電子回路

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 電子回路
科目番号 0115 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書: 「機械系の電子回路」高橋晴雄,阪部俊也 著 コロナ社(要購入),参考書: 「インタフェースの電子回路入門」 藤原 修著 オーム社,「最新電子回路入門」 藤井信生,岩本 洋著 実教出版
担当教員 打田 正樹

到達目標

電気回路の基礎を理解し,回路の計算ができる.ダイオード,トランジスタなどの半導体デバイスを加えた電子回路,および,オペアンプを使った各種のアナログ回路とディジタル論理回路についての基本回路が理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電気回路の基礎を理解し,回路の応用的な問題を解くことができる.電気回路の基礎を理解し,回路の基本的な問題を解くことができる.電気回路の基礎を理解できない.
評価項目2ダイオード,トランジスタなどの半導体デバイスを加えた電子回路についての基本回路を理解しており,それらの知識を応用できる.ダイオード,トランジスタなどの半導体デバイスを加えた電子回路についての基本回路が理解できる.ダイオード,トランジスタなどの半導体デバイスを加えた電子回路についての基本回路が理解できない.
評価項目3オペアンプを使った各種のアナログ回路とディジタル論理回路についての基本回路を理解しており,それらの知識を応用できる.オペアンプを使った各種のアナログ回路とディジタル論理回路についての基本回路が理解できる.オペアンプを使った各種のアナログ回路とディジタル論理回路についての基本回路が理解できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械工学を専攻する学生として必要な電子回路の知識を修得する.半導体デバイスおよび,トランジスタ増幅回路,オペアンプを使ったアナログ回路とディジタルICを使ったディジタル論理回路について理解する.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は,学習・教育到達目標(B)<専門>に対応する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>
授業計画に示す「到達目標」1~7の確認を課題と前期末試験で評価する.
<学業成績の評価方法および評価基準>
中間試験と期末試験で評価する.
<単位修得要件> 
学業成績の評価方法によって,学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>
本教科は第3学年で学習する電気工学概論が基礎となる教科である.電気工学概論の基本事項について確実に理解していること.
<自己学習>
授業で保証する学習時間と,予習・復習(定期試験のための学習、課題も含む)に必要な標準的な学習時間の総計が,90時間に相当する学習内容である.
<備考>
本教科は後に学習する応用電子回路論(専攻科)の基礎となる教科である.規定の単位制に基づき,自己学習を前提として授業を進め,自己学習の成果を評価するために課題の提出を課す.本教科は情報通信工学特論,制御機器工学(専攻科)の基礎となる教科である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電気の基礎知識 1.直流回路の基礎が理解できる.
2週 電気の基礎知識 上記1
3週 アナログ回路の基礎 2.交流回路の基礎が理解できる.
4週 アナログ回路の基礎 上記2
5週 アナログ回路の基礎 上記2
6週 ディジタル回路の基礎 4.ディジタル信号および回路の基礎が理解できる.
7週 ディジタル回路の基礎 上記4
8週 論理回路の基礎 5.ブール代数およびロジック回路が理解できる.
2ndQ
9週 論理回路の基礎 上記5
10週 トランジスタ増幅回路 6.トランジスタの基本動作と増幅回路が理解できる.
11週 トランジスタ増幅回路 上記6
12週 トランジスタ増幅回路 上記6
13週 アナログ集積回路 7.オペアンプの基本動作、応用回路が理解できる.
14週 アナログ集積回路 上記7
15週 アナログ集積回路 上記7
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
配点100100