歴史Ⅰ

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 歴史Ⅰ
科目番号 0028 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『新編世界の歴史』北村正義(学術図書出版)・『最新世界史図説タペストリー』帝国書院編集部(帝国書院)
担当教員 藤野 月子

到達目標

人類の発展過程と農耕・牧畜の重要性,オリエント世界の文明の内容,古代ギリシアや古代ローマの盛衰とキリスト教,古代インドの特徴と仏教,古代中国の発展とその政治・経済・外交・文化・思想が東アジアにもたらした影響,をそれぞれ理解出来る.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1人類の発展過程と農耕・牧畜の重要性が深く理解・説明出来る.人類の発展過程と農耕・牧畜の重要性が理解・説明出来る.人類の発展過程と農耕・牧畜の重要性が理解・説明出来ない.
評価項目2オリエント世界の文明の内容が深く理解・説明出来る.オリエント世界の文明の内容が理解・説明出来る.オリエント世界の文明の内容が理解・説明出来ない.
評価項目3古代ギリシアや古代ローマの盛衰とキリスト教の内容が深く理解・説明出来る.古代ギリシアや古代ローマの盛衰とキリスト教の内容が理解・説明出来る.古代ギリシアや古代ローマの盛衰とキリスト教の内容が理解・説明出来ない.
評価項目4古代インドの特徴と仏教の内容が深く理解・説明出来る.古代インドの特徴と仏教の内容が理解・説明出来る.古代インドの特徴と仏教の内容が理解・説明出来ない.
評価項目5古代中国の発展とその政治・経済・外交・文化・思想が東アジアにもたらした影響が深く理解・説明出来る.古代中国の発展とその政治・経済・外交・文化・思想が東アジアにもたらした影響が理解・説明出来る.古代中国の発展とその政治・経済・外交・文化・思想が東アジアにもたらした影響が理解・説明出来ない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
人類の歴史を学ぶことを通じ,世界を舞台に活躍する国際人として必要な知識を身に付けることを目指す.社会の発展過程や文明の盛衰原因を論理的に追究する能力を養うことを目指す.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は学習・教育到達目標(A)の〈視野〉に対応する.
・授業は講義形式で行う.講義を聞き、教科書や図説を見つつ、配布したプリントの空欄を埋める.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>下記授業計画の「到達目標」を網羅した問題を,中間・期末・学年末の試験で出題し,目標の達成度を評価する.重みは概ね均等とする.満点である100%の得点により,目標の達成を確認出来るレベルの試験を課す.授業中に小テストを出題し,プリントの提出も行い,それらも評価に加味する.
<学業成績の評価方法および評価基準>前期中間・前期末・後期中間・学年末の試験の平均点で評価する.ただし,前期中間・前期末・後期中間・学年末の試験について60点に達していない者には再試験をする.再試験の結果が60点を上回った場合には,その成績を60点として置き換える.
<単位修得要件>学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>今日の世界で起こっている歴史的な出来事に普段から関心を寄せておくこと.新聞やテレビのニュース等も教材として随時利用する.
<レポートなど>特になし.
<備考>『最新世界史図説タペストリー』は授業に必ず携帯すること.本教科は後に学習する「歴史Ⅱ」の基礎となる教科である.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 世界史とは? 1.歴史を学ぶ意義が理解出来る.
2週 原始社会1 人類の誕生と原始宗教 2.人類誕生の発展過程と原始の宗教活動が理解出来る.
3週 原始社会2 農耕・牧畜の開始 3.農耕・牧畜の開始による文化の形成が理解出来る.
4週 オリエント文明1 古代メソポタミア 4.古代メソポタミアにおける専制国家の特徴が理解出来る.
5週 オリエント文明2 アケメネス朝ペルシア 5.アケメネス朝ペルシアにおける専制国家の特徴が理解出来る.
6週 オリエント文明3 古代エジプト 6.古代エジプト文明がもたらした影響が理解出来る.
7週 オリエント文明4 地中海世界 7.地中海周辺における文化の形成が理解出来る.
8週 中間試験 上記1~7の内容が理解出来る.
2ndQ
9週 地中海文明1 エーゲ文明 8.エーゲ文明の特徴が理解出来る.
10週 地中海文明2 アテネの民主政 9.ギリシアの都市国家の成立を巡る原因や特徴が理解出来る.
11週 地中海文明3 アレクサンドロス大王の登場 上記9に同じ.
12週 地中海文明4 ギリシア文化とヘレニズム文化 10.ギリシア文化の発展と融合が理解出来る.
13週 地中海文明5 共和政ローマ  11.共和政ローマの特徴が理解出来る.
14週 地中海文明6 帝政ローマ 12.帝政ローマの特徴が理解出来る.
15週 地中海文明7 キリスト教の発展とローマ文化 13.キリスト教がもたらした影響が理解出来る.
16週
後期
3rdQ
1週 インド文明1 インダス文明 14.アーリア人の進出による支配の特徴が理解出来る.
2週 インド文明2 仏教の発展 15.仏教がもたらした影響が理解出来る.
3週 インド文明3 統一国家と古典文化 16.仏教・ヒンドゥー教・インドの古典文化・自然哲学がもたらした影響が理解出来る.
4週 中国文明1 黄河文明 17.黄河文明の特徴が理解出来る.
5週 中国文明2 殷王朝と周王朝及び春秋・戦国時代 18.中華思想の源流が理解出来る.
6週 秦漢時代1 秦の始皇帝の登場とその歴史的な意義 19.秦漢帝国の成立過程とその歴史的な意義が理解出来る.
7週 秦漢時代2 前漢の武帝の登場とその歴史的な意義 上記19に同じ.
8週 中間試験 上記14~19の内容が理解出来る.
4thQ
9週 秦漢時代3 後漢と儒教 20.漢代における儒教の発展とその影響が理解出来る.
10週 魏晋南北朝時代1 三国志の世界 21.群雄割拠の勢力争いの状況が理解出来る.
11週 魏晋南北朝時代2 南朝の貴族と社会 22.南朝における貴族の存在を理解出来る.
12週 魏晋南北朝時代3 北朝における民族融合 23.北朝における諸民族の融合の歴史的な意義が理解出来る.
13週 隋唐時代1 隋唐の中国再統一 24.隋唐の中国再統一の過程が理解出来る.
14週 隋唐時代2 唐の外交・文化・思想 25.古代東アジアにおける外交・文化・思想の影響が理解出来る.
15週 隋唐時代3 唐代後半の政治・経済について特に両税制を中心として 26.唐代後半の政治・経済の変容について特に両税制の歴史的な意義が理解出来る.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験プリント小テスト合計
総合評価割合801010100
配点801010100