歴史Ⅰ

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 歴史Ⅰ
科目番号 0004 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 材料工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『新編世界の歴史』北村正義(学術図書出版)・『最新世界史図説タペストリー』帝国書院編集部(帝国書院)
担当教員 藤野 月子

到達目標

1.ヨーロッパ中世から絶対主義及び日本における封建時代の歴史的な発展が理解・説明出来る.
2.ヨーロッパ・日本における市民革命及び産業革命の歴史的な意義と相違点が理解・説明出来る.
3.列強の植民地進出及び対立が理解・説明出来る.
4.現代へ繋がる歴史的過程が理解・説明出来る.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ヨーロッパ中世から絶対主義及び日本における封建時代の歴史的な発展が深く理解・説明出来る.ヨーロッパ中世から絶対主義及び日本における封建時代の歴史的な発展が理解・説明出来る.ヨーロッパ中世から絶対主義及び日本における封建時代の歴史的な発展が理解・説明出来ない.
評価項目2ヨーロッパ・日本における市民革命及び産業革命の歴史的な意義と相違点が深く理解・説明出来る.ヨーロッパ・日本における市民革命及び産業革命の歴史的な意義と相違点が理解・説明出来る.ヨーロッパ・日本における市民革命及び産業革命の歴史的な意義と相違点が理解・説明出来ない.
評価項目3列強の植民地進出及び対立が深く理解・説明出来る.古代ギリシアや古代列強の植民地進出及び対立が理解・説明出来る.列強の植民地進出及び対立が理解・説明出来ない.
評価項目4現代へ繋がる歴史的過程が深く理解・説明出来る.現代へ繋がる歴史的過程が理解・説明出来る.現代へ繋がる歴史的過程が理解・説明出来ない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
人類の歴史を学ぶことを通じ,世界を舞台に活躍する国際人として必要な知識を身に付けることを目指す.社会の発展過程を論理的に追究する能力を養うことを目指す.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は学習・教育到達目標(A)の〈視野〉に対応する.
・授業は講義形式で行う.講義を聞き,黒板や教科書・図説を見つつ,配布したプリントの空欄を埋める.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>下記授業計画の「到達目標」を網羅した問題を,中間・期末・学年末の試験で出題し,目標の達成度を評価する.重みは概ね均等とする.満点である100%の得点により,目標の達成を確認出来るレベルの試験を課す.授業中に小テストを出題し,プリントの提出も行い,それらも評価に加味する.
<学業成績の評価方法及び評価基準>前期中間・前期末・後期中間・学年末の試験の平均点で評価する.ただし,前期中間・前期末・後期中間・学年末の試験について60点に達していない者には再試験をする.再試験の結果が60点を上回った場合には,その成績を60点として置き換える.
<単位修得要件>学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>今日の世界で起こっている歴史的な出来事に普段から関心を寄せておくこと.新聞やテレビのニュースなども教材として随時利用する.
<レポートなど>特になし.
<備考>『最新世界史図説タペストリー』は授業に必ず携帯すること.本教科は後に学習する「歴史Ⅱ」の基礎となる教科である.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 世界史とは? 1.歴史を学ぶ意義が理解出来る.
2週 十字軍 2.十字軍が後世にもたらした影響が理解出来る.
3週 中世都市 3.中世都市の構造と特徴が理解出来る.
4週 ビザンツ帝国 4.ビザンツ帝国の構造と特徴が理解出来る.
5週 大航海時代 5.大航海時代が世界に及ぼした影響が理解出来る.
6週 ルネサンス 6.ルネサンスの展開が理解出来る.
7週 宗教改革 7.宗教改革の内容が理解出来る.
8週 中間試験 上記1~7の内容が理解出来る.
2ndQ
9週 絶対主義1 絶対主義とは?イギリスの場合 8.絶対主義の仕組みとイギリスにおける絶対主義の内容が理解出来る.
10週 絶対主義2 フランス・スペイン・ロシアの場合 9.フランス・スペイン・ロシアにおける絶対主義の内容が理解出来る.
11週 江戸時代 10.日本における封建時代の内容が理解出来る.
12週 市民革命1 市民革命とは?イギリスの場合 11.市民革命の仕組みとイギリスにおける市民革命の内容が理解出来る.
13週 市民革命2 アメリカの場合  12.アメリカにおける市民革命の内容が理解出来る.
14週 市民革命3 フランスの場合 13.フランスにおける市民革命の内容が理解出来る.
15週 明治維新 14.日本における明治維新の内容が理解出来る.
16週
後期
3rdQ
1週 産業革命1 産業革命とは?イギリスの場合 15.産業革命の仕組みとイギリスにおける産業革命の内容が理解出来る.
2週 産業革命2 ベルギー・フランスの場合 16.ベルギー・フランスにおける産業革命の内容が理解出来る.
3週 産業革命3 ドイツ・アメリカの場合 17.ドイツ・アメリカにおける産業革命の内容が理解出来る.
4週 産業革命4 ロシア・日本の場合 18.ロシア・日本における産業革命の内容が理解出来る.
5週 植民地1 植民地とは?オスマン帝国の場合 19.植民地の仕組みとオスマン帝国の植民地化が理解出来る.
6週 植民地2 インドの場合 20.インドの植民地化が理解出来る.
7週 植民地3 東南アジアの場合 21.東南アジアの植民地化が理解出来る.
8週 中間試験 上記15~21の内容が理解出来る.
4thQ
9週 植民地4 中国の場合1 22.中国の植民地化が理解出来る.
10週 植民地5 中国の場合2 上記22に同じ.
11週 帝国主義1 帝国主義とは?イギリスの場合 23.帝国主義の仕組みとイギリスにおける帝国主義の内容が理解出来る.
12週 帝国主義2 フランス・ドイツの場合 24.フランス・ドイツにおける帝国主義の内容が理解出来る.
13週 帝国主義3 ロシア・オーストリア・イタリアの場合 25.ロシア・オーストリア・イタリアにおける帝国主義の内容が理解出来る.
14週 帝国主義4 アメリカの場合 26.アメリカにおける帝国主義の内容が理解出来る.
15週 帝国主義5 日本の場合 27.日本における帝国主義の内容が理解出来る.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3前1
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3

評価割合

試験プリント小テスト合計
総合評価割合801010100
配点801010100