歴史Ⅱ

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 歴史Ⅱ
科目番号 0036 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生物応用化学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『新編世界の歴史』北村正義(学術図書出版)・『最新世界史図説タペストリー』帝国書院編集部(帝国書院)
担当教員 重松 正史

到達目標

(1)20世紀以降の科学技術と工業の発達が社会に与えた影響についてその概要を説明出来る.
(2)近現代世界における諸民族や宗教の衝突を学ぶことを通し,異なる文化・民族の共存の重要性を説明出来る.
(3)第一次世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、第一次世界大戦の経過・結果について概要を説明できる.
(4)第二次世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、第二次世界大戦の経過・結果について概要を説明できる.
(5)第二次世界大戦後の世界の政治・経済・社会の歩みについて概要を説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目120世紀以降の科学技術と工業の発達が社会に与えr多影響について、その概要を応用的に理解できる20世紀以降の科学技術と工業の発達が社会に与えた影響についてその概要を理解できる20世紀以降の科学技術と工業の発達が社会に与えた影響についてその概要を理解できない
評価項目2近現代世界における諸民族や宗教の衝突を学ぶことを通し,異なる文化・民族の共存の重要性を応用的に理解できる近現代世界における諸民族や宗教の衝突を学ぶことを通し,異なる文化・民族の共存の重要性を理解できる近現代世界における諸民族や宗教の衝突を学ぶことを通し,異なる文化・民族の共存の重要性を理解できない
評価項目3第一次世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、第一次世界大戦の経過・結果について概要を応用的に理解できる第一次世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、第一次世界大戦の経過・結果について概要を理解できる第一次世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、第一次世界大戦の経過・結果について概要を理解できない
評価項目4第二次世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、第二次世界大戦の経過・結果について概要を応用的に理解できる第二次世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、第二次世界大戦の経過・結果について概要を理解できる第二次世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、第二次世界大戦の経過・結果について概要を理解できない
評価項目5第二次世界大戦後の世界の政治・経済・社会の歩みについて概要を応用的に理解できる第二次世界大戦後の世界の政治・経済・社会の歩みについて概要を理解できる第二次世界大戦後の世界の政治・経済・社会の歩みについて概要を理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
主に20世紀以降の世界史を学ぶ中で,諸民族・諸文化の相互関係についてなるべく多面的に考察し,とくに社会の中で科学技術が果たした役割について知る.また戦争の時代だった20世紀前半が持った意味を考える.そして、戦後の政治・経済・社会の流れについて概略を知る.これらのことを通して,グローバル化が進む現代社会の諸問題に対する関心を高める.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は,学習・教育目標(A)の<視野>に対応する.
・授業は講義形式で行う.講義中は集中して聴講する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
限られた時間の中では限界があるが、世界史の中における日本の位置についても、出来るだけ捉えられるようにする。授業では、資料を含めて毎回プリントを配布する。これに基づいた講義のほか、歴史的映像や映画・絵画などなるべく多面的な教材を用いる。
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>2回の定期考査で最低60%の得点を達成基準とする.
<学業成績の評価方法及び評価基準>2回の定期考査の結果と授業中に課す課題の提出で総合判断する.成績不振者については再試または課題を課す.再試で60点以上または課題を提出した場合は60点を与える.
<単位修得要件>学業成績で60点以上取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>小中学校で学習した歴史分野の知識。
<レポートなど>レポートは特にないが、授業ごとに課題を課す。
<備考>教科書や補助教材の図版や表・グラフの意味を解説するので、これを理解するように努める。なお、本教科は後に学習する歴史学概論Ⅰ・Ⅱの基礎となる教科である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 20世紀初頭における科学技術と工業 1.20世紀初頭における科学技術と工業について基本的な理解が出来る.
2週 日清日露戦争と東アジア 2.日清・日露戦争と東アジアの関係について基本的な理解ができる.
3週 第一次世界大戦 3.第一次世界大戦の原因・経過・結果について基本的な理解が出来る.
4週 1920年代のアメリカとヨーロッパ 4.1920年代のアメリカとヨーロッパの様相と問題点について基本的な理解ができる.
5週 1920年代の日本と東アジア 5.1920年代の日本の様相および東アジアとの関係について基本的な理解ができる.
6週 世界恐慌と1930年代の世界 6.世界恐慌の様相と1930年代の世界に与えた影響について基本的な理解ができる.
7週 ヨーロッパにおける第二次世界大戦 7.ヨーロッパにおける第二次世界大戦について,基本的な理解ができる.
8週 中間試験 目標1~7の内容を説明出来る.
2ndQ
9週 アジアにおける第二次世界大戦(1) 8.アジアにおける第二次世界大戦の経過について,基本的な理解ができる.
10週 アジアにおける第二次世界大戦(2) 9.アジアにおける第二次世界大戦の結果について,基本的な理解ができる.
11週 戦後に残された課題 10.第二次世界大戦が戦後世界に与えた影響について基本的な理解ができる.
12週 冷戦 11.東西対立の様相と結果について基本的な理解が出来る.
13週 アジア・アフリカの独立 12.アジア・アフリカ各国の独立とその後の困難について基本的な理解ができる.
14週 高度経済成長 13.世界・日本における経済の高度成長について基本的な理解ができる.
15週 バブルの時代 14.1990年代以降の世界の動きについて、基本的な理解ができる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合80200000100
配点80200000100