保健体育

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 保健体育
科目番号 0039 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:特になし 参考書:ステップアップ高校スポーツ(大修館)
担当教員 宝来 毅

到達目標

自身の心身と向き合い,QOLの向上につながる知見の習得できる.
バドミントンのルールの理解が確実で,身につけた様々な技術を練習・試合の場で積極的に発揮することができる.また,状況に応じてスポーツを楽しむことができ,併せて長距離走により体力向上を目指す態度を備えている.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1スポーツを通じて,周囲の状況と自身の立場に照らし,自らの考えで責任を持って必要な行動の応用ができる.そして,リーダーがとるべき行動や役割を認識し,またリーダーシップの発揮の際には情報収集やチーム内での相談の必要性を理解しながら,適切な方向性に沿った協調行動を促し,その応用ができる.スポーツを通じて,周囲の状況と自身の立場に照らし,自らの考えで責任を持って必要な行動をとることができる.そして,リーダーがとるべき行動や役割を認識し,またリーダーシップの発揮の際には情報収集やチーム内での相談の必要性を理解しながら,適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる.スポーツを通じて,周囲の状況と自身の立場に照らし,自らの考えで責任を持って必要な行動をとることができない.そして,リーダーがとるべき行動や役割を認識し,またリーダーシップの発揮の際には情報収集やチーム内での相談の必要性を理解しながら,適切な方向性に沿った協調行動を促すことができない.
評価項目2スポーツを通じて,チームで協調・共同することの意義・効果を認識し,メンバーとしての自らの行動,発言,役割を把握した上で,自身の感情をコントロールし,他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとりながら,当事者意識をもってチームとしての作業を進めることができる.その際,ルールを遵守し,他者のおかれている状況を配慮した行動の応用ができる.スポーツを通じて,チームで協調・共同することの意義・効果を認識し,メンバーとしての自らの行動,発言,役割を把握した上で,自身の感情をコントロールし,他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとりながら,当事者意識をもってチームとしての作業を進めることができる.その際,ルールを遵守し,他者のおかれている状況を配慮した行動ができる.スポーツを通じて,チームで協調・共同することの意義・効果を認識し,メンバーとしての自らの行動,発言,役割を把握した上で,自身の感情をコントロールし,他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとりながら,当事者意識をもってチームとしての作業を進めることができる.その際,ルールを遵守し,他者のおかれている状況を配慮した行動ができない.
評価項目3スポーツを通じて,目標の実現に向けて計画を立て,日常の生活における時間管理,健康管理などを行いながら,その実現に向けて自らを律した行動の応用ができる.スポーツを通じて,目標の実現に向けて計画を立て,日常の生活における時間管理,健康管理などを行いながら,その実現に向けて自らを律して行動ができる.スポーツを通じて,目標の実現に向けて計画を立て,日常の生活における時間管理,健康管理などを行いながら,その実現に向けて自らを律して行動ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
【前期】
各回で展開される座学授業を通じて,自身の心身と向き合い,QOLの向上につながる知見の習得を図る.また,実技においては限られた時間・空間でも実施可能な運動方法を習得する事により,心身の健全な発達を促す.

【後期】
各運動を通じて,基本的な運動能力の向上と基本的技術の習得を図る.ゲームや集団競技において協調性や個人の役割を自覚し,チームの力量に応じた練習やゲームができるようにする.また,実践することによって活動的で豊かな生活を高め,心身の健全な発達を促す.
授業の進め方・方法:
全ての授業内容は,学習・教育到達目標(A)<意欲>に相当する
授業は実技形式で行う
「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で到達する「知識・能力」に相当するものとする
注意点:
<学業成績の評価方法および評価基準>
【前期】
90分で保健と実技を行う.保健体育全般としての評価は,講義毎に行う小テストでの評価が70点,実技における運動実施及びその報告(心拍数)の評価が30点,これらをあわせた100点法により評価を行う.先述の評価方法により60点以上取得すること.※なお,昨今の社会情勢により対面授業が可能となった場合,実技授業の回数によっては,実技テストによる評価を行う場合がある
【後期】
バドミントンに関する実技テストが70点,授業への取り組む意欲・態度による評価が30点,これらをあわせた100点法により評価を行う.病気や怪我等,やむを得ない事情による長期見学・欠席のある学生に対しては別途レポート課題を課す.先述の評価方法により60点以上取得すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス(授業の進め方など) 1.体育の授業の進め方を理解できる.ストレッチやトレーニングメニューの内容について理解することができる.
2週 トレーニング原理
ストレッチ・トレーニング1
2.トレーニング原理について正しく理解することができる.安全に配慮し,実技を実践することができる.
3週 トレーニングにおける身体の仕組み
ストレッチ・トレーニング2
3.トレーニングにおける身体の仕組みについて正しく理解することができる.トレーニング原理を理解した上で,実技を実践することができる.
4週 トレーニングに必要な筋肉
ストレッチ・トレーニング3
4.トレーニングに必要な筋肉について正しく理解することができる.身体の仕組みを理解した上で,実技を実践することができる.
5週 トレーニングとメンタル
ストレッチ・トレーニング4
5.トレーニングとメンタルについて正しく理解することができる.各部位を意識しながら,実技を実践することができる.
6週 健康と幸福
ストレッチ・トレーニング5
6.健康と幸福について正しく理解することができる.1ヶ月継続した実技による身体の反応の変化を心拍数や強度の感覚により知ることができる.
7週 スポーツと救急手当
ストレッチ・トレーニング6
7.救急手当についての知識・方法を正しく理解することができる.実技における強度の変化に対応して,実技を実践することができる.
8週 スポーツと応急手当
ストレッチ・トレーニング7
8.スポーツ傷害(外傷、障害)について,定義を理解するとともに,予防法や対処法についての知識を身につけることができる.継続的に実技に取り組むことができる.
2ndQ
9週 スポーツと熱中症・アレルギー
ストレッチ・トレーニング8
9.熱中症やアナフィラキーショックについて,予防法や対処法についての知識を身につけることができる.継続的に実技に取り組むことができる.
10週 心の変化
ストレッチ・トレーニング9
10.自分の心の変化について理解し,心身共に健康に過ごすための知識を身につけることができる.継続的に実技に取り組むことができる.
11週 身体の変化
ストレッチ・トレーニング10
11.自分の身体の変化について理解し,心身共に健康に過ごすための知識を身につけることができる.継続的に実技に取り組むことができる.
12週 三大栄養素の働き 糖質について
ストレッチ・トレーニング11
12.健康的な食生活の重要性と意義について理解し,糖質の役割についても正しく理解することができる.新しい実技内容においても安全に配慮し,実技を実践することができる.
13週 脂質について
ストレッチ・トレーニング12
13.脂質の役割について正しく理解することができる.継続的に実技に取り組むことができる.
14週 タンパク質について
ストレッチ・トレーニング13
14.タンパク質の役割について正しく理解することができる.継続的に実技に取り組むことができる.
15週 ビタミン、ミネラルについて
ストレッチ・トレーニング14
15.ビタミン、ミネラルの役割について正しく理解することができる.14回の実技を通して,身体の変化や心の変化,自身の行動変容を理解することができる.
16週
後期
3rdQ
1週 体育祭の練習 協力して運営することができる
2週 体育祭に振り替え 積極的に参加することができる
3週 後期の授業内容の説明(安全確認) 授業の事前準備ができる
4週 バドミントン(基本練習) ラケットの基本スイングができる
5週 バドミントン(ハイクリアー、スマッシュ、ドライブ、ドロップ各ショット練習) 試合に必要な打ち方の区別が理解ができる
6週 バドミントン(ハイクリアー、スマッシュ、ドライブ、ドロップ各ショット練習) 試合に必要なショットがうてる
7週 バドミントン(試合形式での練習) 試合に必要なショットがうてる
8週 バドミントン(試合形式での練習) 前時までに身につけたショットを必要に応じて使い分ける
4thQ
9週 持久走及びバドミントン(試合) ダブルスにおいてチームで協力し,試合をスムーズに進める事できる
10週 持久走及びバドミントン(試合) ダブルスにおいてチームで協力し,試合をスムーズに進める事できる
11週 持久走及びバドミントン(試合)チーム戦を行う ダブルスにおいてチームで協力し,試合をスムーズに進める事できる
12週 持久走及びバドミントン試合(技能に関する習熟度の確認) ダブルスにおいてチームで協力し,試合をスムーズに進める事できる
13週 持久走及びバドミントン試合(技能に関する習熟度の確認) ダブルスにおいてチームで協力し,試合をスムーズに進める事できる
14週 持久走及びバドミントン試合(技能に関する習熟度の確認) ダブルスにおいてチームで協力し,試合をスムーズに進める事できる
15週 授業の総括(反省と今後の課題) 年間を通して運動の必要性を理解できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。2
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。2
目標の実現に向けて計画ができる。2
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。2
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。2
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。2
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。2
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。2
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。2
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。2
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。2
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。2
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている2
法令やルールを遵守した行動をとれる。2

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合70003000100
前期配点3500150050
後期配点3500150050