保健体育(武道・剣道)

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 保健体育(武道・剣道)
科目番号 0085 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生物応用化学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 保健体育(剣道)
担当教員 細野 信幸

到達目標

保健体育(剣道)の精神を理解し,礼儀作法を身に付け剣道用具を正しく取り扱うことができ,剣道のルール,体さばきや竹刀の振り方などの基本となる技術を習得している.
木刀による剣道基本技稽古(元立ち・掛かり手)9本を習得し、基本技の稽古及び稽古の実践にいかせるよう努力する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1武道を通じて,周囲の状況と自身の立場に照らし,自らの考えで責任を持って必要な行動の応用ができる.そして,リーダーがとるべき行動や役割を認識し,またリーダーシップの発揮の際には情報収集やチーム内での相談の必要性を理解しながら,適切な方向性に沿った協調行動を促し,その応用ができる.武道を通じて,周囲の状況と自身の立場に照らし,自らの考えで責任を持って必要な行動をとることができる.そして,リーダーがとるべき行動や役割を認識し,またリーダーシップの発揮の際には情報収集やチーム内での相談の必要性を理解しながら,適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる.武道を通じて,周囲の状況と自身の立場に照らし,自らの考えで責任を持って必要な行動をとることができない.そして,リーダーがとるべき行動や役割を認識し,またリーダーシップの発揮の際には情報収集やチーム内での相談の必要性を理解しながら,適切な方向性に沿った協調行動を促すことができない.
評価項目2武道を通じて,チームで協調・共同することの意義・効果を認識し,メンバーとしての自らの行動,発言,役割を把握した上で,自身の感情をコントロールし,他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとりながら,当事者意識をもってチームとしての作業を進めることができる.その際,ルールを遵守し,他者のおかれている状況を配慮した行動の応用ができる.武道を通じて,チームで協調・共同することの意義・効果を認識し,メンバーとしての自らの行動,発言,役割を把握した上で,自身の感情をコントロールし,他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとりながら,当事者意識をもってチームとしての作業を進めることができる.その際,ルールを遵守し,他者のおかれている状況を配慮した行動ができる.武道を通じて,チームで協調・共同することの意義・効果を認識し,メンバーとしての自らの行動,発言,役割を把握した上で,自身の感情をコントロールし,他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとりながら,当事者意識をもってチームとしての作業を進めることができる.その際,ルールを遵守し,他者のおかれている状況を配慮した行動ができない.
評価項目3武道を通じて,目標の実現に向けて計画を立て,日常の生活における時間管理,健康管理などを行いながら,その実現に向けて自らを律した行動の応用ができる.武道を通じて,目標の実現に向けて計画を立て,日常の生活における時間管理,健康管理などを行いながら,その実現に向けて自らを律して行動ができる.武道を通じて,目標の実現に向けて計画を立て,日常の生活における時間管理,健康管理などを行いながら,その実現に向けて自らを律して行動ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「剣道」は古来より「礼に始まり,礼に終わる」と言われるように常に礼を尊び厳格な礼儀作法で行われてきたことから,現代,礼儀を重んじる態度を育成するのに特に効果的である.剣道を通じて武道の精神を理解し,楽しく取り組める剣道の指導に心がけたい.
授業の進め方・方法:
前後期共に第1週~第15週までの内容はすべて,学習・教育到達目標(A)<意欲>に相当する.
「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする。
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>
 授業計画の1~30週の確認を授業時間内に行う.また,授業において基本となる技術の習得を確認するための簡単な実技テストも行う.「知識・能力」の重みに関しては,武道の基本となる1.3.8.9.15の項目を重視するが,他は概ね均等とする.体育実技・保健と併せた評価結果において60点以上の成績を取得したとき目標を達成したとする.
<学業成績の評価方法および評価基準>
剣道の成績は体育実技・保健と合わせ,内訳は(剣道)5割,(体育実技・保健)5割,この授業で習得する知識・能力の達成度を評価する.ただし,100点のうち技能以外に個人が授業に対する姿勢(学習意欲,向上心等)を20点程度含むものとする.
<単位修得要件>
 実技科目なので技術の修得が第一条件ですが,学習への取り組む姿勢も含め評価し,60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲> 
入学後ごく簡単な基礎的知識を習得する段階から入るので,頑張る気持ちさえあれば問題はない.
<レポートなど>
改めてレポート等の提出を求めることはないが,初めて経験する授業と思われるので,できればその日に学んだことをノート等に記録しておくと役立つと思われる.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 剣道の意義と特性(安全上の諸注意) 1. 剣道の意義と特性を理解し,積極的に声を出し授業に取り込むことができる.
2週 授業(剣道)目標(ねらい) 2. 授業の内容と方法を理解し,行動することができる.
3週 授業内容と方法(剣道衣・袴の着装及びたたみ方) 3. 剣道用具(剣道衣・袴)の着装に対する理解と,正しく取り扱うことができる.
4週 授業内容と方法(剣道衣・袴の着装及びたたみ方) 3. 剣道用具(剣道衣・袴)の着装に対する理解と,正しく取り扱うことができる.
5週 剣道用具とその取り扱い方法、及び作法 4. 剣道用具(防具)の着装に対する理解と,正しく取り扱うことができる.
6週 防具の着け方(垂・胴・面・小手) 4. 剣道用具(防具)の着装に対する理解と,正しく取り扱うことができる.
7週 竹刀について(竹刀の修繕の仕方) 5. 竹刀の名称の理解と,正しく組み立てることができる.
8週 木刀による剣道基本技稽古法の説明(1・2本目) 6. 木刀を使用し剣道の基本技を習得することができる.
2ndQ
9週 木刀による剣道基本技稽古法(1~4本目) 
礼の仕方(坐礼・立礼)
7. 木刀による基本技稽古を理解する.
礼に対する理解と,正しく行動ができる.
10週 木刀による剣道基本技稽古法(1~6本目)
構えの解説(五行の構えについて)
8. 木刀による基本技稽古を理解する.
構えに対する理解と,実際に正しく構えることができる.
11週 木刀による剣道基本技稽古法(1~9本目)
構えについて(姿勢・竹刀の保持)
8. 木刀による基本技稽古を理解する.
構えに対する理解と,実際に正しく構えることができる.
12週 木刀による剣道基本技稽古法の復習
素振りについての説明及び実践
9. 木刀による基本技稽古を理解する.
素振りに対する理解と,実際に正しく振ることができる.
13週 木刀による剣道基本技稽古法の復習
打撃の基礎修練法(素振り)
9. 木刀による基本技稽古を理解する.
素振りに対する理解と,実際に正しく振ることができる.
14週 木刀による剣道基本技稽古法の復習
体さばきの実際(足運びの練習)
10. 木刀による基本技稽古を理解する.
正しい打突をするために,足運びを理解し,行動することができる.
15週 木刀による剣道基本技稽古法の復習
修練及び試合における始めと終わりの作法

