1.母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(繰り返しや相槌、ジェスチャー、アイコンタクトなどのボディランゲージ)を適切に用いながら、積極的にコミュニケーションを図ることができる。
2.日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。他者とコミュニケーションをとるために他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握し、日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。
3.それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識しながら、その国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事象を自分たちの文化と関連付けて説明し、解釈できる。
概要:
海外においてグローバルな視野を養い,語学能力の向上を図る.
授業の進め方・方法:
・本科目の内容は,学習・教育到達目標(A)<視野>および(C)<英語>に対応する.
・次の海外語学実習対象プログラム(以下,実習プログラム),内容および期間で実際に外国語を使用したり異文化を体験し,日報,報告書,発表資料を作成し,発表を行う.
【実習プログラム】鈴鹿工業高等専門学校,他の高等専門学校,国立高等専門学校機構及び営利団体又は公共団体等の期間が主催する実習プログラムとする.営利団体又は公共団体等の機関が主催する実習プログラムの場合は,教務委員会に諮り承認を得るものとする.
【内容】第1学年~第5学年学生が参加出来るプログラムのうち,海外語学実習の目的にふさわしい内容
【期間】8日以上
【日報】毎日,日報を作成すること.
【報告書】海外語学実習終了後に,報告書を作成し提出すること.
【発表】終了後に課外語学実習発表会を開催するので,発表資料を作成し,発表準備を行うこと
・「授業計画」における各週の「到達目標」は,この授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>
「到達目標」1~6の習得の度合いを報告書と発表会のプレゼンテーションで評価する.100点満点で60点以上の得点を取得した場合に目標を達成したことが確認できるように,報告書および発表の評価レベルを設定する.
<学業成績の評価方法および評価基準>
「海外語学実習成績評価基準」に定められた配点に従って,日報(実習状況・実習態度),報告書および発表により成績を評価する.報告書を80%,発表を20%として100点満点で評価し,100-80点を「優」,79-65点を「良」,64-60点を「可」,59点以下を「不可」とする.
<単位修得要件>
総合評価で「可」以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>
・実習を行う地域の社会・文化・生活に関する基礎的事項についての知見,報告書およびプレゼンテーション作成に関する基礎的知識.
・心得(挨拶,お礼など)
<レポート等>
日報を毎日作成すると同時に,実習終了後の報告書も作成し,実習指導責任者の検印(または署名)を受けて,海外語学実習終了後に,担任に提出すること.発表会用に発表資料および発表の準備をすること.
<備考>
・実習プログラムは,第1学年~第5学年学生が参加出来るプログラムのうち,海外語学実習の目的にふさわしい内容であること.
・学年末休業期間中に海外語学実習を開始する場合には,海外語学実習の単位を含めること無く課程修了が認められる場合に限るものとし,単位修得の学年は当該学年とする.
・実習には筆記用具,日報,実習先から指定されている物,評定書を持参すること.
・評定書を受け取ったら,担任に提出すること.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。 | 3 | |
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 3 | |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 3 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 3 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。 | 3 | |
英語運用能力向上のための学習 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。 | 3 | |
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。 | 3 | |
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。 | 3 | |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | |
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 3 | |