到達目標
五書体(漢字),仮名,刻字,漢字仮名交じり(調和体)の書,理論的実技的に特徴を理解し,書道史の流れを把握・習得している.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 応用的な書道史,専門用語を理解している. | 基本的な書道史,専門用語を理解している. | 基本的な書道史,専門用語を理解していない. |
評価項目2 | 古典の技法を理解し再現することと,半紙にバランスよく文字を配置して書くことが,両方ともできる. | 古典の技法を理解し再現することと,半紙にバランスよく文字を配置して書くことの,どちらかができる. | 古典の技法を理解し再現することと,半紙にバランスよく文字を配置して書くことが,どちらもできない. |
評価項目3 | 十分に課題・宿題を提出できている. | 課題・宿題を提出できている. | 課題・宿題を全く提出できていない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
書道芸術に対する理解を深め,書道史や表現, 鑑賞の基礎的能力を伸ばし, 書や文字を愛好する心を養う.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は,学習・教育到達目標(A)の<視野>に対応する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
・授業は最初20分~30分に講義を行い,残り時間を書道実技とする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>
「知識・能力」確認を,後期の期末試験と授業中の実技試験で行う.達成度評価における各「知識・能力」の重みは概ね均等とする.合計点の60%の得点で目標達成を確認できるレベルの試験を課す.
授業は書道史・実技を行う.書道史は書道の成立を学ぶ上で重要な要素である.歴史の流れを把握して欲しい.
また書道は書写とは違い,それぞれの書体の技法が重要である.実技は技法の書き分けが重要である.
<学業成績の評価方法および評価基準>学年末試験結果を30%,提出作品を70%として,最終評価とする.
<単位修得要件>試験・実技成績で60点以上を修得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>小・中学校で培われてきた書写力.漢字の読み・書き順.
<備考>最初の授業に中学校まで使用していた書道用具を持参.半紙は各自で購入.ただし『洗濯でおちる墨』は変色するため使用不可.不足のものがあれば,事前準備すること.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス・基礎 |
1.とめ・はね・はらいなど基礎的な技術を確認する.
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2週 |
楷書・初唐の三大家 |
2.初唐の歴史を把握する.
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3週 |
楷書・初唐の三大家 |
3.初唐の歴史と技法を理解する.
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4週 |
楷書・顔真卿 |
4.蚕頭燕尾の技法と影響を理解する.
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5週 |
行書・王羲之 |
5.書聖の歴史と技術を把握する.
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6週 |
行書・空海 |
6.空海の文字の特徴を説明できる.
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7週 |
篆書・隷書 |
7.古代文字の歴史の流れを理解する.
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8週 |
草書・智永 |
8.草書と仮名文字の違いを理解する.
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4thQ |
9週 |
刻字・創作 |
9.筆遣いを刻字で再現する.
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10週 |
刻字・創作 |
10.筆遣いを刻字で再現する.
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11週 |
仮名・基本用筆 |
11.連綿と実線の違いを見分ける.変体仮名を読む.
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12週 |
仮名・行書き |
12.なめらかな文字を誤字なくかける.
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13週 |
仮名・散らし書き |
13.余白と文字構成を無理なく配置する.
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14週 |
調和体・創作 |
14.多文字構成と磨墨を使いこなせるようになる.
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15週 |
調和体・創作 |
15.多文字構成と磨墨を使いこなせるようになる.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 材料系分野 | 製図 | 図面の役割と種類を説明できる。 | 4 | |
線の種類と用途を説明できる。 | 4 | |
品物の投影図を正確にかくことができる。 | 4 | |
製作図のかき方を理解できる。 | 4 | |
図形に寸法を記入することができる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 実技 | 相互評価 | 態度 | 発表 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
配点 | 30 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |