日本語教育Ⅱ

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 日本語教育Ⅱ
科目番号 0085 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書/教材 上級文法,プリント学習,その他各自使用の辞書
担当教員 西小野 直美

到達目標

感じたこと,考えたことを日本語で思う存分表現できる能力を身につけるとともに,様々な場面でのコミュニケーションを円滑に行う能力を養う.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1これまで身につけた日本語を十分に活用した応用的な口頭発表・意見交換ができる.これまで身につけた日本語を十分に活用した基本的な口頭発表・意見交換ができる.これまでに身につけた日本語を十分に活用した口頭発表・意見交換ができない.
評価項目2これまで身につけた日本語を十分に活用し,様々な日本語の文章の応用的な読解ができる.これまで身につけた日本語を十分に活用し,様々な日本語の文章の基本的な読解ができる.これまで身につけた日本語を十分に活用し,様々な日本語の文章の読解ができない.
評価項目3これまでに身につけた日本語の漢字・語彙・文法を十分に使った応用的な作文ができる.これまでに身につけた日本語の漢字・語彙・文法を十分に使った基本的な作文ができる.これまでに身につけた日本語の漢字・語彙・文法を十分に使った作文ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では,日本語教育ⅠA・ⅠBで学習した内容をさらに発展させ,口頭発表,意見交換,様々な文章の読解,文章の作成を通じて,一層の日本語能力の充実を目指す.また,日本語能力試験N1を視野に入れた学習も行う,
授業の進め方・方法:
・すべての内容は学習・教育目標(A)の<視野>,(C)の<発表>に相当する.
・授業は主に演習形式で行う.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
〈到達目標の評価方法と基準〉上記の「知識・能力」を網羅した問題を1回の中間試験,1回の定期試験と口頭発表,課題で出題し,目標の達成度を評価する.達成度評価における各「知識・能力」の重みは概ね均等とする.合計点の60%の得点で,目標の達成を確認できるレベルの試験を課す.
〈学業成績の評価方法および評価基準〉中間試験・定期試験により70%,口頭発表,課題等の結果を30%として評価する.定期試験で60点に達していない学生については、再試験を行い60点を上限として それぞれの成績に置き換えるものとする。
〈単位修得要件〉学業成績で60点以上を取得すること.
〈あらかじめ要求される基礎知識の範囲〉実際の日常生活において,分からない言葉,ことがらなどをメモしておく.授業で取り扱ったプリント以外にも積極的に日本の小説や評論,新聞やニュース番組などに触れ,豊かな表現力を身につけることが望ましい.なお,本教科は,「日本語教育ⅠA」「日本語教育ⅠB」の学習が基礎となる教科である.
〈課題等〉理解を助けるために,口頭発表課題を与え,発表させるとともに提出させる.日本語能力試験N1取得に向けての演習.
〈備考〉授業だけではなく,日本における実際の日常生活の中において何ごとも「積極的」,「意欲的」に取り組むように努力する.特に,後半の実践授業については,学習者主体の授業になるので,積極的に材料の収集や調査に努め,意欲的に発表を行うこと.なお,学生の習熟度によって内容を適宜変更する場合がある.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 自己紹介
上級文法(事柄について説明する)
1.上級の適切な文を組み立てることができる.
2週 読解
(小論文・文化、習慣の違い)
上級文法(事柄について説明する)
上記1.に同じ. 2.アカデミックライティングにおける文末,文中のスタイルを正しく身に着けることができる.
3週 ディスカッション
(小論文・文化、習慣の違い)
上級文法(事柄について説明する)
上記1.に同じ. 3.テーマに沿った小論文の内容を理解し,口頭で意見を述べ,また他者の意見を聞き,最適解を導く作業ができる.
4週 読解
(小論文・アナログvsデジタル)
上級文法(事柄について説明する)
上記1.に同じ. 4.アカデミックライティングにおける指示表現,接続表現,副詞のスタイルを正しく身に着けることができる.
5週 ディスカッション
(小論文・アナログvsデジタル)
上級文法(事柄について説明する)     
上記1.3.に同じ.
6週 読解
(小論文・自国の教育の特徴と課題)
上級文法(事柄について説明する)     
上記1.に同じ.  5.アカデミックライティングにおける名詞,動詞,い形容詞,な形容詞のスタイルを正しく身に着けることができる.
7週 ディスカッション
(小論文・自国の教育の特徴と課題)
上級文法(主観を含めて説明する)     
上記1.3.に同じ.
8週 中間試験 上記1.2.4.5で学習した内容を正しく理解することができる.
4thQ
9週 読解
(レポート・最も印象に残ったニュース)
上級文法(主観を含めて説明する)     
上記1.に同じ. 6.アカデミックライティングにおける助詞,引用のスタイルを正しく身に着けることができる.
10週 記述
(レポート・最も印象に残ったニュース)
上級文法(主観を含めて説明する)     
上記1.に同じ. 7.「最も印象に残ったニュース」について詳しく調べ、習得した技法を使い簡単なレポートを書くことができる.
11週 読解
(レポート・将来の職業選択)
上級文法(主観を含めて説明する)     
上記1.に同じ. 8.アカデミックライティングにおける数値に関する表現のスタイルを正しく身に着けることができる.
12週 ディスカッション
(レポート・将来の職業選択)
上級文法(主観を含めて説明する)    
上記1.3.に同じ.
13週 読解
(小論文・日本らしさの発見)
上級文法(主観を述べる)     
上記1.に同じ. 9.アカデミックライティングにおける指示表現,接続表現のスタイルを正しく身に着けることができる.
14週 記述
(小論文・日本らしさの発見)
上級文法(主観を述べる)     
上記1.に同じ.10.習得した技法を使い自分の体験に基づいて意見を述べる形式の説得力のある小論文を書くことができる.
15週 発表
(小論文・日本らしさの発見)
上級文法(主観を述べる)     
上記1.に同じ.11.「日本らしさの発見」について,工夫して説得力のある発表をすることができる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題(小論等記述を含む)相互評価態度発表その他合計合計
総合評価割合702000100100200
配点702000100100200