歴史学概論Ⅰ

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 歴史学概論Ⅰ
科目番号 0090 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『新編世界の歴史』北村正義(学術図書出版)・『最新世界史図説タペストリー』帝国書院編集部(帝国書院)・プリント
担当教員 藤野 月子

到達目標

1.イスラム諸国の成立と展開が理解・説明出来る.
2.東南アジア諸国の成立と展開が理解・説明出来る.
3.朝鮮半島の成立と展開が理解・説明出来る.
4.西アジア諸国の成立と展開が理解・説明出来る.
5.アメリカ大陸の古代文明の成立と展開が理解・説明出来る.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1イスラム諸国の成立と展開が深く理解・説明出来る.イスラム諸国の成立と展開が理解・説明出来る.イスラム諸国の成立と展開が理解・説明出来ない.
評価項目2東南アジア諸国の成立と展開が深く理解・説明出来る.東南アジア諸国の成立と展開が理解・説明出来る.東南アジア諸国の成立と展開が理解・説明出来ない.
評価項目3朝鮮半島の成立と展開が深く理解・説明出来る. 朝鮮半島の成立と展開が理解・説明出来る. 朝鮮半島の成立と展開が理解・説明出来ない.
評価項目4西アジア諸国の成立と展開が深く理解・説明出来る.西アジア諸国の成立と展開が理解・説明出来る.西アジア諸国の成立と展開が理解・説明出来ない.
評価項目5アメリカ大陸の古代文明の成立と展開が深く理解・説明出来る. アメリカ大陸の古代文明の成立と展開が理解・説明出来る. アメリカ大陸の古代文明の成立と展開が理解・説明出来ない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代の社会を理解するためには,欧米・東アジアのみならず、世界各地における歴史の展開を理解することが必要不可欠である.このことを通じ,世界を舞台に活躍する国際人としての視野を形成し,ひいては,世界の今後の在り方を自らで模索出来る能力を養うことを目指す.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は学習・教育到達目標に対応する.
・授業は講義形式で行う.講義を聞き、教科書や図説を見つつ、配布したプリントの空欄を埋める.通常授業中には,自己学習の時間も設ける.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>下記授業計画の「到達目標」を網羅した問題を,前期中間・前期末の試験で出題し,目標の達成度を評価する.満点である100%の得点により,目標の達成を確認出来るレベルの試験を課す.
<学業成績の評価方法および評価基準>前期中間・前期末の試験の点数で評価する.ただし,前期中間・前期末の試験について60点に達していない者には再試験をする.再試験の結果が60点を上回った場合には,その成績を60点として置き換える.授業中に世界遺産に関するレポートを2回ほど課し,プリントの提出も行い,それらも評価に加味する.
<単位修得要件>学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>今日の世界で起こっている歴史的な出来事に普段から関心を寄せておくこと.新聞やテレビのニュース等も教材として随時利用する.
<備考>『最新世界史図説タペストリー』は授業に必ず携帯すること.授業での学習時間,及び,予習・復習(試験のための学習も含む)に必要な時間の総計が45時間に相当する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イスラム世界1 ムハンマドの登場 1.イスラム教の成立と展開が理解出来る.
2週 イスラム世界2 イスラム世界の拡大 2.イスラム帝国の成立と展開が理解出来る.
3週 イスラム世界3 周辺のイスラム化1 3.イスラム教の広がりが理解出来る.
4週 イスラム世界4 周辺のイスラム化2 4.アジアとアフリカにおけるイスラム教の広がりが理解出来る.
5週 イスラム世界5 イスラム文化 5.イスラム社会の展開と意義が理解出来る.
6週 イスラム世界6 オスマン帝国 6.西アジアのイスラム化が理解出来る.
7週 イスラム世界7 インドのイスラム化 7.南アジアのイスラム化が理解出来る.
8週 中間試験 上記1~7の内容が理解出来る.
2ndQ
9週 東南アジア世界1 東南アジア諸文明の特色 8.東南アジア諸国の形成と発展が理解出来る.
10週 東南アジア世界2 東南アジア諸国の動向 9.東南アジア諸国のその後の動向が理解出来る.
11週 朝鮮半島1 朝鮮半島諸国の形成 10.朝鮮半島諸国の成立が理解出来る.
12週 朝鮮半島2 朝鮮半島の動向 11.朝鮮半島のその後の動向が理解出来る.
13週 中央アジア 12.中央アジアの遊牧民の歴史が理解出来る.
14週 モンゴル帝国 13.モンゴル帝国の形成と発展が理解出来る.
15週 古代アメリカ 14.古代アメリカの古代文明が理解出来る.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。3
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。3

評価割合

試験課題(レポート・プリント・その他)合計
総合評価割合8020100
配点8020100