科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 化学
科目番号 0025 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「高等学校 化学」 山内薫 他(第一学習社)問題集:「改訂レッツトライノート化学Vol.1,2 」 東京書籍編集部(東京書籍)参考書:「フォトサイエンス化学図録」 数研出版編集(数研出版)
担当教員 山崎 賢二

到達目標

<この授業の達成目標>
「化学基礎」および「化学」に関する基本的事項を理解し,物質の状態,物質の変化と平衡,有機化合物,無機物質に関する知識,原理や用語を理解し,関連する問題を解くことができ,化学実験を通して,実験の方法や実験器具の扱い方を身に付けるとともに,実験結果を整理して,実験レポートを作成できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1物質の状態に関する知識,原理や用語を理解し,関連する応用的な問題を解くことができる.物質の状態に関する知識,原理や用語を理解し,関連する基本的な問題を解くことができる.物質の状態に関する知識,原理や用語を理解しておらず,関連する問題を解くことができない.
評価項目2物質の変化と平衡に関する知識,原理や用語を理解し,関連する応用的な問題を解くことができる.物質の変化と平衡に関する知識,原理や用語を理解し,関連する基本的な問題を解くことができる.物質の変化と平衡に関する知識,原理や用語を理解しておらず,関連する問題を解くことができない.
評価項目3有機化合物や無機物質に関する知識,原理や用語を理解し,関連する応用的な問題を解くことができる.有機化合物や無機物質に関する知識,原理や用語を理解し,関連する基本的な問題を解くことができる.有機化合物や無機物質に関する知識,原理や用語を理解しておらず,関連する問題を解くことができない.
評価項目4化学実験を通して,実験方法や実験器具の扱い方を身に付けるとともに,実験結果を整理して実験レポートを作成できる.化学実験を通して,基本的な実験方法や実験器具の扱い方を身に付けるとともに,助言を受けることで実験結果を整理して,実験レポートを作成できる.化学実験を通して,基本的な実験方法や実験器具の扱い方を身に付けられず,助言を受けても実験結果を整理することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
<授業のねらい>
 1年に引き続き本科目の学習を通し,物質の状態や物質の変化と平衡,その理論的な扱い,及び無機物質,有機化合物を理解し,化学的なものの見方や考え方を身に付ける.またこれらを身に付けることで,高学年における実践的技術者教育の基礎をつくる
授業の進め方と授業内容・方法:
<授業の内容>
前期・後期 すべての内容は,学習・教育到達目標(B)<基礎>に相当する.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>
 上記の「知識・能力」1~32に関して前期小テスト、後期中間試験,2回の定期試験で出題し,目標の達成度を評価する.
また化学実験においては出席を重視し,実験レポートを評価する.百点法で60点以上の場合に目標の達成とする.

<注意事項>
 「化学」には1年次の「化学基礎」と重複する項目もあるが,その部分は省略することがある.授業中に演習問題を解くので電卓は必要である.また試験時においても電卓の持ち込みは可である.後期最後の5週は化学実験を行う.本科目は後に学習する化学特講,化学総論の基礎となる教科である.

<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>
1年生からの引き続きの授業であり,1年次の「化学基礎」の習得が必要である.

<レポート等>
 限られた授業時間の中で取り組む練習問題だけではその量は足りない.問題集「改訂レッツトライノート化学」に取り組み,前期末,学年末の試験時に提出する.

<学業成績の評価方法および評価基準>
 前期は小テストおよび課題提出と期末試験で、後期は課題提出と中間試験、学年末試験および化学実験評価の平均点で評価をする.ただし,各試験のそれぞれについて60点に達していない者には再試験を課す場合がある,再試験の成績が再試験の対象となった試験の成績を上回った場合には,60点を上限としてそれぞれの試験の成績を再試験の成績で置き換えるものとする.
その他,出席状況,授業中における質疑応答,演習問題への取り組み等を評価して加味する.

<単位修得要件>
 学業成績で60点以上を取得すること.

