到達目標
化学の役割,物質の構成,物質の変化,無機物質に関する知識,原理や用語を理解し,それに伴う物質収支計算や反応式の組み立てができる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 人間生活における化学の役割について正しく理解し説明できる. | 人間生活における化学の役割について理解している. | 人間生活における化学の役割について理解していない. |
評価項目2 | 物質の構成や変化について正しく理解し説明できる. | 物質の構成や変化について理解している. | 物質の構成や変化について理解していない. |
評価項目3 | 無機物質に関する知識,原理,用語を正しく理解し説明できる. | 無機物質に関する知識,原理,用語を理解している. | 無機物質に関する知識,原理,用語を理解していない. |
評価項目4 | 物質収支計算や化学反応式の組み立てが正しくでき,応用的な問題を解くことができる. | 物質収支計算や化学反応式の組み立てが正しくできる. | 物質収支計算や化学反応式の組み立てが正しくできない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
化学は物質の構造・性質・反応を扱う学問である.本科目では,工業技術者として必要な化学の基礎的な概念及び物質の性質とその理論的な扱いを理解させるとともに,専門教科との関連を配慮しつつ,化学を専攻する学生として化学を学ぶ意欲を喚起することを目標とする.
授業の進め方・方法:
すべての内容は学習・教育到達目標(B)<基礎>に相当する.
「授業計画」における各週の「到達目標」は,この授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>下記授業計画の「到達目標」を網羅した問題を中間試験・定期試験で出題し,目標達成度を評価する.達成度評価における各「知識・能力」の重みは概ね均等とするが,基本的事項を重ねて問うこともある.評価結果が百点法で60点以上の場合に目標の達成とする.
<学業成績の評価方法および評価基準>前期中間,前期末,後期中間(後期第1部,第2部),学年末(後期第1部,第2部)の6回の試験の平均点を本科目の成績として評価する.ただし,学年末を除く4回の試験について60点に達していない者には再試験を課し,その成績が該当する試験の成績を上回った場合には60点を上限として再試験の成績で置き換えるものとする.
<単位修得要件>山本担当分(前期)と(後期第1部),淀谷担当分(後期第2部)の全てについて,中間試験と定期試験の平均点が60点以上取得することで、3単位を修得できるものとする。
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>中学校の数学,理科,及び1年次履修科目「数学A」「数学B」の知識が必要である.
<注意事項>本科目は2年に履修する「化学」および3年次以降に履修する化学系専門科目を理解するために必要な基礎的内容を多く含むので,長期的な視野を持って授業に臨んでほしい.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業の概要,化学と人間生活 |
1.化学と人間生活との関わりについて理解する
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2週 |
混合物と純物質,物質の三態,混合物の分離・精製,化合物と単体
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2.混合物,純物質,単体,化合物の分類を把握できる
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3週 |
元素,同素体,元素の確認法 |
3.元素,同素体,元素の確認法を理解できる
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4週 |
原子の構造,同位体,原子の電子配置,価電子 |
4.原子の構造や原子の電子配置を理解できる
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5週 |
周期律,周期表,金属,非金属 |
5.周期表と元素の性質の関係を理解している
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6週 |
イオン,イオンの生成とエネルギー,イオンの大きさ |
6.イオンとその種類,生成について理解できる
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7週 |
イオン結合,組成式,イオン結晶 |
7.イオン結合、イオン結晶について理解できる
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8週 |
前期中間試験 |
8.到達目標1~7に関する内容について説明できる
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2ndQ |
9週 |
共有結合と分子の形成,分子式,電子式,構造式,分子の形
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9.共有結合と分子の形成について理解し,分子式,電子式,構造式により分子構造を表すことができる
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10週 |
配位結合と錯イオン,極性,電気陰性度 |
10.配位結合と錯イオンの形成,極性、電気陰性度について理解できる
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11週 |
分子結晶,分子間結合,共有結晶 |
11.分子間結合と分子結晶について理解し,共有結晶との違いを説明できる
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12週 |
分子からなる物質の利用-無機物質と有機物質 |
12.有機物質と無機物質の違いを理解し,それらの利用例をいくつか挙げることができる
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13週 |
金属結合,金属の特徴,金属の利用,結晶の比較 |
13.金属結合と金属結晶の特徴を理解できる
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14週 |
原子量,分子量,式量,物質量(モル)の概念 |
14.原子量,式量を計算でき,モルの概念を理解できる
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15週 |
溶解と濃度 |
15.溶解現象と溶液について理解し,濃度の計算ができる
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
状態変化と気体の圧力 |
16.状態変化と気体の圧力について理解できる
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2週 |
化学反応式 |
17.化学反応式の書き方を理解し,化学反応を反応式に書き表すことができる
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3週 |
化学反応式と量的関係 |
18.化学反応における物質量を用いた量的計算ができる
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4週 |
化学変化諸法則 |
19.化学変化に関する諸法則について理解できる
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5週 |
酸と塩基 |
20.酸と塩基の性質を理解し,代表的な酸塩基の名称,化学式,価数を答えることができる
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6週 |
水素イオン濃度 |
21.pH計算が出来る
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7週 |
中和と塩 |
22.中和反応と生成する塩について理解できる
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8週 |
中間試験 |
23.到達目標16~22に関する内容について説明できる
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4thQ |
9週 |
中和滴定 |
24.中和滴定について理解し、反応に関する諸量の計算ができる
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10週 |
酸化と還元 |
25.酸化数が計算でき,酸化と還元の定義を理解できる
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11週 |
酸化剤と還元剤の反応 |
26.酸化還元反応や電子の授受について理解出来る
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12週 |
金属のイオン化傾向 |
27.金属のイオン化傾向と酸化還元反応との関連を理解できる
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13週 |
酸化還元反応の利用 |
28.酸化還元反応の利用例について理解できる
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14週 |
電池 |
29.電池の仕組みについて理解し,代表的な電池について電池式や電極反応を書き表せる
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15週 |
電気分解 |
30.電気分解反応について理解し,電極反応を書き表せる
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | 発表 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
配点 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |