独自性のある工作,実験,調査等の演習課題の遂行を通して,課題に関する基礎的事項,専門知識と実験技術を把握し,習得した知識・能力を超える問題に備えて継続的・自律的に学習し,習得した知識をもとに創造性を発揮し,限られた時間内で計画的に仕事を進め,成果・問題点等を論理的に記述・伝達・討論できる.
概要:
独自性のある工作,実験,調査等の課題に対して,目標を設定,演習を通して創造力の幅を広げ,高度な設計技術,エンジニアリングデザイン能力を身に付ける.技術者としてのモチベーション(意欲,情熱,チャレンジ精神など)を涵養し,これまでに学んだ学問・技術の応用能力,課題設定力,創造力,継続的・自律的に学習できる能力,プレゼンテーション能力および報告書作成能力を育成する.
授業の進め方・方法:
・本科目の内容は,学習・教育到達目標(A)<視野>,<意欲>,(B)<専門>,<展開>,(C)<発表>に対応する.
・独自性のある工作,実験,調査等の課題に対して,新規機能,新データ解析,手法,考察等が成果報告書に含まれていること.
・「授業計画」における各週の「到達目標」は,この授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>
「到達目標」1~6の習得の度合いを最終発表会のプレゼンテーションと成果報告書で評価する.100点満点で60点以上の得点を取得した場合に目標を達成したことが確認できるように,それぞれの報告書および発表の評価レベルを設定する.
<学業成績の評価方法および評価基準>
成果報告書を80%,最終発表を20%として100点満点で評価する.
<単位修得要件>
学業成績の評価方法によって,学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>
演習課題に関する周辺の基礎的事項についての知見,あるいはレポート等による報告書作成に関する基礎的知識.
<レポート等>
原則,成果報告書のみとするが,演習課題を遂行する上で必要な場合には,適宜,指導教員から提出を促されることがある.
<備考>
本教科では,それまでに学習した教科を基礎として,1つのテーマに取り組むことになる.これまでの学習の確認とともに,演習課題に対するしっかりとした計画の下に,自主的に研究を遂行すること.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 2 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 2 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 2 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 2 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 2 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 2 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 2 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 2 | |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 2 | |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 2 | |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 2 | |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 2 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 2 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 2 | |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 2 | |