| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 界面とバルクの性質の違いについて根拠をあわせて説明できる. | 界面の種類を説明できる. | 界面の定義を述べられない. |
評価項目2 | ヤング-ラプラスの式に基づいて表面張力の測定方法の一つである毛細管上昇法について説明できる.さらに円環法と滴重法により表面張力の値を求められる. | 表面張力と分枝間相互作用との関係について説明できる. | 表面張力の定義を述べられない. |
評価項目3 | 標準的な到達レベルの目安を達成できた上で,界面過剰と溶質の種類との関係について説明できる. | Gibbsの吸着式を導出することができる. | 溶液中の溶質が気液界面への吸着される現象について述べられない. |
評価項目4 | 標準的な到達レベルの目安を達成できた上で,与えられた実験値より最大吸着体積や吸着の平衡定数を求められる. | LangmuirおよびBETの吸着等温式を導出できる. | LangmuirおよびBETの吸着等温式を記述できない. |
評価項目5 | 標準的な到達レベルの目安を達成できた上で,与えられた実験値より液液界面張力,拡張係数,表面張力に対する各分子間相互作用の寄与を求められる. | Fowkesの式を導出できる. | Fowkesの式を記述できない. |
評価項目6 | 標準的な到達レベルの目安を達成できた上で,各種ぬれの仕事を表面張力を用いて表すことができる. | Youngの式を導出できる. | Youngの式およびぬれの定義を述べられない. |
評価項目7 | 標準的な到達レベルの目安を達成できた上で,臨界ミセル濃度の測定方法とこれを用いた臨界ミセル濃度の計算を行うことができる.また,臨界ミセル濃度を境として界面活性剤水溶液の性質が変化することを根拠をあわせて説明できる. | 界面活性剤のミセル形成に対する濃度依存性について説明できる. | 界面活性剤の構造上の特徴を述べられない. |
評価項目8 | 標準的な到達レベルの目安を達成できた上で,被可溶化物の性質や添加物の可溶化能への影響について予測することができる. | 界面活性剤の示す可溶化の形式を説明できる. | ミセルの構造の述べられない. |
評価項目9 | 標準的な到達レベルの目安を達成できた上で,コロイドの動力学に関する関係式を記述し,計算に用いることができる. | コロイドの実用例について説明することができる. | コロイドの定義と分類を述べられない. |
評価項目10 | 標準的な到達レベルの目安を達成できた上で,ストークスの式に基づいてエマルションを安定化する方法について説明できる. | エマルションの破壊機構について説明できる. | エマルションの定義を述べられない. |
評価項目11 | 標準的な到達レベルの目安を達成できた上で,製造業における乳化の方法と原理を説明できる. | 乳化の機構について説明できる. | 乳化の定義を述べられない. |
評価項目12 | 標準的な到達レベルの目安を達成できた上で,ゲル浸透クロマトグラフィーなど、ゲルの実用例について原理をあわせて説明できる. | ゾル・ゲルの作成方法のついて説明できる. | ゾル・ゲルの定義を述べられない. |
評価項目13 | 標準的な到達レベルの目安を達成できた上で,接着にかかわる分子間相互作用や化学結合を分類し,それらの強さの序列について説明できる. | 接着とぬれの関係について原理をあわせて説明できる. | 界面化学の観点から接着の定義を述べられない. |
評価項目14 | 標準的な到達レベルの目安を達成できた上で,浮遊選鉱など、アワの実用例について原理をあわせて説明できる. | 発泡,消泡の機構について理解し,アワの安定化方法を説明できる. | 界面化学の観点からアワの定義を述べられない. |
評価項目1a | 右記標準的な到達レベルの目安を達成できた上で,与えられた実験値から界面張力や表面張力に対する各分子間相互作用の寄与,拡張係数などの値を求めることができる. | 界面張力(表面張力を含む)に関する関係式を記述することができる. | 界面の定義をべられない. |
評価項目2a | 右記標準的な到達レベルの目安を達成できた上で,ぬれの工業的利用について説明することができる. | Youngの式を導出し,種々の様式のぬれに対してぬれの仕事と表面張力,接触角との関係式を表すことができる. | ぬれの定義を述べられない. |
評価項目3a | 右記標準的な到達レベルの目安を達成できた上で,界面活性剤の利用(可溶化・乳化など)について説明することができる. | 界面活性剤の会合状態の濃度依存性および臨界ミセル濃度について説明できる. | 界面活性剤の構造的特徴および諸性質の意味を述べられない. |
評価項目4a | 右記標準的な到達レベルの目安を達成できた上で,コロイド・エマルションを安定化する方法,コロイドの実用例について説明することができる. | コロイドの諸性質およびコロイドの物理化学に関する関係式を記述することができる. | コロイドの定義を述べられない. |
評価項目5a | 右記標準的な到達レベルの目安を達成できた上で,浮遊選鉱など、アワの実用例について原理をあわせて説明できる. | 発泡,消泡の機構について理解し,アワの安定化方法を説 | 界面化学の観点からアワの定義を述べられない. |