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
前期
1週 シラバスを用いて授業の概要,進め方を説明する.
化学結合と結晶の種類,金属結晶の構造
1.イオン結合,共有結合,金属結合の性質について理解できる.
2.金属結晶の性質について理解し,原子半径,充填率,密度等が計算できる.
2週 イオン結晶の構造,共有結合の結晶の構造,分子間力と分子結晶,非晶質 3.イオン結晶,共有結合の結晶の構造について理解できる.
4.分子間力と分子結晶,非晶質の性質について理解できる.
3週 物質の三態とその変化,気体分子の熱運動と圧力,飽和蒸気圧と蒸気圧曲線,物質の融点・沸点と化学結合 5.物質の三態,状態変化に伴う熱について理解し,熱量が計算できる.
6.気体の圧力,飽和蒸気圧と蒸気圧曲線について理解できる.
4週 気体の体積変化,気体の状態方程式, 7.ボイル,シャルル,ボイル-シャルルの法則,気体の状態方程式について理解し,公式を用いた計算ができる.
5週 気体の状態方程式,理想気体と実在気体 8.混合気体について理解し,全圧,分圧,平均分子量が計算できる.
6週 溶解と溶液 9.溶解のしくみ,固体の溶解度,気体の溶解度について理解し,結晶の析出量が計算できる.
10.溶液の濃度が計算できる
7週 希薄溶液の性質 11.希薄溶液の性質について理解できる.
8週 コロイド 12.コロイドの性質について理解できる.
9週 反応熱と熱化学方程式 13.反応熱の種類と熱化学方程式について理解できる.
10週 ヘスの法則,結合エネルギー 14.ヘスの法則と結合エネルギーについて理解し,反応熱が計算できる.
11週 電池 15.電池のしくみについて理解できる.
12週 電気分解,電気分解の応用 16.電気分解について理解し,量的関係が計算できる.
13週 反応速度,化学反応の速さと濃度 17.反応速度の表し方,反応速度と濃度について理解できる.
14週 化学反応の速さと温度,触媒 18.反応速度と温度,活性化エネルギー,触媒の役割について理解できる.
15週 可逆変化と化学平衡,平衡定数 19.化学平衡,平衡定数について理解し,関連する計算問題を解ける.
16週
後期
1週 平衡移動 20.平衡移動,ルシャトリエの原理について理解できる.
2週 電離平衡 弱酸・弱塩基の電離平衡  21.電離平衡ついて理解し,pH,電離度,電離定数が計算できる.
3週 塩の性質と反応,緩衝液と緩衝作用、溶解度積  22.塩の性質と反応,緩衝液と緩衝作用、溶解度積について理解できる.
4週 有機化合物の特徴と分類,構造式の決定 (以下有機化合物については内容を抜粋する.) 23.有機化合物の特徴と分類を理解できる。
24.組成式,分子式,構造式を求めることができる.
5週 脂肪族炭化水素 25.代表的な脂肪族炭化水素の構造,反応について理解できる.
6週 酸素を含む脂肪族化合物
26.代表的な酸素を含む脂肪族炭化水素の構造,反応について理解できる.
7週 芳香族化合物 27.代表的な芳香族化合物の構造,反応について理解できる.
8週 後期中間試験
9週 非金属元素の単体と化合物
(以下無機物質については内容を抜粋する.)
28.代表的な非金属元素の性質について理解できる
10週 典型金属元素の単体と化合物
29.代表的な典型金属元素の性質について理解できる
11週 化学実験ガイダンス 30.化学実験を行うにあたり必要な知識を身につける.
12週 化学実験 31.各実験テーマを理解して,実験の方法や実験器具の扱い方を身に付ける.
32.実験結果を整理して,実験レポートを作成できる.
13週 化学実験 31.各実験テーマを理解して,実験の方法や実験器具の扱い方を身に付ける.
32.実験結果を整理して,実験レポートを作成できる.
14週 化学実験 31.各実験テーマを理解して,実験の方法や実験器具の扱い方を身に付ける.
32.実験結果を整理して,実験レポートを作成できる.
15週 化学実験 31.各実験テーマを理解して,実験の方法や実験器具の扱い方を身に付ける.
32.実験結果を整理して,実験レポートを作成できる.
16週

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合70300000100
配点70300000100