日本語教育ⅠA

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 日本語教育ⅠA
科目番号 0061 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 漢字・語彙スピードマスターN2, 新完全マスター文法N2, プリント学習, その他各自使用の辞書       
担当教員 西小野 直美

到達目標

感じたこと,考えたことを日本語で思う存分表現できる能力を身につけるとともに,日常のコミュニケーションを円滑に行う能力を養う.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1応用的な口頭発表・意見交換ができる.基本的な口頭発表・意見交換ができる.口頭発表・意見交換ができない.
評価項目2様々な日本語の文章の応用的な読解ができる.様々な日本語の文章の基本的な読解ができる.様々な日本語の文章の読解ができない.
評価項目3日本語の様々な表現を用いた応用的な作文ができる.日本語の様々な表現を用いた基本的な作文ができる.日本語の様々な表現を用いた作文ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業の受講生である外国人留学生は,すでに基本的な日常会話を習得している.しかし,実際の高専生活においては言葉や日本に置ける生活習慣の違いに戸惑わざるを得ない状態である.社会生活及び高専生活の中では,自分の意思を伝達するために説得力のある表現技術が要求される.そこで,本科目では、日常生活で使われるものに加えニュース等で扱われる一般的な話題に沿った漢字や語彙,さらに文法でも同様にさまざまな場面で使われる会話や文章において適切な文を組み立てる能力を養う.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は学習・教育目標(A)の<視野>,(C)の<発表>に相当する.
・授業は主に演習形式で行う.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
〈到達目標の評価方法と基準〉この授業で習得する「知識・能力」を網羅した問題を1回の中間試験,2回の定期試験と課題で出題し,目標の達成度を評価する.達成度評価における各「知識・能力」の重みは概ね均等とする.合計点の60%の得点で,目標の達成を確認できるレベルの試験を課す.
〈学業成績の評価方法および評価基準〉中間試験・定期試験により70%,課題等の結果を30%として評価する.定期試験で60点に達していない学生については、再試験を行い60点を上限としてそれぞれの成績に置き換えるものとする.
〈単位修得要件〉学業成績で60点以上を取得すること.
〈あらかじめ要求される基礎知識の範囲〉与えられたプリント,テキストを予習すること.                                               〈課題等〉理解を助けるために,復習課題を与え提出させる.
〈備考〉本教科は後期選択科目「日本語教育1B」「日本語教育Ⅱ」の基礎となる教科である.なお,学生の習熟度によって,内容を適宜変更する場合がある.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 自己紹介・インタビュー(レベル確認)
初級文法復習
1.初級文法をしっかり定着させる
2週 中級漢字・語彙 
初級文法復習
上記1.に同じ. 2.中級漢字の読み書きができる.テーマに沿って語彙を習得し現実的な場面で使えるようになる.
3週 中級漢字・語彙
初級文法復習
上記1.2.に同じ
4週 中級漢字・語彙
初級文法復習
上記1,2.に同じ
5週 中級漢字・語彙
中級文法(事柄について説明する)
上記2.に同じ. 3.中級の適切な文を組み立てることができる.
6週 中級漢字・語彙
中級文法(事柄について説明する)
上記2.3.に同じ.
7週 中級漢字・語彙
中級文法(事柄について説明する)
上記2.3.に同じ.
8週 中級漢字・語彙
中級文法(事柄について説明する)
上記2.3.に同じ.
2ndQ
9週 中級漢字・語彙
中級文法(事柄について説明する)
上記2.3.に同じ.
10週 中級漢字・語彙
中級文法(事柄について説明する)
上記3.に同じ
11週 中級漢字・語彙
中級文法(事柄について説明する)
上記2.3.に同じ.
12週 中級漢字・語彙
中級文法(事柄について説明する)
上記2.3.に同じ.
13週 中級漢字・語彙
中級文法(事柄について説明する)
上記2.3.に同じ.
14週 中級漢字・語彙
中級文法(事柄について説明する)
上記2.3.に同じ.
15週 中級漢字・語彙
中級文法(主観を含めて説明する)
上記2.3.に同じ.
16週
後期
3rdQ
1週 中級漢字・語彙
中級文法(主観を含めて説明する)
上記2.3.に同じ.
2週 中級漢字・語彙
中級文法(主観を含めて説明する)
上記2.3.に同じ.
3週 中級漢字・語彙
中級文法(主観を含めて説明する)
上記2.3.に同じ.
4週 中級漢字・語彙
中級文法(主観を含めて説明する)
上記2.3.に同じ.
5週 中級漢字・語彙
中級文法(主観を含めて説明する)
上記2.3.に同じ.
6週 中級漢字・語彙中
級文法(主観を含めて説明する)
上記2.3.に同じ.
7週 中級漢字・語彙
中級文法(主観を含めて説明する)
上記2.3.に同じ.
8週 中間試験 上記1.2.3.で学習した内容を正しく理解している.
4thQ
9週 中級漢字・語彙
中級文法(主観を含めて説明する)
上記2.3.に同じ.
10週 中級漢字・語彙
中級文法(主観を含めて説明する)
上記2.3.に同じ.
11週 中級漢字・語彙
中級文法(主観を述べる)
上記2.3.に同じ.
12週 中級漢字・語彙
中級文法(主観を述べる)
上記2.3.に同じ.
13週 中級漢字・語彙
中級文法(主観を述べる)
上記2.3.に同じ.
14週 中級漢字・語彙
中級文法(主観を述べる)
上記2.3.に同じ.
15週 中級漢字・語彙
中級文法(主観を述べる)
上記2.3.に同じ.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計合計
総合評価割合70300000100200
配点70300000100200