到達目標
1.地理的なものの見方・考え方を習得できる.
2.事実の把握だけにとどまらず,様々な事象を地理的に考察することができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 地理的なものの見方・考え方を深く習得できる. | 地理的なものの見方・考え方を習得できる. | 地理的なものの見方・考え方を深く習得できない. |
評価項目2 | 様々な事象を地理的に深く考察することができる. | 様々な事象を地理的に考察することができる. | 様々な事象を地理的に深く考察することができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
人間と自然環境・社会環境の関係を学習することによって,世界各国や各地域の現状を把握し,現代社会の諸問題に対する関心を高める.
また,現代社会では一国のみで政治的・経済的関係が成立しているわけではなく,互いに関係・影響し合っているというグローバル化・国際化が進展した時代認識のもとで,地球的かつ地域的な諸課題について考え,その解決について考えることができるようにする.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は,学習・教育目標(A)の<視野>に対応する
・授業は講義形式で行う.グループによる自己学習の時間も授業進度や状況に応じて設ける.対面でなく遠隔(オンライン)での授業になった場合は,受講環境に応じた適切な授業方法を用いる.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
・地理的な基本事項である,「地図投影法」,「国家の領域」,「自然地理(地形・気候)」を中心に学習し,産業や地誌的分野については適宜説明を加える.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>下記授業計画の「到達目標」を確認する問題を2回の定期考査で確認し,最低60%の得点を達成基準とする.
<学業成績の評価方法及び評価基準>2回の定期考査の結果および課題の提出ならびに授業への取り組みを総合的に判断する..成績不振者については再試または課題を課す.成績不審者が再試または課題提出をおこなった結果が60点以上になった場合は,その成績を60点として置き換える.
<単位修得要件>学業成績で60点以上を取得すること..
<あらかじめ要求される基礎的事項>小・中学校で学習した地理的分野の知識.新聞やテレビのニュースなども教材として随時利用するので,普段から授業に関連した事項に広く関心を持つこと.
<レポートなど>特になし.
<備考>教科書,地図帳,プリント,画像・映像資料を用いて授業をするので,事象と事象の結び付きについて理解することに努める.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
オリエンテーション 地理を学ぶこととは?
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1.地理を学ぶ意義が理解できる.
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2週 |
地球と時差 |
2.世界各地の特徴的な地理と時差が理解できる.
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3週 |
様々な地図投影法 |
3.地図投影法が理解できる.
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4週 |
地形図の読み取り |
4.地図を読み取ることができる.
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5週 |
地理的視野の拡大 |
5.地理の歴史的な展開が理解できる.
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6週 |
国家と領域 |
6.国家や国境が理解できる.
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7週 |
日本の領土問題 |
7.日本が抱える領土問題が理解できる.
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8週 |
中間試験 |
上記1〜7のこれまでの学習内容を理解し,説明することができる.
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4thQ |
9週 |
京都の地理 |
8.2年生で訪れる京都の歴史的な地理が理解できる.
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10週 |
東南アジアの地理 |
9.2年生で訪れる東南アジアの地理が理解できる.
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11週 |
ヨーロッパの地理 |
10.国際交流で訪れるヨーロッパの地理が理解できる.
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12週 |
アメリカの地理 |
11.国際交流で訪れるアメリカの地理が理解できる.
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13週 |
中国の地理 |
12.国際交流で訪れる中国の地理が理解できる.
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14週 |
三重の地理 |
13.我々が生活する三重県の地理が理解できる.
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15週 |
世界の大地形 |
14.大地形の形成が理解できる.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 課題(小テスト・プリント・その他) | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
配点 | 80 | 20 | 100 |