技術者倫理入門

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 技術者倫理入門
科目番号 0160 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:松島隆裕『技術者倫理』学術図書出版,2004年. 参考図書:小出泰士『JABEE対応 技術者倫理入門』丸善 2010年。中村昌允『技術者倫理とリスクマネジメント 事故はどうして防げなかったのか?』オーム社、2012年。日本技術士会登録技術者倫理研究会監修. 田岡直規・水野朝夫・橋本義平『技術者倫理 日本の事例と考察 問題点と判断基準を探』丸善出版,2012年. その他授業中適宜指示する.
担当教員 笹岡 伸矢

到達目標

科学の歴史を理解し,技術者に求められる倫理観の概要と法律の基礎的知識,安全性とリスクや知的財産権について理解している。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1技術者のなすことが,社会的実験であることを理解し,社会や自然に及ぼす影響や効果を応用的に認識する.技術者のなすことが,社会的実験であることを理解し,社会や自然に及ぼす影響や効果を基本的に認識する.技術者のなすことが,社会的実験であることを理解し,社会や自然に及ぼす影響や効果を認識できない.
評価項目2技術者はチームワークに配慮し,安全操業,リスクマネージメントが,どのようにすれば可能かを応用的に理解する.技術者はチームワークに配慮し,安全操業,リスクマネージメントが,どのようにすれば可能かを基本的に理解する.技術者はチームワークに配慮し,安全操業,リスクマネージメントが,どのようにすれば可能かを理解できない.
評価項目3法令の存在理由,その遵守の必然性を応用的に納得する.中でも製造物責任法を応用的に理解する. 法令の存在理由,その遵守の必然性を基本的に納得する.中でも製造物責任法を基本的に理解する. 法令の存在理由,その遵守の必然性を納得する.中でも製造物責任法をよく理解できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
技術者として社会生活を送る上で必要となる基礎知識や技術者はどうあるべきか等について色々な角度から講義する.
授業の進め方と授業内容・方法:
<授業の内容>
すべての内容は学習・教育到達目標(A)の<技術者倫理>とJABEE基準1.1(b)に相当する.
・授業は講義形式で行う.講義中は集中して聴講する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>下記授業計画の「到達目標」を網羅した期中のレポート(30%)と定期試験(60%)、そして小テスト(10%)を実施して目標の達成度を評価する.各「到達目標」に関する重みは概ね均等とする.
<学業成績の評価方法および評価基準>期中のレポートと期末試験、そして小テストの結果を成績とする.60点に達していない者には再試験をする.
<単位修得要件>レポートと期末試験、小テストの結果によって、学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>「倫理・社会」で学んだ基礎知識が必要である.
<備考>その都度取り上げる参考文献は目を通しておくことが望ましい.

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
前期
1週 イントロダクション、技術者倫理を学ぶ意義 1.技術者が学ぶべき倫理の問題を理解できる.
2週 古代・中世・近代科学史 2.古代から近代にかけての科学史の流れを理解できる.
3週 20世紀と科学 3.20世紀における科学の諸問題を理解できる.
4週 現代と倫理の問題 4.現代において科学の発展とともに発生している様々な問題を理解できる.
5週 地域・国際社会と技術者 5.地域の課題及び国際的問題の解決に向けた技術者の取り組みを理解できる.
6週 工学と倫理 6.科学者・技術者の具体的な取り組みを理解できる.
7週 事例を学ぶ:重大事故の教訓 7.様々な具体的事例について理解できる.
8週 技術者のアイデンティティ 8.技術者とはどういう存在であるのかについて理解できる.
9週 説明責任 9.技術者が負うべき説明責任はあるのかを理解できる.
10週 製造物責任 10.製造物責任を理解できる.
11週 リスクとヒューマンエラー 11.リスクとヒューマンエラーを理解できる
12週 内部告発 12.内部告発を理解できる.
13週 知的財産権 13.知的財産権について理解できる.
14週 予防原則 14.予防原則について理解できる.
15週 事例を学ぶ:ナイロンザイル事件 15.具体的事例として、ナイロンザイル事件について理解できる.
16週

評価割合

試験レポート小テスト態度発表その他合計
総合評価割合603010000100
配点603010000100