11. 木刀による基本技稽古を理解する.
様々な稽古における,所作を理解し,行動することができる.
16週
後期
3rdQ
1週 木刀による剣道基本技稽古法の復習
稽古方法とその心得(健康と安全)
12. 木刀による基本技稽古を理解する.
稽古方法に対する理解と行動ができる.
2週 木刀による剣道基本技稽古法の復習
基本打突の実際(基本打突について)
13. 木刀による基本技稽古を理解する.
基本的な打ち方(竹刀操作)の心得と説明ができる.
3週 木刀による剣道基本技稽古法の復習
各部位の打突について(打ち方・受け方)
14. 木刀による基本技稽古を理解する.
各部位の打突の理解と,正しい打突ができる.
4週 木刀による剣道基本技稽古法の復習
気・剣・体一致の打突について
15. 木刀による基本技稽古を理解する.
気・剣・体一致の理解と打突ができる.
5週 木刀による剣道基本技稽古法の復習
有効打突を判断する要素
16. 木刀による基本技稽古を理解する.
有効打突の理解と,正しい打突ができる.
6週 木刀による剣道基本技稽古法の復習
応じ技・鍔迫り合い・体当たり
17. 木刀による基本技稽古を理解する.
応じ技・鍔迫り合い等を理解して正しい打突ができる. 
7週 木刀による剣道基本技稽古法の復習
稽古の心得
18. 木刀による基本技稽古を理解する.
稽古に対する心得を理解して,正しく行動することができろ.
8週 木刀による剣道基本技稽古法の復習
試合の心得
18. 木刀による基本技稽古を理解する.
試合に対する心得を理解して,正しく行動することができろ.
4thQ
9週 木刀による剣道基本技稽古法の復習
試合稽古の実践
19. 木刀による基本技稽古を理解する.
試合における所作や技の理解,行動することができる.
10週 木刀による剣道基本技稽古法の復習
試合規則の説明と実践
20. 木刀による基本技稽古を理解する.
試合におけるルールの理解,行動することができる.
11週 木刀による剣道基本技稽古法の復習
試合規則並びに審判規則の理解
21. 木刀による基本技稽古を理解する.
試合におけるルール・審判法の理解,行動することができる.
12週 木刀による剣道基本技稽古法の理解度の確認、試合稽古 22. 木刀による剣道基本技稽古(元立ち・掛かり手)9本を理解と行動ができるか確認する.
13週 木刀による剣道基本技稽古法の理解度の確認、試合稽古 22. 木刀による剣道基本技稽古(元立ち・掛かり手)9本を理解と行動ができるか確認する.
14週 木刀による剣道基本技稽古法の理解度の確認、試合稽古 22. 木刀による剣道基本技稽古(元立ち・掛かり手)9本を理解と行動ができるか確認する.
15週 授業の総括(反省と今後の課題) 23. 授業の内容と方法を理解し,行動することができたか確認する.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

実技課題相互評価平常点発表その他合計
総合評価割合80002000100
配点80002000100