日本文学

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 日本文学
科目番号 0052 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「日本近代文学選」(アイブレーン)参考書:「五訂版漢字とことば 常用漢字アルファ」(桐原書店),本校指定の電子辞書.
担当教員 熊澤 美弓

目的・到達目標

社会人としての日本語の理解力・表現力を備え,近現代を中心とした日本文化全般に親しむことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章を読み,論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し,要約し,意見を表すことができる.論理的な文章を読み,論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を理解し,自分の意見を表すことができる.論理的な文章を読んでも論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し,要約し,意見を表すことができない.
評価項目2代表的な文学作品を読み,人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに,その効果について説明したり自分の意見を表すことができる.代表的な文学作品を読み,人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して内容について説明したり自分の意見を表すことができる.代表的な文学作品を読んでも,人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解できず,内容について説明したり自分の意見を表すことができない.
評価項目3常用漢字,熟語,慣用句等の基礎的知識についての理解を深め,その特徴を把握するとともに,それらの知識を適切に活用して表現できる.常用漢字,熟語,慣用句等の基礎的知識についての理解を深め,その特徴を把握するとともに,それらの知識を利用して表現できる.常用漢字,熟語,慣用句等の基礎的知識についての理解ができず,その特徴を把握するとともに,それらの知識を適切に活用して表現することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 国語ⅠA・ⅠB・Ⅱの学習を受けて,3年生では,さらに日本語で書かれたさまざまな文章(小説・随想・評論・詩歌等)の読解を通して,社会人として必要な日本語の理解力,および日本語による表現力を身につけさせたい.
授業の進め方と授業内容・方法:
・すべての内容は学習・教育目標(A)の〈視野〉および(C)の〈発表〉に対応する.
・授業は講義・演習形式で行う.講義中は集中して聴講する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
[到達目標の評価方法と基準]
「知識・能力」1~13を網羅した問題を,2回の中間試験・2回の定期試験と小テスト・提出課題・口頭発表等で出題し,目標の達成度を評価する.達成度評価における各「知識・能力」の重みは概ね均等とする.合計点の60%の得点で,目標の達成を確認できるレベルの試験を課す.
[学業成績の評価方法および評価基準]
前期中間・前期末・後期中間・学年末試験の平均点を60%,小テストの結果を20%,提出課題・口頭発表等の結果を20%として評価する.ただし,前期中間・前期末・後期中間・学年末試験の4回の試験ともに原則として再試験は行わない.
[単位修得要件]
与えられた課題レポート等をすべて提出し,前期中間・前期末・後期中間・学年末の4回の試験,課題,小テストにより,学業成績で60点以上を取得すること.
[あらかじめ要求される基礎知識の範囲]
本教科は,「国語ⅠA」「国語ⅠB」「国語Ⅱ」の学習が基礎となる教科である.
[レポート等]
理解を助けるために,随時演習課題を与え,提出させる.また夏期休業中の宿題として,課題図書による読書体験記を執筆させ,提出させる.さらに、「常用漢字アルファ」に基づき,漢字小テストを実施する.
[注意事項]授業中は学習に集中し,内容に対して積極的に取り組むこと.出された課題は期限を守り,必ず提出すること.学生の到達度などに応じて、授業内容の変更を行う場合がある。
なお,第2学年に引き続き,文部科学省認定の「漢字能力検定試験」への積極的な取り組みを奨励する.なお,本教科は後に学習する「文学概論Ⅰ・Ⅱ」「言語表現学Ⅰ・Ⅱ」等の基礎となる科目である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 本授業の概容および学習内容の説明
小説 山月記(中島敦)①
1.作品の文学的な表現に使われる漢字・語句について,正確な読み書きと用法を習得している.
2.作品について,文学史的知識を身につけ,作品が書かれた時代背景を理解することができる.
3.小説のあらすじを把握し,登場人物の心情・行動を理解することができる.
2週 小説 山月記(中島敦)② 上記1.2.3に同じ
3週 小説 山月記(中島敦)③ 上記1.2.3に同じ
4週 小説 山月記(中島敦)④ 上記1.2.3に同じ
5週 小説 山月記(中島敦)⑤ 上記1.2.3に同じ
6週 文学のふるさと(坂口安吾)① 4.随想・評論作品の今日的な表現に使われる漢字・語句について,正確な読み書きと用法を習得している.
5.随想の持つ表現上の特色を理解することができる.
6.随想・評論について,作者の意図を理解し,論理の展開を把握することができる.
7週 文学のふるさと(坂口安吾)② 上記4.5.6に同じ
8週 前期中間試験 前期中間試験
2ndQ
9週 文学のふるさと(坂口安吾)③ 上記4.5.6に同じ
10週 文学のふるさと(坂口安吾)④ 上記4.5.6に同じ
11週 日本近代文学史 7.日本の近代における文学史の概略を理解する.
12週 サフラン(森鷗外)① 上記4.5.6に同じ
13週 サフラン(森鷗外)② 上記4.5.6に同じ
14週 サフラン(森鷗外)③ 上記4.5.6に同じ
15週 サフラン(森鷗外)④
前期末までの復習
上記4.5.6に同じ
上記1~7の学習内容を理解している.
16週
後期
3rdQ
1週 前期末試験の解説と総括
評論 ミロのヴィーナス(清岡卓行)①
上記4.5.6に同じ
8.前期定期試験の内容を理解する.
2週 評論 ミロのヴィーナス(清岡卓行)② 上記4.5.6に同じ
3週 評論 ミロのヴィーナス(清岡卓行)③ 上記4.5.6に同じ
4週 評論 ミロのヴィーナス(清岡卓行)④ 上記4.5.6に同じ
5週 詩 萩原朔太郎① 9.詩歌について,文学史的知識を身につけ,作品が書かれた時代背景を理解することができる.
10.詩歌作品の文学的な表現に使われる漢字・語句について,正確な読み書きと用法を習得している.
6週 詩 萩原朔太郎② 上記9.10.11に同じ
7週 詩 萩原朔太郎③
後期中間までの復習
上記9.10.11に同じ
8週 後期中間試験 上記1~11について理解し,説明することができる.
4thQ
9週 後期中間試験の解説と総括
随筆 科学者とあたま(寺田寅彦)①
上記4.5.6に同じ
10週 随筆 科学者とあたま(寺田寅彦)② 上記4.5.6に同じ
11週 随筆 科学者とあたま(寺田寅彦)③ 上記4.5.6に同じ
12週 小説 夢十夜① 上記1.2.3に同じ
12.小説について,鑑賞能力を養い,自分の感想を文章にまとめることができる.
13週 小説 夢十夜② 上記1.2.3.12に同じ
14週 小説 夢十夜③ 上記1.2.3.12に同じ
15週 学年末までの復習
年間授業のまとめ(アンケート)
上記1~12の学習内容を理解している.
16週

評価割合

試験小テスト課題・提出合計
総合評価割合6020200100
配点6020200100