歴史Ⅱ

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 歴史Ⅱ
科目番号 0025 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書: 1学年時と同じものを使用する   参考書: 同左
担当教員 藤野 月子,冨田 暁

到達目標

イスラム世界の成立から発展,ヨーロッパ世界の中世から近代にいたるまでの相互の交流と展開,他の地域に与えた影響について理解し,説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
国際社会の一員として,今日の世界の成り立ちと地域の特色を把握する上で基本となる歴史を学習する.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は,学習・教育目標(A)の<視野>に対応する.
・授業は講義形式で行う。講義中は集中して聴講する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>授業内容の「知識・能力」を中間試験および期末試験,課題により評価する.達成度評価における「知識・能力」の重みは概ね均等とする.満点の60%の得点で、目標の達成を確認できるレベルの課題又は試験を課す.
<学業成績の評価方法および評価基準>中間・期末試験結果の平均点を80%,レポート提出と授業態度による平常点を20%とする. 
<単位修得条件>学業成績で60点以上取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>新聞などで現代の世界情勢について一般常識程度の知識はもっておく.
<レポートなど>課題によるレポートを課す.
<備考>歴史の背景にある地域の特色をきちんと理解すること.なお.本教科は後に学習する歴史学概論Ⅰ,Ⅱの基礎となる教科である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の概要、イスラム教の成立 1.イスラム教の起こりとイスラム教についての基本的事項を理解している.
2週 イスラム世界の発展 2.イスラム教がどのように受け継がれ発展したかを理解している.
3週 イスラム世界の変質 3.イスラム世界が発展の過程で、その普遍的側面が重要になってきたことを理解している.
4週 イスラム世界の拡大 4.イスラムの発展がヨーロッパ世界に与えた影響、両世界が緊密に結ばれていることを理解している.
5週 西ヨーロッパ世界の成立 5.ローマ帝国の分裂後、西ヨーロッパがどのように変化し安定していったか理解している.
6週 東ヨーロッパ世界の成立 6.現代につながる東ヨーロッパの民族構成、文化の特色などについて理解している.
7週 西ヨーロッパ封建社会の成立 7.西ヨーロッパにおける封建社会の成立過程とその内容について理解している.
8週 中間試験 目標1~7の内容を説明できる.
2ndQ
9週 十字軍と都市 8.十字軍の遠征がヨーロッパ世界に与えた影響について理解している.
10週 西ヨーロッパ封建社会の崩壊 9.封建社会崩壊の経済的・社会的な必然性とその歴史的な影響について理解している.
11週 西ヨーロッパ中央集権国家の成立 10.西欧民主主義の伝統と絶対王政の成立過程についてについて理解している.
12週 ルネサンスと宗教改革 11.カトリック教会と王権の関係、ルネサンス・宗教改革の内容とその影響について理解している.
13週 大航海時代 12.大航海の動機、それによる西ヨーロッパにおける力関係の変化について理解している.
14週 ヨーロッパ国民国家・主権国家の形成 13.西欧民主主義の発展と国民意識の浸透による国民国家の成立について理解している.
15週 三大革命と産業革命 14.政治的な革命と産業革命の関連と後の時代への影響について理解している.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合80200000100
配点80200000100