哲学Ⅰ

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 哲学Ⅰ
科目番号 0092 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:なし
担当教員 奥 貞二

到達目標

哲学という言葉の由来,宗教・文学・科学との関係,哲学的思惟,ソクラテス,デカルト哲学の特徴,哲学史の重要性を理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1哲学の誕生,哲学の日本での経過と歴史に触れ,何を学ぶ学問かを応用的に理解する.哲学の誕生,哲学の日本での経過と歴史に触れ,何を学ぶ学問かを基本的に理解する.哲学の誕生,哲学の日本での経過と歴史に触れ,何を学ぶ学問かを理解できない.
評価項目2哲学と他の学問(文学,宗教,科学)の類似点と相違点を理解し,取分け科学との関係を応用的に理解する.哲学と他の学問(文学,宗教,科学)の類似点と相違点を理解し,取分け科学との関係を基本的に理解する.哲学と他の学問(文学,宗教,科学)の類似点と相違点を理解し,取分け科学との関係を理解できない.
評価項目3哲学史を学ぶ必然性を理解し,自ら哲学することができる道を応用的に模索する哲学史を学ぶ必然性を理解し,自ら哲学することができる道を基本的に模索する哲学史を学ぶ必然性を理解し,自ら哲学することができる道を模索できない
評価項目4技術者を志すものが,他者を理解し,世界と自分を問う重要性を応用的に理解する.技術者を志すものが,他者を理解し,世界と自分を問う重要性を基本的に理解する.技術者を志すものが,他者を理解し,世界と自分を問う重要性を理解できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
哲学とは何かについて基本的な理解を得ることを目的とする.
授業の進め方・方法:
<授業の内容>
・すべての内容は,学習・教育目標(A)<視野>,<技術者倫理>と,JABEE基準1.1(a), (b)に対応する.
・授業は講義形式で行う.講義中は集中して聴講する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>下記授業計画の「到達目標」を網羅した中間試験,定期試験を1回ずつ実施し,目標の達成度を評価する.各「到達目標」に関する重みは概ね均等とする.合計点の60%の得点で,目標の達成を確認できるレベルの試験を課す.
<学業成績の評価方法および評価基準>中間試験,期末試験結果の平均値を成績とする.但し,中間試験の評価で60点に達していない学生については再試験を行い,再試験の成績が中間試験の成績を上回った場合には,60点を上限として中間試験の成績を再試験の成績で置き換えるものとする.期末試験については,再試験を行わない.
<単位修得要件>中間試験,期末試験の結果,学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>「倫理・社会」で学んだ基礎知識が必要である.
<レポート等>特に無し.
<備考>その都度取り上げる参考文献は,目を通しておくことが望ましい.本教科は後に専攻科1年で学習する「技術者倫理」の基礎となる教科である.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明
哲学の勉強を始めるにあたって
2週 <哲学>という言葉の由来 1.<哲学>という言葉の由来を理解できる.
3週 <より哲学的である>とは何か 2.<より哲学的である>を理解できる.
4週 哲学と宗教や文学との比較 3.哲学と宗教・文学との類似性と相違点を理解できる.
5週 哲学と科学 4.哲学と科学との類似性と相違点を理解できる.
6週 哲学と科学 4.哲学と科学との類似性と相違点を理解できる.
7週 哲学の愛の側面
8週 中間試験
2ndQ
9週 哲学の原型(1) ソクラテスの場合 5.哲学的思考を理解できる.
10週 哲学の原型(2) デカルトの場合 5.哲学的思考を理解できる.
11週 哲学的探求 5.哲学的思考を理解できる.
12週 哲学的思惟 6.哲学的思惟の特徴を理解できる.
13週 哲学固有の問題 7.哲学固有の問題を理解できる.
14週 西洋哲学の特徴 8.哲学史の重要性を理解できる.
15週 哲学史を学ぶ理由 8.哲学史の重要性を理解できる.
16週 期末テスト

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合10000000100
配点10000000100