創造工学演習

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 創造工学演習
科目番号 0023 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 材料工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 教科書:各指導教員に委ねる,参考書:各指導教員に委ねる
担当教員 創造活動プロジェクト 担当教員

到達目標

独自性のある工作,実験,調査等の演習課題の遂行を通して,課題に関する基礎的事項,専門知識と実験技術を把握し,習得した知識・能力を超える問題に備えて継続的・自律的に学習し,習得した知識をもとに創造性を発揮し,限られた時間内で計画的に仕事を進め,成果・問題点等を論理的に記述・伝達・討論できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1独自性のある工作,実験,調査等の演習課題の遂行を通して把握した課題に関する基礎的事項,専門知識と実験技術を,その後の問題解決に応用できる.独自性のある工作,実験,調査等の演習課題の遂行を通して,課題に関する基礎的事項,専門知識と実験技術を把握している.独自性のある工作,実験,調査等の演習課題を遂行できない.
評価項目2習得した知識・能力を超える問題に備えて継続的・自律的に学習し,習得した知識をもとに創造性を発揮できる.習得した知識・能力を超える問題に備えて継続的・自律的に学習できる.習得した知識・能力を超える問題に備えて継続的・自律的な学習ができない.
評価項目3限られた時間内で計画的に仕事を進め,成果・問題点等を論理的に記述・伝達・討論できる.限られた時間内で計画的に仕事を進めることができる.限られた時間内で計画的に仕事を進めることができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
独自性のある工作,実験,調査等の課題に対して,目標を設定,演習を通して創造力の幅を広げ,高度な設計技術,エンジニアリングデザイン能力を身に付ける.技術者としてのモチベーション(意欲,情熱,チャレンジ精神など)を涵養し,これまでに学んだ学問・技術の応用能力,課題設定力,創造力,継続的・自律的に学習できる能力,プレゼンテーション能力および報告書作成能力を育成する.
授業の進め方・方法:
・本科目の内容は,学習・教育到達目標(A)<視野>,<意欲>,(B)<専門>,<展開>,(C)<発表>に対応する.
・独自性のある工作,実験,調査等の課題に対して,新規機能,新データ解析,手法,考察等が成果報告書に含まれていること.
・「授業計画」における各週の「到達目標」は,この授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>
「到達目標」1~6の習得の度合いを最終発表会のプレゼンテーションと成果報告書で評価する.100点満点で60点以上の得点を取得した場合に目標を達成したことが確認できるように,それぞれの報告書および発表の評価レベルを設定する.
<学業成績の評価方法および評価基準>
成果報告書を80%,最終発表を20%として100点満点で評価する.
<単位修得要件>
学業成績の評価方法によって,学業成績で60点以上を取得すること. 
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>
演習課題に関する周辺の基礎的事項についての知見,あるいはレポート等による報告書作成に関する基礎的知識.
<レポート等>
原則,成果報告書のみとするが,演習課題を遂行する上で必要な場合には,適宜,指導教員から提出を促されることがある.
<備考>
本教科では,それまでに学習した教科を基礎として,1つのテーマに取り組むことになる.これまでの学習の確認とともに,演習課題に対するしっかりとした計画の下に,自主的に研究を遂行すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.演習課題を進める上で準備すべき事柄を認識し,継続的に学習することができる.
2週 2.演習課題を進める上で解決すべき課題を把握し,その解決に向けて自律的に学習することができる.
3週 3.演習課題のゴールを意識し,計画的に研究を進めることができる.
4週 4.演習課題を進める過程で自らの創意・工夫を発揮することができる.
5週 5.最終発表において,理解しやすく工夫した発表をすることができ,的確な討論をすることができる.
6週 6.成果報告書を論理的に記述することができる.
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。2
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。2
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。2
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。2
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。2
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。2
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。2
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。2
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。2
目標の実現に向けて計画ができる。2
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。2
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。2
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。2
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。2
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。2

評価割合

最終発表成果報告書合計
総合評価割合2080100
配点2080100