技術者倫理入門Ⅰ

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 技術者倫理入門Ⅰ
科目番号 0029 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 技術者倫理 松島隆裕編 学術図書出版
担当教員 奥 貞二

到達目標

科学史,科学技術の特徴,現代日本社会の特徴を理解しており,代表的技術者のモデル,資本主義の特徴,仕事につくことの意味を理解している.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1科学史を学習し,技術との関連を応用的に理解する.科学史を学習し,技術との関連を基本的に理解する.科学史を学習し,技術との関連を理解できない.
評価項目2創造性について詳しく検討し,技術者に求められている設計との関係を応用的に把捉する.創造性について詳しく検討し,技術者に求められている設計との関係を基本的に把捉する.創造性について詳しく検討し,技術者に求められている設計との関係を把捉できない.
評価項目3技術者として企業人として求められているものを,ある企業人本田宗一郎を通して応用的に理解する.技術者として企業人として求められているものを,ある企業人本田宗一郎を通して基本的に理解する.技術者として企業人として求められているものを,ある企業人本田宗一郎を通して理解できない.
評価項目4高専で学んだ知識が,どのように卒業後生かされているかを応用的に理解する.高専で学んだ知識が,どのように卒業後生かされているかを基本的に理解する.高専で学んだ知識が,どのように卒業後生かされているかを理解できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
地球環境を保全し,社会生活を送る上で必要となる基礎知識や,技術者はどうあるべきか等について,色々な角度から講義する.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は学習・教育到達目標(A)の<技術者倫理>とJABEE基準1(1)の(b)に対応する.
・授業は講義形式で行う。講義中は集中して聴講する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>
下記授業計画の「到達目標」を網羅した中間試験,定期試験を1回ずつ実施し,目標の達成度を評価する.
各「到達目標」に関する重みは概ね均等とする.
<学業成績の評価方法および評価基準>合計点の60%の得点で,目標の達成を確認できるレベルの試験を課す.ただし,前期中間試験,前期末試験とも再試験を行わない.
<単位修得要件>前期中間試験,前期末試験での学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>
「倫理・社会」で学んだ基礎知識が必要である.
<レポートなど>特に無し.
<備考>特に無し.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の概要 シラバスの説明
2週 科学の歴史 1 1.科学の歴史 1を理解できる.
3週 科学の歴史 2 2.科学の歴史 2を理解できる.
4週 科学の特徴 3.科学の特徴を理解できる.
5週 科学の本質 4.科学の本質を理解できる.
6週 技術者の特徴 5.技術者の特徴を理解できる.
7週 技術者の心得るべき事柄 6.技術者の心得るべき事柄を理解できる.
8週 中間試験
2ndQ
9週 真の豊かさ 7.真の豊かさを理解できる.
10週 本田宗一郎 8.本田宗一郎の技術者としての卓越性を理解する.
11週 資本主義経済 9.資本主義経済の特徴を理解する.
12週 働くことの意味 職業と呼べる条件 10.働くことの意味 職業と呼べる条件を理解する.
13週 創造性 11.創造性を様々な角度から理解する.
14週 技術者と科学者の違い 12.技術者と科学者の違いを理解する.
15週 第3定常状態 13.第3定常状態を理解する.
16週 期末テスト

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合10000000100
配点10000000100