心理学Ⅰ

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 心理学Ⅰ
科目番号 0117 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 二宮克己編著「ベーシック心理学第2版」(医歯薬出版) 参考資料:授業時に適宜資料を配布する.
担当教員 市川 倫子

到達目標

1.人が人間環境をどうとらえ、調和をとっているのかについて理解できる。                              2.人間関係とそのかかわり方について理解できる。                                    3.現代社会に生きていくうえで必要である、問題解決する方法、創造の過程について理解できる。                       4.発達に影響を及ぼす要因や、各発達段階での心身の発達の様子を学ぶ中で、人としての生き方を理解できる。                                                                                                

ルーブリック

人が人間環境をどうとらえ,調和をとっているのかについて応用的に理解できる.人が人間環境をどうとらえ,調和をとっているのかについて基本的に理解できる.人が人間環境をどうとらえ,調和をとっているのかについて理解できない.
評価項目2人間関係とそのかかわり方について応用的に理解できる.人間関係とそのかかわり方について基本的に理解できる.人間関係とそのかかわり方について理解できない.
評価項目3現代社会に生きていくうえで必要である,問題解決する方法,創造の過程について応用的に理解できる.現代社会に生きていくうえで必要である,問題解決する方法,創造の過程について基本的に理解できる.現代社会に生きていくうえで必要である,問題解決する方法,創造の過程について理解できない.
評価項目4発達に影響を及ぼす要因や,各発達段階での心身の発達の様子を学ぶ中で,人としての生き方を応用的に理解できる.発達に影響を及ぼす要因や,各発達段階での心身の発達の様子を学ぶ中で,人としての生き方を基本的に理解できる.発達に影響を及ぼす要因や,各発達段階での心身の発達の様子を学ぶ中で,人としての生き方を理解できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 心理学は人の心のはたらきを見つめる学問であり,私たちの生活に密着した学問である.
本授業では,心理学の基礎的・基本的内容を学習する.また,さまざまな体験的な学習を取り上げ,自分自身や他者に対する理解を深める.そして、心理学のおもしろさや重要性を理解してほしい。
授業の進め方・方法:
・すべての内容は,学習・教育目標(A)<視野>とJABEE基準1(1)の(a)に対応する.                                    ・授業は講義・演習形式で行う。講義中は集中して聴講する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>
下記授業計画の「到達目標」を網羅した定期試験を1回実施する.また,その他授業中に行うワークのレポートでも目標の達成度を評価する.各「到達目標」に関する重みは概ね均等とする.合計点の60%の得点で,目標の達成を確認できるレベルの試験を課す.
<学業成績の評価方法および評価基準>
前期末試験を80%,第8講の課題を10%、レポートを10%として評価する.ただし,前期末試験については再試験を行わない.
<単位修得要件>
前期末試験,レポートの結果,学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>
本教科は,始めて学ぶ学生が多いと思われる。テキストの内容を理解する読解力,内容を理解しようとする態度が大切である.
<レポート等>理解を深めるためのワークを適宜実施する.その振り返りレポートを課す.
<備考>本科目は心理学についての一般的知識を理解することを重点において学習する.授業には積極的な取り組むこと.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 脳.知覚と認知1
⑴ 脳の仕組みと働き
⑵ 知覚成立の基礎
1.こころと脳の関係、脳の働きを説明できる
2.知覚世界の不思議について基礎的な内容を説明できる 
2週 知覚と認知2
⑴ 知覚の体制化
⑵ 認知                                                  
3.知覚とこころの関係を理解できる
3週 学習・記憶1
⑴ 学習のプロセス
⑵ 学習を利用した心理療法
4. 学習の成立とその応用について基礎的な内容を説明できる.
4週 学習・記憶2
⑴ 記憶のメカニズム
⑵ 記憶の病理とゆがみ
5.記憶について、基礎的な内容を説明できる。
5週 動機づけ 
⑴ 動機づけと分類
⑵ 欲求
6.動機づけや欲求について、基礎的な内容を説明できる
6週 パーソナリティ1
⑴ パーソナリティの記述
⑵ パーソナリティの調べ方                         
7.パーソナリティーの記述と調べ方を説明できる
7週 パーソナリティ2
⑴ パーソナリティチェック
⑵ パーソナリティの異常と障害
8.パーソナリティーの異常と障害について説明できる.
8週 前半3章のまとめ・課題提出 目標1~8のこれまで学習した内容を説明できる
2ndQ
9週 思考1
思考とは
9.思考について、基礎的な内容を説明できる
10週 思考2
問題解決
10.問題解決について、基礎的な内容を説明できる
11週 思考3 
創造性
11.思考について、基礎的な内容を理解する
12週 発達1 
⑴ 発達の意味・発達段階  
⑵ 乳幼児期から児童期                              
12.人間の発達について、発達の意味や発達段階、児童期までの特徴について説明できる.
13週 発達2 
⑴ 青年期          
⑵ 成人期       
⑶ 高齢期
13.青年期から高齢期までの書く発達段階の特徴を説明できる.
14週 攻撃行動 
⑴ 攻撃行動とは                      
⑵ DVについて                           
14.攻撃行動やDVについて説明できる
15週 人間関係                          
⑴ 対人関係                       
⑵ 対人魅力
15.対人関係の基礎的な内容を説明できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合801000010100
配点801000010100