年 前期 開講】
従来の工業材料の基礎を学習し、その先端的利用法を含む各種製品への応用を学ぶ。
更に、先進技術を支える最先端の材料を理解し、その応用技術を説明できる。
授業の進め方・方法:
・授業方法は主に講義だが、適宜演習問題や課題などを課し提出を求める。期限は厳守すること。
・高専本科で履修した物理・化学の知識を総合的に要するので、指示があった場合は予習しておくこと。また、授業後には内容を復習しておくこと。
・材料技術等に関し、発表を要する課題を課し評価する(英語のこともある)。
注意点:
・復習を毎回行い、授業内容を記述して説明できるレベルまで理解しておく。
・授業方法は主に講義だが、適宜演習問題や課題などを課し提出を求める。期限は厳守すること。
・演習等の提出物は平常点に加算され、欠席した場合の考慮はしない。
・予習復習と既習事項の練習は基本的に受講者の責任であるが、授業時間外でも質問を受付ける

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスと材料基礎 授業の概要と身の回りの材料の物性を理解できる
2週 工業材料の分類と先端材料概論 工業材料の3分類を理解し説明できる
3週 先端材料と従来材料(1) 鉄材料の原料と製造方法理解できる
4週 先端材料と従来材料(2) 鉄系材料の先端的利用法を説明できる
5週 先端材料と従来材料(3) レアメタルの基礎と応用(ネオジム磁石ほか)を説明できる
6週 先端材料と従来材料(4) アルミニウム等の非鉄金属を理解し説明できる
7週 先端材料と従来材料(5) 高分子材料の基礎と応用を理解し説明できる
8週 中間試験 試験
2ndQ
9週 電気・電子材料(1) 電導の基礎と超伝導材料などの先端材料を理解できる
10週 電気・電子材料(2) 微小センサー、液晶などの原理と応用を理解できる
11週 原子力材料 核エネルギやその材料を理解し説明できる
12週 複合材料(1) 複合材料の分類を理解でき、製造法を説明できる。
13週 複合材料(2)・航空宇宙用材料(1) 複合材料の航空、宇宙分野での使用を説明できる
14週 航空宇宙用材料(2) 超高温材料の基礎と応用を理解し説明できる
15週 期末試験 期末試験
16週 試験の解答 試験の解説など

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電子工学原子の構造を説明できる。5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合6020010100100
基礎的能力600000060
専門的能力0200010030
分野横断的能力000100010