歴史Ⅱ

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 歴史Ⅱ
科目番号 0029 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 材料工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『新編世界の歴史』北村正義(学術図書出版)・『最新世界史図説タペストリー』帝国書院編集部(帝国書院)・プリント
担当教員 藤野 月子

到達目標

1.第一次世界大戦以降の歴史的な意義が理解・説明できる.
2.第二次世界大戦以降の歴史的な意義が理解・説明できる.
3.この時期の日本の在り方が理解・説明できる.
4.現代へ繋がる歴史的過程が理解・説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1第一次世界大戦以降の歴史的な意義が深く理解・説明できる.第一次世界大戦以降の歴史的な意義が理解・説明できる.第一次世界大戦以降の歴史的な意義が理解・説明できない.
評価項目2第二次世界大戦以降の歴史的な意義が深く理解・説明できる.二次世界大戦以降の歴史的な意義が理解・説明できる.二次世界大戦以降の歴史的な意義が理解・説明できない.
評価項目3世界史における同時代の日本の在り方と世界との関係が深く理解・説明できる.世界史における同時代の日本の在り方と世界との関係が理解・説明できる.世界史における同時代の日本の在り方と世界との関係が理解・説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
人類の歴史,特に現代社会に直接繋がっている近現代史を学ぶことを通じ,世界を舞台に活躍する国際人となるために,そして我々が直面する社会の諸問題の解決に取り組むことができるために,重要かつ必要となる知識・視野・思考法を身に付けることを目指すと共に,社会の発展過程を論理的に追究する能力を養うことを目指す.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は学習・教育到達目標(A)の〈視野〉に対応する.
・授業は講義形式で行う.グループによる自己学習の時間も授業進度や状況に応じて設ける.対面でなく遠隔(オンライン)での授業になった場合は,受講環境に応じた適切な授業方法を用いる.
. ・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>下記授業計画の「到達目標」を確認する問題を2回の定期考査で確認し,最低60%の得点を達成基準とする.
<学業成績の評価方法及び評価基準>2回の定期考査の結果および課題の提出ならびに授業への取り組みを総合的に判断する..成績不振者については再試または課題を課す.成績不審者が再試または課題提出をおこなった結果が60点以上になった場合は,その成績を60点として置き換える.
<単位修得要件>学業成績で60点以上を取得すること..
<あらかじめ要求される基礎的事項>小・中学校で学習した地理的分野の知識.また,今日の世界で起こっている歴史的な出来事に普段から関心を寄せておくこと.新聞やテレビのニュースなども教材として随時利用する.
<レポートなど>特になし.
<備考>教科書,地図帳,プリント,画像・映像資料を用いて授業をおこなうが,『最新世界史図説タペストリー』は授業に必ず携帯すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 第一次世界大戦 1.第一次世界大戦の背景や影響が理解できる.
2週 第一次世界大戦とアジア 2.第一次世界大戦時のアジアの様子が理解できる.
3週 ロシア革命と社会主義 3.ロシア革命を通じて社会主義が理解できる.
4週 ヴェルサイユ体制下の欧米諸国 4.ヴェルサイユ体制下の欧米諸国の様子が理解できる.
5週 ヴェルサイユ体制下のアジア 5.ヴェルサイユ体制下のアジアの様子が理解できる.
6週 ファシズムと世界恐慌 6.ファシズム出現の背景と世界恐慌下の世界の様子が理解できる.
7週 日本の帝国主義と軍部の台頭 7.日本における帝国主義と軍部の台頭の様子が理解できる.
8週 中間試験 上記1〜7のこれまでの学習内容を理解し,説明することができる.
2ndQ
9週 第二次世界大戦 8.第二次世界大戦の背景と経過が理解できる.
10週 アジア太平洋戦争 9.アジア太平洋戦争の背景と経過が理解できる.
11週 戦後に残された課題 10.第二次世界大戦やアジア太平洋戦争が戦後世界に与えた影響が理解できる.
12週 冷戦下の世界 11.東西対立と冷戦の内容が理解できる.
13週 冷戦下での多極化 12.冷戦下での世界の多極化の動きが理解できる.
14週 冷戦後の世界 13.冷戦後の世界の動きが理解できる.
15週 現代世界と日本 14.現代の世界と日本の状況や抱える諸問題が理解できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3

評価割合

試験課題(小テスト・プリント・その他)合計
総合評価割合8020100
配点8020100