工業英語

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 工業英語
科目番号 0163 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生物応用化学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「ESPにもとづく工業技術英語」野口ジュディ― 深山晶子監修(講談社)
担当教員 高倉 克人

到達目標

工業技術英語で用いられる独特の表現法や技術用語をマスターし,様々なコミュニケーション場面においての言語やコミュニケーションを身につける.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1工業技術英語で用いられる独特の表現法を10項目以上説明できる.工業技術英語で用いられる独特の表現法を1項目以上説明できる.工業技術英語で用いられる独特の表現法を説明できない.
評価項目2様々なコミュニケーション場面において最も適切な英語で説明できる.様々なコミュニケーション場面において英語で説明できる.様々なコミュニケーション場面において英語で説明できない.
評価項目3工業技術英語で用いられる独特の技術用語を適切に使用できる.工業技術英語で用いられる基本的な技術用語を使用できる.工業技術英語で用いられる技術用語を使用できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
工業技術英語は,文法的には概ね平易である反面,一般的な英文に比べて,独特の表現が多々ある.本授業では,工業技術英語を使うための基本的事項を身につけることを目的とする.
授業の進め方・方法:
・第1週~16週までのすべての内容は,学習・教育到達目標(C)<英語>(JABEE基準1.2(f))に対応する.
・授業は講義形式で行う.講義中は集中して聴講する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>下記授業計画の「到達目標」を網羅した問題を前期中間,前期末試験で出題し,これらの得点の平均値に0.8を乗じた点数(80点分)および課題(20点分)を評価点とし,目標の達成度を評価する.各到達目標に関する重みは概ね均等である.合計点の60%の得点で,目標の達成を確認できるレベルの試験および小テストを課す.
<学業成績の評価方法および評価基準>前期中間・前期末試験の平均点に0.8を乗じた点数(80点分)および課題(20点分)で評価する.ただし,前期中間試験の得点が60点に達しない者(無断欠席の者を除く)のうち,希望者には再試験を試験ごとに1回まで実施し,その結果により60点を上限として評価することがある. 
<単位修得要件>学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>基礎的英文法および英語Ⅰ,英語Ⅱで学んだ知識
<レポート等>理解を深めるため,小テスト,レポート課題を与える場合がある.
<備考>授業には,英和辞典を携帯すること.また,短文でよいので,毎日英語に接することが望ましい.本科目は5年に履修する英語Ⅴ,実用英語I,実用英語Ⅱ,また,卒業研究での英文によるアブストラクトの出筆,専攻科での特別研究最終発表における英語による発表に必要な基礎的内容を多く含むので,長期的な視野を持って授業に臨んでほしい.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 英語で書かれたEメールの読み方と書き方 1.英語で書かれたEメールの読み方と書き方について説明できる.
2週 英語で書かれた新製品広告の読み方と書き方 2.英語で書かれた新製品広告の読み方と書き方について説明できる.
3週 英語で書かれたカタログの読み方と書き方 3.英語で書かれたカタログの読み方と書き方について説明できる.
4週 英語で書かれた仕様書の読み方と書き方 4.英語で書かれた仕様書の読み方と書き方について説明できる.
5週 英語で書かれた操作マニュアルの読み方と書き方 5.英語で書かれた操作マニュアルの読み方と書き方について説明できる.
6週 英語で書かれた求人広告の読み方と書き方 6.英語で書かれた求人広告の読み方と書き方について説明できる.
7週 英語で書かれたビジネスレターの読み方と書き方 7.英語で書かれたビジネスレターの読み方と書き方について説明できる.
8週 前期中間試験 これまでに学習した内容を説明することができる.
2ndQ
9週 英語で書かれたオンライン科学雑誌の読み方 8.英語で書かれたオンライン科学雑誌の読み方について説明できる.
10週 英語でのプレゼンテーションの作り方 9.英語でのプレゼンテーションの作り方について説明できる.
11週 英語で書かれた解説書・ホームページの読み方 10.英語で書かれた解説書・ホームページの読み方について説明できる.
12週 英語で書かれた実験報告書の読み方と書き方 11.英語で書かれた実験報告書の読み方と書き方について説明できる.
13週 英語で書かれた実験報告書の読み方と書き方 12.英語で書かれた実験報告書の読み方と書き方について説明できる.
14週 英語で書かれたアブストラクトの読み方と書き方 13.英語で書かれたアブストラクトの読み方と書き方について説明できる.
15週 英語で書かれた特許明細書の読み方と書き方 14.英語で書かれた特許明細書の読み方と書き方について説明できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

試験小テスト・課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合80200000100
配点80200000100