社会学Ⅱ

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 社会学Ⅱ
科目番号 0184 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:特に指定しない.授業時に適宜,資料を配布する.
担当教員 稲葉 年計,藤野 月子

目的・到達目標

(1)個人を中心に見る視座や,主観性や理解・解釈について,方法論的な意味合いを理解できる.
(2)社会の集合や構造・機能・システムといった視座から社会を捉える見方を理解できる.
(3)経済・宗教・政治・国家・コミュニケーション・社会心理・情報技術などの多次元分野領域横断の考え方を理解できる.
(4)現代社会がいかなる時代かを,構造的・多次元分野横断的に理解できる.
(5)現代社会を思想的に捉えることができる    

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1個人を中心に見る視座や,主観性や理解・解釈について,方法論的な意味合いを応用的に理解できる.個人を中心に見る視座や,主観性や理解・解釈について,方法論的な意味合いを理解できる.個人を中心に見る視座や,主観性や理解・解釈について,方法論的な意味合いを理解できない.
評価項目2社会の集合や構造・機能・システムといった視座から社会を捉える見方を応用的に理解できる.社会の集合や構造・機能・システムといった視座から社会を捉える見方を理解できる.社会の集合や構造・機能・システムといった視座から社会を捉える見方を理解できない.
評価項目3経済・宗教・政治・国家・コミュニケーション・社会心理・情報技術などの多次元分野領域横断の考え方を応用的に理解できる.経済・宗教・政治・国家・コミュニケーション・社会心理・情報技術などの多次元分野領域横断の考え方を理解できる.経済・宗教・政治・国家・コミュニケーション・社会心理・情報技術などの多次元分野領域横断の考え方を理解できない.
評価項目4現代社会がいかなる時代かを,構造的・多次元分野横断的に,応用的に理解できる.現代社会がいかなる時代かを,構造的・多次元分野横断的に理解できる.現代社会がいかなる時代かを,構造的・多次元分野横断的に理解できない.
評価項目5現代社会を思想的に,応用的に捉えることができる. 現代社会を思想的に捉えることができる. 現代社会を思想的に捉えることができない. 

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
社会学の特徴として,ひとつに学際性がある.それは社会を広い視座から捉える手法である.分野を挙げれば,経済・宗教・国家・社会心理・情報技術などと様々ある.また共時性だけでなく,通時的に社会を捉える必要もある.また,個人を中心に捉えるかあるいは,社会を集合として捉えるかという論点もある.現代社会を捉える上で,以上の,領域分野の多次元性/時代性/主観性/システム性を踏まえた体系的な理解,そして思想性が必要性である.
本講義は,よりよく現代社会を生きていくために,以上をわかりやすく考えていく.
授業の進め方と授業内容・方法:
・すべての内容は学習・教育目標(A)<視野>,<技術者倫理>とJABEE基準1(1)(a),(b)に対応する.
・授業は講義形式で行う.講義中は集中して聴講する.できるかぎり,意見交換をしていく.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>  
下記授業計画の「到達目標」を網羅した中間試験,定期試験を1回ずつ実施する.また授業時にリアクションペーパーを課し,合わせて目標の達成度を評価する.各「到達目標」に関する重みは概ね均等とする.合計点の60%以上の得点で,目標の達成を確認する.           
<学業成績の評価方法および評価基準> 
中間試験と定期試験(期末試験)の結果を80%,授業時に課すリアクションペーパーを20%として評価する.
<単位修得要件> 
学業成績で60点以上取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲> 
社会に関心を持とうとすること.
<レポートなど>   
授業時にリアクションペーパーを課す.                                   
<備考>
講義とともに,できるかぎり主体的に参加できるように,意見交換がしやすい授業としたい.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 「社会学」とは何か? 1.イントロダクション.社会学とはいかなる学問なのかについて考えます.
2週 マックス・ヴェーバー 2.社会学の泰斗であるマックス・ヴェーバーの学問について学び,社会学の理解を深めます.
3週 エミール・デュルケム 3.ヴェーバーと並んで社会学の方法論を示したデュルケムの社会学を理解します.
4週 カール・マルクス 4.経済を社会的土台と捉えるマルクスの理論と思想を学びます.
5週 ユルゲン・ハーバーマス 5.コミュニケーション的合理性や討議原理を主張するハーバーマスの理論と思想を考えます.
6週 ニクラス・ルーマン 6.ルーマンを中心に、社会システム理論とその思想について学びます.
7週 イマニュエル・ウォーラーステイン 7.ウォーラーステインの世界システム論から,「世界経済」の「中核」・「半周辺」・「周辺」構造を学びます.
8週 中間試験 4.目標1~7の内容を説明出来る.
4thQ
9週 中間試験の解説,
アンソニー・ギデンズ
9.『近代とはいかなる時代か?』や「再帰性」などについて,ギデンズ社会学を通して学びます.
10週 アクセル・ホネット 10.ハーバーマスの弟子であるホネットの「承認をめぐる闘争」の理論を学びます.
11週 2000年代日本の「社会」(批評)――サブカルと情報環境(アーキテクチャ) 11.近年の歴史社会学的分析とともに、情報社会と近年の日本の社会思想について考えます.
12週 ジャン・ボードリヤール 12.ボードリヤールから,消費社会・情報社会・近代批判の思想について学びます.
13週 情報社会におけるシステムと共同性 13.情報環境(アーキテクチャ)やポストモダンの思想を辿りつつ、情報社会におけるシステムと共同性の思想・理論について考えます.
14週 レギュラシオン・アプローチ 14.制度派の経済学として,レギュラシオン・アプローチを参照しながら,現代社会と経済との関係について,考えます.
15週 全講義のまとめ 15.これまでの授業を振り返りながら,まとめ,議論をし,改めて考えます.
16週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
配点8020100