到達目標
材料工学の基礎となる結晶構造を理解し,ガラス細工,顕微鏡組織観察および機械工作法を体験的に学習することで,専門的な実験を実施する上での礎となる基礎知識と技術を習得する.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 結晶系とブラベー格子について説明し,3次元モデルを構築できる. | 結晶系とブラベー格子について説明できる. | 結晶系とブラベー格子について説明できない. |
評価項目2 | ガラス細工の方法を説明し,実験器具を作製できる. | ガラス細工の方法を説明し,切断,曲げなどの基礎的なガラス加工ができる. | ガラス細工の方法を説明できず,基礎的な加工もできない. |
評価項目3 | 金属顕微鏡の構造,取扱い方法を説明し,種々組織の観察い応用できる. | 金属顕微鏡の構造,取扱い方法を説明し,標準組織の観察ができる. | 金属顕微鏡の構造,取扱い方法を説明できず,組織観察もできない. |
評価項目4 | 機械工具の種類,取扱い方法を説明し,種々機械工作に活用できる. | 機械工具の種類,取扱い方法を説明し,各工具を用いた工作ができる. | 機械工具の種類,取扱い方法を説明できず,工具を用いた工作ができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
材料工学の基礎となる結晶構造を理解し,ガラス細工,顕微鏡観察,機械工作に関する基礎技術を習得することで、材料工学を学習するための礎となる知識と技術を習得する。
授業の進め方・方法:
・(1)結晶モデル,(2)ガラス細工,(3)顕微鏡組織観察,(4)機械工作基礎の4テーマについて実験・実習を行う。
・クラスを4つのグループに分け,3週わたって1テーマの実験・実習を行う.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>授業計画の「到達目標」1〜4をレポートの内容により評価する.評価に関する各項目の重みは同じである.各テーマのレポートを100点満点で採点し,以下の3つの要件を満たす場合に目標の達成を確認する.①レポートを期限内に提出すること.②各テーマのレポートの得点が60点以上であること.③全テーマのレポートの平均点が60点以上であること.
<学業成績の評価方法および評価基準>テーマ毎のレポートをそれぞれ100点満点で採点し,全テーマのレポートの平均点により評価する.他人のレポートの全て,あるいは一部を書き写したレポートを提出したことが認められた場合には,レポートを見せた側ならびに写した側の両者の当該レポートの得点を0点とする.また,提出期限を過ぎてレポートを提出した場合ならびに未提出のレポートがある場合には当該レポートの得点を0点とする.なお,<到達目標の評価方法と基準>に記載の①~③の全ての要件を満たさない場合には,レポートの提出および再提出により最終成績を60点以上とする場合がある.
<単位修得要件>全ての実験テーマのレポートが受理され,学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>物理,化学等ですでに履修した基礎知識.また,本教科は1年次の材料工学実験と強く関連している.
<レポートなど>レポートは,各自が所定の書式により,所定の期日までに提出すること.
<備考>本実験は, 創造工学, 卒業研究, 応用物質工学実験(専攻科)および特別研究(専攻科)の基礎となる知識・技術を学習・修得する科目である.以下のことに注意して,実験に取り組むこと.(1)配布資料および実験指導書を予めよく読んでおくこと.(2)作業服(上・下)を正しく着用すること.(3)保護めがねを着用すること.(4)クリエーションセンターでは運動靴,SHARE IIでは体育館シューズを履くこと.(5)実験実習安全必携および実験ノートを持参すること.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス(安全教育,実験概要およびレポートの書き方) |
1. 実験,実習時の安全,安全行動,実験記録の記入法,プレゼンテーション資料の作成方法や報告書のまとめ方を理解できる.
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2週 |
1. 結晶モデル |
2. 結晶の種類と構造を説明できる.
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3週 |
1. 結晶モデル |
上記2
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4週 |
1. 結晶モデル |
上記2
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5週 |
2. ガラス細工 |
3. ガラスを加熱,加工し,ガラス細工の方法を説明できる.
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6週 |
2. ガラス細工 |
上記3
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7週 |
2. ガラス細工 |
上記3
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8週 |
実験報告書作成 |
上記1,2,3
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2ndQ |
9週 |
3. 顕微鏡組織観察 |
4. 金属顕微鏡を用いて標準組織を観察し,結晶組織について説明できる.
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10週 |
3. 顕微鏡組織観察 |
上記4
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11週 |
3. 顕微鏡組織観察 |
上記4
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12週 |
4. 機械工作基礎 |
5. 機械工具を用いて基礎的な機械工作ができる.
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13週 |
4. 機械工作基礎 |
上記5
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14週 |
4. 機械工作基礎 |
上記5
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15週 |
実験結果報告書作成 |
上記1,4,5
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 相互評価 | 態度 | 発表 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
配点 | 0 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |