ものづくり実習

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 ものづくり実習
科目番号 0044 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 材料工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 各指導担当者より説明がある.
担当教員 小林 達正

到達目標

2年生前期で習得した機械工作法の知識を基礎として,工具および工作機械を実際に使用したいくつかの材料加工プロセスの習得と工作技術の向上を目指す.穴あけ,ねじ立て,切削,研削,鋳造,溶接などの基本的な作業を自ら行えるようにするのが目的である.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ヤスリ仕上げ,ねじ立てを中心とした機械工作の基本となる手仕上げができ、それを創造工学、卒業研究等に応用できる.ヤスリ仕上げ,ねじ立てを中心とした機械工作の基本となる手仕上げができる.ヤスリ仕上げ,ねじ立てを中心とした機械工作の基本となる手仕上げができない.
評価項目2シェーパ(形削盤)およびフライス盤の基本操作を体得するとともに,炭素鋼ブロックの切削加工ができ、それを創造工学、卒業研究等に応用できる.シェーパ(形削盤)およびフライス盤の基本操作を体得するとともに,炭素鋼ブロックの切削加工ができる.シェーパ(形削盤)およびフライス盤の基本操作ができない.
評価項目3旋盤の基本操作を体得するとともに,簡単な設計図を基にして文鎮を製作ができ,それを創造工学、卒業研究等に応用できる.旋盤の基本操作を体得するとともに,簡単な設計図を基にして文鎮を製作ができる.旋盤の基本操作や、簡単な設計図を基にした加工ができない.
評価項目4砂型の作製,原料溶解,鋳込みなどの鋳造工程を通して,基本的な鋳造ができ,それを創造工学,卒業研究等に応用できる.砂型の作製,原料溶解,鋳込みなどの鋳造工程を理解して,基本的な鋳造ができる.砂型の作製,原料溶解,鋳込みなどの鋳造工程を理解をできず,また,基本的な鋳造ができる.
評価項目5ガス溶接,アーク溶接などの設備の取り扱い方法と基本的な溶接ができ,それを創造工学,卒業研究等に応用できる.ガス溶接,アーク溶接などの設備の取り扱い方法と基本的な溶接ができる.ガス溶接,アーク溶接などの設備の取り扱いおよび基本的な溶接ができない.
評価項目6毎日の作業内容を実習日誌に詳しく記載し,結果について考察を加えるとともに,疑問点についてはある程度自分で調査できる.毎日の作業内容を詳しく実習日誌に記載できる.毎日の作業内容を実習日誌に詳しく報告できない.
評価項目7実習時の安全に配慮し,測定誤差や考察を考慮してノギス・マイクロメーターの使用ができる.実習時の安全に配慮し,正しいノギス・マイクロメーターの使い方ができる.実習時の安全に配慮し,正しいノギス・マイクロメーターの使い方ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
材料技術者には様々な部品,部材を自ら加工,製作する工作技術が求められる.「ものづくり実習」では前期で習得した機械工作法の知識を基礎として,工具および工作機械を実際に使用したいくつかの材料加工プロセスの習得と工作技術の向上を目指す.穴あけ,ねじ立て,切削,研削,鋳造,溶接などの基本的な作業を自ら行えるようにするのが目的である.

授業の進め方と授業内容・方法:
・授業内容は,学習・教育到達目標(B)<専門>および<展開>に対応する.
・ガイダンスおよび実験のまとめを除き,クラスを5 班に分けて,各テーマを2 ~週間かけて行う.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>下記授業計画の「到達目標」1〜6を実習日誌の内容により評価する.評価に関する各項目の重みは同じである.満点の60%の得点で,目標の達成を確認する.
<学業成績の評価方法および評価基準>各実習テーマの日誌を100点満点で採点し,その平均点を100点満点に換算し評価を行う.
<単位修得要件>全てのテーマの実習日誌を提出し,学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>本科目には1年生の材料工学実験の技術や知識や2年前期で学習した機械工作法やを基礎とする.座学で習得した知識を実習により発展的に体得することが必要となる.
<レポートなど>毎回の実習後,実習報告書を記入して提出する.
<備考>第1回目については,安全教育ガイダンスを実施する.実習を行うにあたり指定の作業服,安全靴,安全メガネ,安全帽の着用を義務付ける.重大な怪我や障害を負う危険性の高い作業が多くあるため,実習を受けるにあたっては厳格な規律,真摯な態度,整理整頓を厳守すること.毎回実習報告書を作成し,作業内容等の詳細をレポート形式にて実習日誌に取りまとめて実習終了毎に報告する.実習日誌および報告事項に不備がある場合には再提出を求めることもある.本科目は後の材料工学実験や卒業研究と強く関連する.

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
前期
1週 安全教育ガイダンス
2週 第2週以降はクラス全体を5グループに分け,各グループが5つの実習テーマについて各3週(一部2週)の実習を行う.
3週 ・実習テーマ
①手仕上げ, ②機械仕上げ, ③旋盤, ④鋳造, ⑤溶接
4週 第2週~第4週 テーマ① ①手仕上げ: ヤスリ仕上げ,ねじ立てを中心とした機械工作の基本となる手仕上げができる.
5週 第5週~第7週 テーマ② ②機械仕上げ: シェーパ(形削盤)およびフライス盤の基本操作を体得するとともに,機械工作で使用するブロックの切削加工プロセスができる.
6週 第8週~第10週 テーマ③ ③旋 盤: 旋盤の基本操作を体得するとともに,簡単な設計図を基にして文鎮を製作できる.
7週 第11週~第13週 テーマ④ ④鋳 造: 砂型の作製,原料溶解,鋳込みなどの鋳造工程を通して,基本的な鋳造ができる.
8週 第14週~第15週 テーマ⑤ ⑤溶 接: ガス溶接,アーク溶接などの設備の取り扱い方法と基本的な溶接ができる.
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

評価割合

試験実習日誌相互評価態度発表その他合計
総合評価割合01000000100
配点01000000100