言語表現学Ⅱ

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 言語表現学Ⅱ
科目番号 0054 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「パスポート国語必携」(桐原書店)参考書:本校指定の電子辞書.
担当教員 熊澤 美弓

到達目標

話すこと,聞くこと,書くこと,敬意表現についての知識を身につけ,コミュニケーションにとって最も大切な「自分の気持ちを正確に相手に伝えること」ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1応用的な話すこと・聞くことの能力を運用することができる.基本的な話すこと・聞くことの能力を運用することができる.話すこと・聞くことの能力を運用することができない.
評価項目2応用的な語彙・文章を書くことの能力を運用することができる.基本的な語彙・文章の書くことの能力を運用することができる.語彙・文章の書くことの能力を運用することができない.
評価項目3応用的な敬意表現を運用することができる.基本的な敬意表現を運用することができる.敬意表現を運用することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
コミュニケーションにおいて最も大切なことは,自分の考えを相手に分かりやすく,正確かつ印象的に伝えることと,自分のもっている情報を相手に正確に効率よく伝えることである.そこで,本授業では,様々な言語表現のための基礎的な能力を身につけることを目標とする.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は学習・教育到達目標(A)の<視野>および(C)の<発表>とJABEE基準1(1)の(a),(f)に対応する.
・授業は講義・演習形式で行う.講義中は集中して聴講する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.

注意点:
<到達目標の評価方法と基準>
下記授業計画の「到達目標」を網羅した中間試験,定期試験を1回ずつ実施する.また,その他レポート,小テスト,口頭発表等で出題し,目標の達成度を評価する.各「到達目標」に関する重みは概ね均等とする.合計点の60%の得点で,目標の達成を確認できるレベルの試験を課す.
<学業成績の評価方法および評価基準>
前期中間試験,前期末試験を60%,自宅学習による提出課題を20%,小テスト・口頭発表等の結果を20%として評価する.ただし,前期中間試験,前期末試験とも再試験を行わない.
<単位修得要件>
前期中間試験,前期末試験,提出課題,小テスト,口頭発表等の結果,学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>
本教科は,国語ⅠA・国語ⅠB・国語Ⅱ・日本文学の,3年次までの国語に関するすべての学習内容が基礎となる教科である.
<レポート等>理解を深めるため,毎回の授業において課題を課す.また,レポートや小テストのための自宅学習を課す.
<備考>本科目はコミュニケーション能力を身につけることを重点において学習する.授業には積極的な取り組むこと,また,授業中のみならず,課題提出を求め,小テストを行うので,日頃の予習復習に力を入れること.なお,本教科は後に学習する言語表現学Ⅱ,言語表現学特論(専攻科)の基礎となる教科である.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 「言語表現学Ⅱ」授業の概要および学習方法の説明 「言語表現学Ⅱ」授業の概要および学習方法の説明
2週 「書くこと」応用編 1 1 「四字熟語」「慣用句」などの基礎知識を踏まえ,「小論文」「手紙文」「履歴書」「志望動機書」などの実用文書の書き方を理解している.
3週 「書くこと」応用編 2 1に同じ
4週 「書くこと」応用編 3 1に同じ
5週 「書くこと」実践編 1 2 実際に様々な文章を書き,注意すべき点や,間違いやすい表現を理解している.
6週 「書くこと」実践編 2 2に同じ
7週 「書くこと」実践編 3
後期中間までの復習
2に同じ
8週 後期中間試験 後期中間試験
4thQ
9週 後期中間試験の解説と総括
「話すこと・聞くこと」応用編 1
3 効果的な表現のための論法について理解している.
10週 「話すこと・聞くこと」応用編2 4 効果的な表現のためのディベートについて理解している.
11週 「話すこと・聞くこと」応用編3 5 効果的な表現のためのコミュニケーションについて理解している.
12週 「敬意表現」実践編 1 6 実際に敬語を使う場面を設定し,注意すべき点や,間違いやすい表現を理解している.
13週 「敬意表現」実践編 2 6に同じ
14週 「話すこと・聞くこと」実践編 1 7 3分間スピーチを行い,よいプレゼンテーションのあり方を理解している.
15週 「話すこと・聞くこと」実践編 2
後期末までの復習
3分間スピーチを行い,よいプレゼンテーションのあり方を理解している.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3

評価割合

試験提出課題・小テスト口頭発表合計
総合評価割合602020100
配点602020100