言語表現学Ⅱ

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 言語表現学Ⅱ
科目番号 0034 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 材料工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「国語表現」(教育出版)参考書:「国語表現演習ノート」(教育出版),本校指定の電子辞書.
担当教員 熊澤 美弓

到達目標

日常生活におけるより良い言語表現について理解し,その上で注意すべき点や間違いやすい点などを認識し,より実践的な知識に基づいた言語表現ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し,論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して,科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる.情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し,論理構成や口頭によるものを含む表現方法を使い,科学技術等に関する自らの意見や考えを伝えることができる.情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し,論理構成や口頭によるものを含む表現方法を使い,科学技術等に関する自らの意見や考えを伝えることができない.
評価項目2他者の口頭によるものを含む表現について,客観的に評価するとともに建設的に助言し,多角的な理解 力,柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに,自己の表現の向上に資することができる.他者の口頭によるものを含む表現について,客観的に評価するとともに,多角的な理解力,柔軟な発想・思考力の涵養に努めることができる.他者の口頭によるものを含む表現について,客観的に評価したり,多角的な理解力,柔軟な発想・思考力の涵養に努めることができない.
評価項目3社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し,その意味や用法を理解できる.また,それらを適切に 用い,社会的コミュニケーションとして実践できる.社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し,その意味や用法を理解し,それらを用いて社会的コミュニケーションとして実践しようと努めることができる.社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し,その意味や用法を理解し,それらを用いて社会的コミュニケーションとして実践することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
より良いコミュニケーションのためには,相手の気持ちを尊重し理解することが重要であり,また,自分の気持ちを的確に伝えることが大切である.そこで,本授業では,自らが取り組む具体的な課題に関する問題点・成果等を論理的に記述し,伝達,討論するための応用能力を身につけることを目標とする.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は学習・教育到達目標(A)の<視野>および(C)の<発表>とJABEE基準1(2)の(a),(f)に対応する.
・授業は講義・演習形式で行う.講義中は集中して聴講する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>
上記の「知識・能力」1~7を網羅した中間試験,定期試験を1回ずつ実施する.また,その他レポート,小テスト,口頭発表等で出題し,目標の達成度を評価する.達成度評価における各「知識・能力」の重みは概ね均等とする.合計点の60%の得点で,目標の達成を確認できるレベルの試験を課す.
<学業成績の評価方法および評価基準>
後期中間試験,学年末試験を60%,自宅学習による提出課題を20%,小テスト・口頭発表等の結果を20%として評価する.ただし,後期中間試験,学年末試験とも再試験を行わない.
<単位修得要件>
後期中間試験,前期末試験,提出課題,小テスト,口頭発表等の結果,学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>
本教科は,国語ⅠA・国語ⅠB・国語Ⅱ・日本文学の3年次までの国語に関するすべての学習内容,および前期の「言語表現学Ⅰ」の学習内容が基礎となる教科である.
<レポートなど>
理解を深めるため,毎回の授業において課題を課す.また,レポートや小テストのための自宅学習,冬期休業中の課題を課す.
<備考>本科目はコミュニケーション能力を身につけることを重点において学習する.授業には積極的な取り組むこと.また,授業中のみならず,課題提出を求め,小テストを行うので,日頃の予習復習に力を入れること.なお,本教科は後に学習する言語表現学特論(専攻科)の基礎となる教科である.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 「言語表現学Ⅱ」授業の概要および学習方法の説明
「話すこと・聞くこと」応用編 3
1.実際の口頭発表を通して,よい発表の仕方と,よい聞き方とは何かを理解している.
2週 「話すこと・聞くこと」応用編 4 上記1に同じ.
3週 「書くこと」応用編 3 2.「四字熟語」「慣用句」などの基礎知識を踏まえ,「小論文」「手紙文」「履歴書」「志望動機書」などの実用文書の書き方を理解している.
4週 「書くこと」応用編 4
「敬意表現」応用編 1

上記2に同じ.
5週 「敬意表現」応用編 2 3.敬意表現の使い分けができる.
6週 「書くこと」実践編 1 4.実際に様々な文章を書き,注意すべき点や,間違いやすい表現を理解している.
7週 「書くこと」実践編 2
後期中間までの復習
上記4に同じ.
8週 後期中間試験 上記1~4の内容を理解し,説明することができる
4thQ
9週 後期中間試験の解説と総括
言葉の背景 1
5.効果的な表現のための論法について理解している.
10週 言葉の背景 2 6.効果的な表現のためのディベートについて理解している.
11週 言葉の背景 3 7.効果的な表現のためのコミュニケーションについて理解している.
12週 「敬意表現」実践編 1 8.実際に敬語を使う場面を設定し,注意すべき点や,間違いやすい表現を理解している.
13週 「敬意表現」実践編 2 上記8に同じ.
14週 「話すこと・聞くこと」実践編 1 9.ディベートを行い,よいプレゼンテーションのあり方を理解している.
15週 「話すこと・聞くこと」実践編 2
後期末までの復習
上記9に同じ.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題・小テスト発表・暗唱合計
総合評価割合602020100
配点602020100