保健体育(武道・柔道)

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 保健体育(武道・柔道)
科目番号 0011 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 保健体育(柔道)
担当教員 舩越 一彦,松澤 二一

到達目標

柔道の知識・規則を理解し,受身・投げ技・抑え技などの基本となる技術を正確に体得し,様々な技の特性を理解し自己の能力にあった得意技を反復練習により身に付け,練習・試合の中で実行することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1武道を通じて、周囲の状況と自身の立場に照らし、自らの考えで責任を持って必要な行動の応用ができる。そして、リーダーがとるべき行動や役割を認識し、またリーダーシップの発揮の際には情報収集やチーム内での相談の必要性を理解しながら、適切な方向性に沿った協調行動を促し、その応用ができる。武道を通じて、周囲の状況と自身の立場に照らし、自らの考えで責任を持って必要な行動をとることができる。そして、リーダーがとるべき行動や役割を認識し、またリーダーシップの発揮の際には情報収集やチーム内での相談の必要性を理解しながら、適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。武道を通じて、周囲の状況と自身の立場に照らし、自らの考えで責任を持って必要な行動をとることができない。そして、リーダーがとるべき行動や役割を認識し、またリーダーシップの発揮の際には情報収集やチーム内での相談の必要性を理解しながら、適切な方向性に沿った協調行動を促すことができない。
評価項目2武道を通じて、チームで協調・共同することの意義・効果を認識し、メンバーとしての自らの行動、発言、役割を把握した上で、自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとりながら、当事者意識をもってチームとしての作業を進めることができる。その際、ルールを遵守し、他者のおかれている状況を配慮した行動の応用ができる。武道を通じて、チームで協調・共同することの意義・効果を認識し、メンバーとしての自らの行動、発言、役割を把握した上で、自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとりながら、当事者意識をもってチームとしての作業を進めることができる。その際、ルールを遵守し、他者のおかれている状況を配慮した行動ができる。武道を通じて、チームで協調・共同することの意義・効果を認識し、メンバーとしての自らの行動、発言、役割を把握した上で、自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとりながら、当事者意識をもってチームとしての作業を進めることができる。その際、ルールを遵守し、他者のおかれている状況を配慮した行動ができない。
評価項目3武道を通じて、目標の実現に向けて計画を立て、日常の生活における時間管理、健康管理などを行いながら、その実現に向けて自らを律した行動の応用ができる。武道を通じて、目標の実現に向けて計画を立て、日常の生活における時間管理、健康管理などを行いながら、その実現に向けて自らを律して行動ができる。武道を通じて、目標の実現に向けて計画を立て、日常の生活における時間管理、健康管理などを行いながら、その実現に向けて自らを律して行動ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「柔道」の基本動作の反復練習により,自己の能力にあった得意技を体得させ,相手の動きや技に応じた攻防を工夫し,お互いに協力,教えあいなどにより自主的・意欲的に練習が出来るようにする.また,練習・試合を通じてお互いに相手を尊重し,礼儀正しい態度を養う.
授業の進め方・方法:
前後期共に第1週~第15週までの内容はすべて,学習・教育到達目標(A)<意欲>に相当する.
「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする。
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>
 「知識・能力」の確認を授業時間内に行う.「知識・能力」の重みに関しては,安全な授業進行のため理解力を重視するが,他は概ね均等とする.体育実技・保健と併せた評価結果において60点以上の成績を取得したとき目標を達成したとする.ただし,100点のうち技能以外に個人が授業に対する姿勢(学習意欲,向上心等)を20点程度含むものとする.
<単位修得要件>
 実技科目なので技術の修得が第一条件ですが,学習への取り組む姿勢も含め評価し,60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲> 
入学後ごく簡単な基礎的知識を習得する段階から入るので,頑張る気持ちさえあれば問題はない.
<レポートなど>
改めてレポート等の提出を求めることはないが,初めて経験する授業と思われるので,できればその日に学んだことをノート等に記録しておくと役立つと思われる.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 柔道の意義と特性(安全上の諸注意) 柔道の意義と特性を理解し,積極的に声を出し授業に取り込むことができる.
2週 授業(柔道)目標(ねらい) 授業の内容と方法を理解し,行動することができる.
3週 後受身(単独,2人一組による) 諸々の受け身の基本技能が理解できる
4週 横受身(単独,2人一組による) 諸々の受け身の基本技能が理解できる
5週 前受身,前回り受身 諸々の受け身の基本技能が理解できる
6週 姿勢(自然体,自護体)組み方,歩き方 体の使い方が理解できる
7週 崩し,力の用法,作りと掛け,体さばき 力のかけ方が理解できる
8週 投げ技について(禁止事項,練習の仕方) 投げ技の基本が理解できる
2ndQ
9週 膝車(掛け,横受身,相対動作による受身と掛け) 諸々の投げ技を理解し、受け身と共に安全に行うことができる
10週 大腰(掛け,横受身,相対動作による受身と掛け) 諸々の投げ技を理解し、受け身と共に安全に行うことができる
11週 相対動作による受身,掛け(確認) 諸々の投げ技を理解し、受け身と共に安全に行うことができる
12週 固め技の基本(特色,練習の仕方,禁止事項) 堅め技を基本が理解できる
13週 本袈裟固(基本と応じ方) 諸々の堅め技を理解し、安全に行うことができる
14週 崩袈裟固(基本〈5種類〉と応じ方) 諸々の堅め技を理解し、安全に行うことができる
15週 前期の復習 ここまで取り組んできたことが理解できている
16週
後期
3rdQ
1週 横四方固(基本と応じ方) 諸々の堅め技を理解し、安全に行うことができる
2週 崩上四方固(基本と応じ方) 諸々の堅め技を理解し、安全に行うことができる
3週 抑え技の攻め方について(四つんばいの体勢→頭部から攻めて抑える.) 迎え技についての基本が理解できる
4週 抑え技の攻め方について(横向きの体勢→体側,背面から攻めて抑える.) 迎え技についての基本が理解できる
5週 上四方固(基本と応じ方) 諸々の堅め技を理解し、安全に行うことができる
6週 肩固(基本と応じ方) 諸々の堅め技を理解し、安全に行うことができる
7週 得意技の習得(反復打込,乱取) お互いに技を理解し、安全に取り組むことができる
8週 得意技の連絡変化(得意技→他の技)「例:袈裟固め→横四方固め
お互いに技を理解し、安全に取り組むことができる
4thQ
9週 審判規程の説明,試合における礼法,試合練習 試合時のルールを理解し、安全に取り組みができる
10週 得意技の打込,乱取,試合練習,研究 試合時のルールを理解し、安全に取り組みができる
11週 得意技の打込,乱取,試合練習,研究 試合時のルールを理解し、安全に取り組みができる
12週 得意技の打込,乱取,試合練習,研究 試合時のルールを理解し、安全に取り組みができる
13週 得意技の打込,乱取,試合練習,研究 試合時のルールを理解し、安全に取り組みができる
14週 得意技の打込,乱取,試合練習,研究 試合時のルールを理解し、安全に取り組みができる
15週 授業の総括(反省と今後の課題) 身につけたことを安全に留意して実践できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。1
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。1
目標の実現に向けて計画ができる。1
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。1
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。1
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。1
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。1
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。1
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。1
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。1
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。1
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。1
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている1
法令やルールを遵守した行動をとれる。1

評価割合

実技課題相互評価平常点発表その他合計
総合評価割合80002000100
配点80002000100