国語ⅠB

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 国語ⅠB
科目番号 0018 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書「精選国語総合」(東京書籍),「精選国語総合準拠学習課題ノート」(東京書籍),本校指定の電子辞書.
担当教員 熊澤 美弓

到達目標

古典学習を通じて,当代の人間の考え方や生き方を知ることから始まり,加えて現代に生きる日本人として必要な「古典文学」の基礎知識の獲得と読解力の向上を果たすことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1古文・漢文について,音読・朗読もしくは暗唱することにより,特有のリズムや韻などを味わい理解することができる.古文・漢文について,音読・朗読もしくは暗唱することにより,特有のリズムや韻などを味わうことができる.古文・漢文について,音読・朗読もしくは暗唱しても,特有のリズムや韻などを味わうことができない.
評価項目2代表的な古文・漢文を読み,言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し,人物・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる.代表的な古文・漢文を読み,言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し,人物・社会・自然などについて考えることができる.代表的な古文・漢文を読み,言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解したり,人物・社会・自然などについて考えることができない.
評価項目3教材として取り上げた作品について,用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや,時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる.教材として取り上げた作品について,用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや,時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を理解できる.教材として取り上げた作品について,用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや,時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を理解・習得することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目は,高等専門学校の国語の基礎能力を「古文・漢文」の分野を中心にして身につけさせる.まず,「古典」学習の意義((1)当時の人々の考え方,生き方を知る.(2)古典を通じて現代の自分たちの生活,考え方,生き方を捉えなおす.)を再確認する.具体的には,中学校までの古典学習の総復習を含めながら,高専生としてそして現代に生きる日本人として,必要な古典文学の基礎知識の獲得と,読解力の向上をねらいとする.
授業の進め方と授業内容・方法:
・すべての内容は学習・教育目標(A)の<視野><意欲>,及び(C)の<発表>に対応する.
・授業は講義・演習形式で行う.講義中は集中して聴講する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>
下記授業計画の「到達目標」のすべてを網羅した問題を定期考査とレポート等で出題し,目標の達成度を評価する.各「到達目標」の重みは概ね均等する.合計点の60%の得点で,目標の達成を確認できるレベルの試験を課す.
<学業成績の評価方法および評価基準>
前期末の試験結果から60%, 課題提出, 小テスト,授業中の黒板での問題演習への取り組み等の結果を40%として評価する.ただし,前期末については再試験を行わない.
<単位修得要件>
与えられた演習課題を提出し,学業成績で60点以上を修得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>
中学校卒業程度の国語能力,特に「古文・漢文」についての基礎学力を身につけていることを前提とする.
<レポート等>
理解を深めるため,すべての教材に演習課題を与える.また,古典文法小テスト等を課する.
<備考>授業中は学習に集中し,内容に対して積極的に取り組むこと.また,ノート,課題は期限厳守して提出すること.なお,本教科は後に学習する国語Ⅱ,日本文学,言語表現学Ⅰ・Ⅱ,文学概論Ⅰ・Ⅱの基礎になる科目である.

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
前期
1週 ガイダンス
古文入門および学習方法について (「古文の言葉と仮名遣い」)
1.「古典」の学習の目当ての意義を理解し,学習する意義を確認する.
2週 古文入門および学習方法について (「現代語訳のために」)
2.音読を通して現代文との違いに注意しながら,古文を読むための基礎(歴史的仮名遣い等)を理解している.
3週 「児のそら寝」①(「宇治拾遺物語」) 3.登場人物の心理に注目して,古文の世界を理解し,古文を読むための基礎(品詞等)を理解している.
4週 「児のそら寝」②「宇治拾遺物語」) 上記2.3に同じ
5週 古文の文法(動詞・形容詞・形容動詞) 4.古典文法の基礎学習(動詞・形容詞・形容動詞)の学習内容を理解している.
6週 随筆 「つれづれなるままに」(「徒然草」)
5.三大随筆のそれぞれの文学的価値を理解している.
6.古文を読むための基礎(係り結び等)を理解し,前期中間までの学習内容を理解している.
7週 随筆 「今日はそのことをなさんと思へど」①(「徒然草」)
7.随筆を通して兼好法師の人生観および「徒然草」の世界観を理解し,古典文法の基礎学習の学習内容を理解している.
8週 随筆 「今日はそのことをなさんと思へど」②(「徒然草」) 上記7に同じ
9週 漢文入門 訓読・返り点 8.漢文の特色を学んで,漢文訓読の基礎(訓点・書き下し文等)を理解している.
10週 漢文入門 再読文字・助字 9.漢文の特色を学び,漢文訓読の基礎(再読文字等)を理解している.
11週 故事 虎借威①(「戦国策」)
否定・疑問の句法
10.故事成語の学習を通して,戦国時代の諸国と遊説家の言行を理解し,漢文の句法(否定・疑問)を理解している.
12週 故事 虎借威②(「戦国策」)
反語・感嘆の句法
11.故事成語の学習を通して,文学史的価値を理解し,漢文の句法(反語・感嘆)を理解している.
13週 歌物語 「芥川」①(「伊勢物語」) 12.音読を通して現代文との違いに注意しながら,和歌の修辞法の学習を通して,歌物語の特徴を理解する.
14週 歌物語 「芥川」②(「伊勢物語」)
和歌の修辞①
13.歌物語の展開をおさえながら,古典の内容を理解している.
15週 歌物語 「芥川」③(「伊勢物語」)
前期末までの復習
授業のまとめ(アンケート)
14.登場人物の心理に注目して,古文の世界を理解し,文法(付属語)の応用学習内容を理解している.
16週

評価割合

試験課題・提出物小テスト・発表合計
総合評価割合602020100
配点602020100