到達目標
情報の概念とその関連技術,問題解決とモデル化の概念,インターネットの仕組み・ リテラシーについて理解し,情報の収集から情報発信までの一連の流れに沿って適切な方法を選び,利用することができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 情報処理システムの実践的な使い方について説明できる | 情報処理システムのk基本的な使い方について説明できる | 情報処理システムのk基本的な使い方について説明できない |
評価項目2 | インターネットに関する技術的側面を詳細に説明できる | インターネットに関する技術的側面を説明できる | インターネットに関する技術的側面を説明できない |
評価項目3 | コンピュータ内でのデータの表現方法を詳細に説明できる | コンピュータ内でのデータの表現方法を説明できる | コンピュータ内でのデータの表現方法を説明できない |
評価項目4 | コンピュータの仕組みを詳細に説明できる | コンピュータの仕組みを説明できる | コンピュータの仕組みを説明できない |
評価項目5 | コンピュータを使った実際例を詳細に説明できる | コンピュータを使った実際例を説明できる | コンピュータを使った実際例を説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
中学で習った数学や理科が電子情報工学科で学ぶさまざまな科目にどのように関係しているか,また,高専で学ぶ数学や物理がどのように電子情報工学科の専門科目に通じているかを理解し,高専での学習の基礎を身につける.問題解決のためのモデル化の概念について理解し,簡単なモデルを作り,解くことができる能力を身につける.情報化社会の中で生活する上で必要なコンピュータ,ネットワークに基づいたコミュニケーション技術を習得するとともに,関連する技術や法的側面について理解する.また,データと情報の違い,電子情報工学科で学ぶ様々な基礎となる情報の概念や性質について論理的に説明できる能力をつける.
授業の進め方・方法:
・すべての授業内容は,学習・教育到達目標(B)<基礎>に対応する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>上記の「知識・能力」を網羅した問題をレポート,小テスト,中間試験,期末試験で出題し,目標の達成度を評価する.達成度評価における各「知識・能力」の重みは概ね均等とする.評価結果が百点法で60点以上の場合に目標達成とする.
<学業成績の評価方法および評価基準>前期中間,期末の2回の試験を80%,適宜行うレポート,小テストを20%で評価し,100点満点換算した結果を学業成績とする.再試験は行わない.
<単位修得要件>学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>中学校までの数学と理科を理解し,Microsoft-Windowsの基本的な操作ができること.
<レポート等> 随時,レポートなどの課題を課す.
<備考>情報処理センター演習室と教室で講義を実施する.専門科目全般を理解するための基礎教養を与える科目である.本教科は後に学習する情報理論Ⅰ,計算機工学の基礎となる教科である.
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,パスワード,タイピング,Moodleシステム,電子メールの使い方 |
1. 情報処理システムの基本的な使い方について説明できる
|
2週 |
インターネットを支える仕組み(ルーティング,DNS) |
2. インターネットの基本構造について説明できる
|
3週 |
インターネットを支える仕組み(電子メール), ネットワーク上でのコミュニケーション |
3. インターネットに関連するアプリケーションの技術的側面を理解する ネットワーク上で安全にコミュニケーションを取る方法を理解する
|
4週 |
ネットワーク上のセキュリティ |
4. ネットワーク上のセキュリティリスク要因について説明できる
|
5週 |
n進法と補数表現 |
5. n進法と補数表現について理解し,計算ができる
|
6週 |
小数表現と誤差 |
6. 固定小数点、浮動小数点について理解し、IEEE754形式の浮動小数点表現ができる
|
7週 |
さまざまな情報のデジタル化 |
7. アナログな情報の特徴と比較しながらデジタル化された情報の特徴に関して説明できる
|
8週 |
中間試験 |
これまでに学習した内容について説明し, デジタル表現の計算ができる
|
2ndQ |
9週 |
知的財産権 |
8. 知的財産権の基本的な考え方について説明できる
|
10週 |
情報の正しさと情報発信 |
9. 情報の検索,収集,処理,伝達の方法について知る。
|
11週 |
ハードウェアの仕組み(論理演算) |
10. AND等の論理演算を行うことができる
|
12週 |
コンピュータの仕組み(ハードウェア) |
11. コンピュータの基本的な構成を理解する
|
13週 |
コンピュータの仕組み(ソフトウエア) |
12. ソフトウエアの役割について理解する
|
14週 |
問題解決とモデル化 |
13. 簡単な数理モデルを作成し,解くことができる
|
15週 |
情報システムと社会生活 |
14. 情報システムと社会生活の関係について理解する
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | 発表 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
配点 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |