| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 複数の特性基,不飽和結合,環構造を含む有機化合物の命名を正確にできる. | 複数の特性基を有する有機化合物の命名を正確にできる. | 特性基を1個だけもつ有機化合物の命名を正確にできない. |
評価項目2 | ジアステレオマーの絶対立体配置を決定できる. | CIP則に基づいて原子および原子団に序列をつけ,炭素の絶対立体配置を決定できる. | 鏡像異性体,シス-トランス異性体の定義を説明できない. |
評価項目3 | 複数の不斉炭素をもつ直鎖化合物のFischer投影式を正確に描くことができるとともに、Fischer投影式から不斉炭素の絶対立体配置を決定できる. | 不斉炭素の絶対立体配置を正確に記述した投影式を描くことができる. | Newman投影式,Fischer投影式の意味を説明できない. |
評価項目4 | 協奏的な電子対の動きを含む多段階の有機反応機構を矢印を用いて記述できる. | 協奏的な一段階の反応機構を矢印を用いて記述できる. | 1本の矢印で示される反応機構を記述することができない. |
評価項目5 | 指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | 指定された出発物と反応条件から主生成物の構造を予測できる. | 脂肪族有機ハロゲン化合物の定義を記述できない. |
評価項目6 | 指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | 指定された出発物と反応条件から主生成物の構造を予測できる. | 脂肪族有機ハロゲン化合物の基本的な求核置換反応の形式を記述できない. |
評価項目7 | 指定された出発物から目的物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | 指定された出発物と反応条件から主生成物の構造を予測できる. | 芳香族有機ハロゲン化合物の基本的な求核置換反応の形式を記述できない. |
評価項目8 | 指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | 指定された出発物と反応条件から主生成物の構造を予測できる. | 脂肪族有機ハロゲン化合物の基本的な脱離反応の形式を記述できない. |
評価項目9 | 指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | 指定された出発物と反応条件から主生成物の構造を予測できる. | 脂肪族有機ハロゲン化合物の基本的な反応の形式を記述できない. |
評価項目10 | 指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | 反応条件から主生成物の構造を予測できる. | アルデヒド・ケトンの定義と基本的な性質を記述できない. |
評価項目11 | 指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | 反応条件から主生成物の構造を予測できる. | アルデヒド・ケトンの基本的な求核付加反応の形式を記述できない. |
評価項目12 | 指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | 反応条件から主生成物の構造を予測できる. | アルデヒド・ケトンの基本的な互変異性化反応,エノラートイオン生成反応の形式を記述できない. |
評価項目13 | 指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | 反応条件から主生成物の構造を予測できる. | アルデヒド・ケトンの基本的な酸化・還元反応の形式を記述できない. |
評価項目14 | 指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | 反応条件から主生成物の構造を予測できる. | アルデヒド・ケトンの基本的な反応の形式を記述できない. |
評価項目15 | 複数のカルボン酸の酸性度に序列をつけ、その根拠を説明できる。 | カルボン酸の構造と酸性度の関係について説明できる。 | カルボン酸の定義を記述できない. |
評価項目16 | 指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | 反応条件から主生成物の構造を予測できる. | カルボン酸の基本的な合成反応の形式を記述できない. |
評価項目17 | 指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | 反応条件から主生成物の構造を予測できる. | カルボン酸の基本的な反応の形式を記述できない. |
評価項目18 | 指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | 反応条件から主生成物の構造を予測できる. | カルボン酸エステルおよびカルボン酸アミドの基本的な反応の形式を記述できない. |
評価項目19 | 指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | 反応条件から主生成物の構造を予測できる. | カルボン酸無水物およびカルボン酸ハロゲン化物の基本的な反応の形式を記述できない. |
評価項目20 | 指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | 反応条件から主生成物の構造を予測できる. | アミンの定義および塩基性度について説明できない。 |
評価項目21 | 指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | 反応条件から主生成物の構造を予測できる. | アミンの基本的な反応の形式を記述できない. |
評価項目1a | 右記標準的な到達レベルの目安を達成したうえで,複数の特性基,不飽和結合,環構造,不斉炭素を含む有機化合物を命できる. | CIP則を理解し,比較的簡単な構造をもつ有機化合物の命名に適用することができる. | 特性基の数がを1未満の直鎖化合物の命名をできない. |
評価項目2a | 標準的な到達レベルの目安を達成したうえで,基質の構造や求核試薬の性質,溶媒の極性が有機ハロゲン化物の反応様式や立体化学に及ぼす影響について説明できる. | 脂肪族ハロゲン化物および芳香族ハロゲン化物の求核置換反応,脂肪族ハロゲン化物の脱離反応の機構を説明できる. | 有機ハロゲン化物の求核置換反応,脱離反応の反応形式を記述できない. |
評価項目3a | 右記標準的な到達レベルの目安を達成したうえで,指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | アルデヒド・ケトンへの求核付加反応およびエノール・エノラートイオンを経る有機化学反応の反応機構に基づき,指定された出発物と反応条件から主生成物の構造を予測できる. | アルデヒド・ケトンの合成反応,アルデヒド・ケトンへの求核付加反応およびエノール・エノラートイオンを経る有機化学反応の反応形式を記述できない. |
評価項目4a | 右記標準的な到達レベルの目安を達成したうえで,指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | カルボン酸・カルボン酸誘導体の合成反応,カルボン酸・カルボン酸誘導体のアシル置換反応の反応機構に基づき,指定された出発物と反応条件から主生成物の構造を予測できる. | カルボン酸・カルボン酸誘導体の合成反応,カルボン酸・カルボン酸誘導体のアシル置換反応の反応形式を記述できない. |
評価項目5a | 右記標準的な到達レベルの目安を達成したうえで,指定された出発物から生成物を得るための方法を有機反応機構に基づいて説明することができる. | アミンの合成反応,アミンを出発物とする有機化学反応の反応機構に基づき,指定された出発物と反応条件から主生成物の構造を予測できる. | アミンの合成反応,アミンを出発物とする有機化学反応の反応形式を記述できない. |