科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 地理
科目番号 0076 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生物応用化学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「新地理A(帝国書院)」「新詳高等地図(帝国書院)」「プリント」
担当教員 鷲野 雅好

到達目標

地理的なものの見方・考え方を習得し,事実の把握だけにとどまらず,いろいろな事象を地理的に考察するこが出来る.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地球の基本事項を理解し,地域ごとの環境の違いを応用的に考察できる.地球の基本事項を理解し,地域ごとの環境の違いを基本的に考察できる.地球の基本事項を理解し,地域ごとの環境の違いを考察できない.
評価項目2国家の領域や国境問題について理解し,諸外国との関わりについて応用的に考察できる.国家の領域や国境問題について理解し,諸外国との関わりについて基本的に考察できる.国家の領域や国境問題について理解し,諸外国との関わりについて考察できない.
評価項目3民族・文化・生活様式の多様性を理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について応用的に考察できる.民族・文化・生活様式の多様性を理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について基本的に考察できる.民族・文化・生活様式の多様性を理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できない.
評価項目4世界の大地形・小地形を理解し,そこでの様々な人間の営みについて応用的に説明できる.世界の大地形・小地形を理解し,そこでの様々な人間の営みについて基本的に説明できる.世界の大地形・小地形を理解し,そこでの様々な人間の営みについて説明できない.
評価項目5世界の気候の基本事項を理解し,土壌・農業との関連性について応用的に説明できる.世界の気候の基本事項を理解し,土壌・農業との関連性について基本的に説明できる.世界の気候の基本事項を理解し,土壌・農業との関連性について説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
人間と自然環境・社会環境との関係を学習することにより,世界各地域や国の現状をを把握し,現代社会の諸問題に対する関心を高める.
また、現代は一国だけでは政治・経済活動が行えないというグローバル化した時代認識の上に立ち、地球的な課題について考え、その解決について考えることが出来るようにする.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は,学習・教育目標(A)の<視野>に対応する.
・授業は講義形式で行う。講義中は集中して聴講する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
・地理的な基本事項である,「地図投影法」「国家の領域」「自然地理(地形・気候)」中心に学習し,産業や地誌的分野については,適宜説明することで対応する.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>4回の定期考査で最低60%の得点を達成基準とする.
<学業成績の評価方法および評価基準>4回の定期考査の結果と課題の提出,授業への取り組みを総合判断する.成績不振者については再試験または課題を課す.再試験で60点以上・課題を提出した場合は60点を与える.
<単位修得要件>学業成績で60点以上を取得すること。
<あらかじめ要求される基礎的事項>小・中学校で学習した地理的分野の知識.
<レポートなど>特になし.
<備考>教科書・プリント・地図帳を用いて授業をするので、事象と事象との結びつきについて理解することに努める.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 世界の食文化・くらし
世界の極値
1.世界の極値(最高気温・最低気温など)から,人々の生活が理解できる.
2週 地球の基本事項(緯度・経度・回帰線・極圏など) 2.地球の基本事項が理解できる.
3週 時差の計算・地図について 3.時差が理解でき、世界のグローバル化について理解できる.
4週 地図投影法(1) 4.円錐・円筒・方位図法が理解できる.
5週 地図投影法(2) 5.正積・正角・正距図法が理解できる.
6週 地理的視野の拡大 6.地図の学習のまとめとして,ヨーロッパ人がどのようにして世界観を拡大していったかを理解できる.
7週 地形図について 7.縮尺の大小が理解できる.
  等高線から地形が読める.
8週 中間考査 目標1~7のこれまでの学習内容を理解し,説明することができる.
2ndQ
9週 国家の領域・国境 8.国家の領域から国境問題について考え,理解できる.
10週 世界の交通・通信 9.世界のグローバル化について理解できる.
11週 自然環境・社会環境 10.環境について理解し,自分の考え方を確立することができる.
12週 大陸移動説・プレートテクトニクス理論 11.地球の成り立ちについて考え理解できる.
13週 世界の大地形(1) 12.安定陸塊・古期造山帯が理解できる.
14週 世界の大地形(2) 13.新期造山帯が理解できる.
15週 内的営力・外的営力
侵食作用・運搬作用・堆積作用
14.外的営力・内的営力を理解し,地形の変化を理解できる.
16週
後期
3rdQ
1週 山地地形(1) 15.褶曲山地・断層地形が理解できる.
2週 山地地形(2) 16.火山地形が理解できる.
3週 平野地形(1) 17.扇状地・三角州・自然堤防などの地形と人々の生活との関わりについて理解できる.
4週 平野地形(2) 18.河岸段丘・洪積台地の形成過程が理解できる.
5週 海岸地形(1) 19.沈水海岸・離水海岸について理解し,人々の生活との関わりについて理解できる.
6週 海岸地形(2) 20.砂州・砂嘴・トンボロの形成過程が理解できる.
7週 その他の地形 21.カルスト地形・珊瑚礁・乾燥地形が理解できる.
8週 中間考査 目標15~21のこれまでの学習内容を理解し,説明することができる.
4thQ
9週 気象・気候
気候因子・気候要素
恒常風
22.気象と気候の違い,気候の三要素(気温・降水量・風),偏西風・貿易風が理解できる.
10週 ケッペンの気候区分 23.ケッペンの気候区分が理解できる.
11週 熱帯気候 24.熱帯気候について理解し,熱帯での生活が理解できる.
12週 温帯気候 25.温帯気候について理解し,温帯での生活が理解できる.
13週 乾燥帯気候 26.乾燥帯気候について理解し,乾燥帯での生活が理解できる.
14週 冷帯・寒帯気候
高山気候
27.冷帯・寒帯・高山気候について理解し,冷帯・寒帯・高山での生活が理解できる.
15週 日本の気候
ハイサーグラフ
28.気候のまとめとして,ハイサーグラフから気候の判定ができる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合10000000100
配点10000000100