到達目標
1.技術経営論の基礎について理解できる.
2.現代企業における経営と技術の関係について理解できる.
3.課題に対して自らの言葉で説明し、他の参加者と議論することができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 技術経営の理論と事例のつながりを深く理解している. | 技術経営の理論と事例のつながりを理解している. | 技術経営の理論と事例のつながりを理解していない. |
評価項目2 | 技術と経営のつながりや関係について深く理解している. | 技術と経営のつながりや関係について理解している. | 技術と経営のつながりや関係について理解していない. |
評価項目3 | 新しい技術が社会や環境に与える影響を深く理解している. | 新しい技術が社会や環境に与える影響を理解している. | 新しい技術が社会や環境に与える影響を理解していない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
よりよい製品を作り社会を豊かにするためには、基本となる技術力のほかにも経営的な視点が必要となり、それを学ぶのが「技術経営」である.さまざまなニーズを把握してプロジェクトを管理し,さまざまな制度を用いて製品を送り出す流れを経営学の視点から学んでいく.
授業の進め方・方法:
・全ての内容は学習・教育目標(A)<視野>とJABEE基準1.1(a)(b)に対応する.
・授業は前半部分を講義形式で行う.講義中は集中して聴講する.
・授業は後半部分をディスカッションや発表形式で行う.自らの考えを積極的に述べる.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>下記授業計画の「到達目標」を網羅した中間試験と期末試験の点数と、授業への参加、発表を総合的に評価する.
<学業成績の評価方法および評価基準>中間試験と期末試験結果の平均値,授業中の発表や参加度の評価点を成績とする.試験60%,発表40%として60点に達しない者には再試験を行う.再試験の結果が60点を上回った場合には,その成績を60点として置き換える.
<単位修得要件>学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>特になし.
<備考>授業の進め方は以下の通りとし,講義を行ったあとにディスカッションや発表を行う.
パワーポイントを用いた講義(40分),個人あるいはグループによる研究・議論(20分),個人あるいはグループによる発表・討論(30分).
前期開講の「技術経営Ⅰ」も併せて履修することでより深く理解できる.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
イントロダクション、技術経営とはなにか |
1.技術経営とは何を学ぶ学問なのかを理解する.
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2週 |
技術と経営の関係 |
2.技術経営における技術と経営の関係を理解できる.
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3週 |
競争戦略 |
3.企業の利益を生み出すシステムについて理解できる.
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4週 |
経営戦略の技術 |
4.複数の産業や製品をまたいだ製品戦略について理解できる.
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5週 |
知的財産と技術 |
5.知的財産のマネジメントについて理解できる.
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6週 |
アカウンティングとファイナンス |
6.会計や原価計算,金融について理解できる.
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7週 |
技術革新 |
7.イノベーションに関する理論について理解できる.
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8週 |
中間試験 |
1~7.これまでの学習内容を理解して自ら記述できる.問題について自らの考えを論述できる.
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4thQ |
9週 |
試験の解説とR&D |
8.企業における研究開発について理解できる.
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10週 |
製品開発のプロセス |
9.製品の開発プロセスやプロジェクト・マネジメントについて理解できる.
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11週 |
品質管理 |
10.品質管理の歴史や手法、標準化について理解できる.
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12週 |
技術と組織 |
11.製品開発における組織構造について理解できる.
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13週 |
組織間の関係 |
12.組織間の分業や組織間の連携について理解できる.
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14週 |
日本型生産システム |
13.日本型生産システムの誕生と今後について理解できる.
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15週 |
ソフトウェア開発 |
14.ソフトウェア開発とプロセスについて理解できる.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民的分野 | 自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | 発表 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
配点 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |