現代社会Ⅰ

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 現代社会Ⅰ
科目番号 0005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 材料工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『新地理A』(帝国書院)・『新詳高等地図』(帝国書院)・プリント
担当教員 重松 正史

到達目標

(1)地球の基本事項を理解し,地域ごとの環境の違いを考察出来る.
(2)国際的環境問題を理解し、そのことを通して諸外国との関わりについて考察出来る.
(3)民族・文化・生活様式の多様性を理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察出来る.
(4)世界地図・日本地図ができるまでの過程をしり、世界や日本が発見されたことの意義を考察できる。
(5)災害のあり方と日本人の自然観の特徴を知ることを通して、自然と人間の関連について考察できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地球の基本事項を理解し,地域ごとの環境の違いを応用的に考察出来る.地球の基本事項を理解し,地域ごとの環境の違いを基本的に考察出来る.地球の基本事項を理解し,地域ごとの環境の違いを考察出来る.
評価項目2国際的諸問題の考察を通して,諸外国との関わりについて応用的に考察出来る.国際的諸問題の考察を通して、諸外国との関わりについて基本的に考察出来る.国際的諸問題の考察を通して,諸外国との関わりについて考察出来ない.
評価項目3民族・文化・生活様式の多様性を理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について応用的に考察出来る.民族・文化・生活様式の多様性を理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について基本的に考察出来る.民族・文化・生活様式の多様性を理解し,異なる文化・社会が共存することの重要性について考察出来ない.
評価項目4世界・地球の発見の意義を応用的に説明出来る.世界・地球の発見の意義を基本的に説明出来る.世界・地球の発見の意義を説明出来ない.
評価項目5自然と人間の関連について応用的に説明出来る.自然と人間の関連について基本的に説明出来る.自然と人間の関連について説明出来ない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
人間と自然環境・社会環境の関係を学習することにより,世界各地域や国の現状を把握し,現代社会の諸問題に対する関心を高める.
また,現代は一国だけでは政治・経済活動が行えないというグローバル化した時代認識の上に立ち,地球的な課題について考え,その解決について考えることが出来るようにする.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は,学習・教育目標(A)の<視野>に対応する.
・授業は講義形式で行う.講義中は集中して聴講する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
・世界のできる限り多くの地域を具体的に取り上げ、世界についての認識を広げることに努める
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>4回の定期考査で最低60%の得点を達成基準とする.
<学業成績の評価方法及び評価基準>4回の定期考査の結果と課題の提出,授業への取り組みを総合的に判断する.成績不振者については再試または課題を課す.再試で60点以上及び課題を提出した場合は60点を与える.
<単位修得要件>学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎的事項>小・中学校で学習した地理的分野の知識.
<レポートなど>特になし.
<備考>教科書・地図帳・プリント・映像資料を用いて授業をするので,事象と事象の結び付きについて理解することに努める.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 地球は丸いという考え方の登場
1.古代人の世界観を理解できる
2週 大航海時代と地図 2.マゼランによる世界一周の意義を理解できる
3週 緯度と経度、経度測定の困難と時計 3.緯度・経度の意味と経度測定と時計の関係について理解できる
4週 大黒屋光太夫による世界認識 4.大黒屋光太夫らによる漂流・帰国の意義を理解できる
5週 伊能忠敬による日本地図の作成 5.正確な日本地図作成がどのようになされれたのかを理解できる
6週 グローバル化する世界と日本人の地理認識 6.グローバル化の現状と日本人の地理認識の偏りを理解できる
7週 格差の広がる世界 7.世界的規模で格差が拡大している現状を理解できる
8週 中間考査 上記1~7のこれまでの学習内容を理解し,説明することが出来る.
2ndQ
9週 移民・難民問題と国境 8.移民・難民問題と国境のあり方の関連を理解できる
10週 温暖化する世界 9.温暖化問題の現状について理解できる
11週 乾燥化と水問題 10.乾燥化が進む世界各地の様相と水紛争について理解できる
12週 スーパー台風と高潮 11.熱帯低気圧の巨大化と高潮が地盤沈下する巨大都市にとって持つ意味を理解できる
13週 プラスティックごみ問題 12.プラスティックごみが引き起こす問題について理解できる
14週 地震と噴火 13.巨大地震と巨大噴火がもたらす被害と日本社会の関連について理解できる
15週 日本人の自然観と自然と向き合う課題 14.日本人の自然観の特徴を理解したうえで、自然と向き合う課題について理解できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合70300000100
配点 70300000100