設計製図Ⅳ

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 設計製図Ⅳ
科目番号 0052 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 材料工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材  教科書:「製図」 原田 昭 他7名 (実教出版)
担当教員 南部 智憲

到達目標

誓約条件に基づいた機械システムの設計を行い, CAD システムを用いて図学の知識を活用した製図を行うことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1CADソフトを運用し,データファイルの種々取扱ができ,CAD作業に応用できる.CADソフトを運用し,データファイルの種々取扱ができる. CADソフトを運用し,データファイルの種々取扱ができない.
評価項目2絶対座標の概念を理解し,応用できる.絶対座標の概念を理解し,活用できる.絶対座標の概念を理解し,活用できない.
評価項目3相対座標の概念を理解し,応用できる.相対座標の概念を理解し,活用できる.相対座標の概念を理解し,活用できない.
評価項目4CADソフトを用いて投影図を製図し,応用できる.CADソフトを用いて投影図を製図できる.CADソフトを用いて投影図を製図できない.
評価項目5CADソフトを用いて等角図を製図し,応用できる.CADソフトを用いて等角図を製図できる.CADソフトを用いて等角図を製図できない.
評価項目6CADソフトを用いて機械製図の設計ができる.CADソフトを用いて機械製図のトレースができる.CADソフトを用いて機械製図のトレースができない.
評価項目7寸法線,引出線を描画し,図形情報を取得し,CAD作業に応用できる.寸法線,引出線を描画し,図形情報を取得できる.寸法線,引出線を描画し,図形情報を取得できない.
評価項目8制約条件に基いて,機械装置を設計し,必要に応じて設計変更ができる.制約条件に基いて,機械装置を設計できる.制約条件に基いて,機械装置を設計できない.
評価項目9CADソフトを用いて設計した機械の部品図を製図し,必要に応じて設計変更ができる.CADソフトを用いて設計した機械の部品図を製図できる.CADソフトを用いて設計した機械の部品図を製図できない.
評価項目10CADソフトを用いて設計した機械の組立図し,必要に応じて設計変更ができる.CADソフトを用いて設計した機械の組立図を製図できる.CADソフトを用いて設計した機械の組立図を製図できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
設計製図は材料工学を専攻する学生にとって重要な基礎科目であり,ものづくりを担う技術者として実践的な知識と技術を習得すべき学問である.設計製図Ⅳでは,「CADの導入と設計の基礎」に関連した項目について学習し,設計概念とCADの基礎的事項の習得をはかる.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は,材料工学科学習・教育目標(B)<専門>に,またJABEE 基準1(1)の(d)(1)に対応する.
・授業は演習形式で行う.講義中は集中して演習する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>下記授業計画の「到達目標」を網羅した問題を中間試験および学年末試験で出題し,目標の達成度を評価する.各項目の重みは概ね均等とする.提示されたレポート課題の全てが受理され,中間試験,期末試験の合計点が満点の60%以上を得点した場合に目標の達成とする.
<学業成績の評価方法および評価基準>中間試験・期末試験の2回の試験(100点満点)の平均点を最終評価点とする.ただし,中間試験が60点に達していない者(無断欠席者は除く)には1回の再試験を課し,再試験の成績が中間試験の成績を上回った場合には,60点を上限として中間試験の成績を再試験の成績で置き換えるものとする.期末試験については再試験を行わない.
<単位修得要件>提示されたレポート課題が全て受理され,学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>本教科は材料工学設計製図Ⅰ~Ⅲでの学習が基礎となる教科である.また,情報処理Ⅰで習得したOSの操作方法も十分理解している必要がある.
<自己学習>授業で保証する学習時間と,予習・復習(中間試験,学年末試験のための学習も含む)およびレポート課題の作成に必要な標準的な学習時間の総計が45時間に相当する学習内容である.
<備考>定期試験では実技試験を行うので,CADの使用方法を確実に習得していただきたい.また,本教科は後に学習する設計製図Ⅴの基礎となる教科である.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の概要説明および図学演習 1. CADソフトを運用し,データファイルの種々取扱ができる.
2週 図学演習1:絶対座標入力 2. 絶対座標の概念を理解し,活用できる.
3週 図学演習2:相対座標入力 3. 相対座標の概念を理解し,活用できる.
4週 部品図のトレース1:投影図 4. CADソフトを用いて投影図を製図できる.
5週 部品図のトレース2:等角図 5. CADソフトを用いて等角図を製図できる.
6週 組立図のトレース1:ラジアル滑り軸受 6. CADソフトを用いて機械製図のトレースができる.
7週 組立図のトレース2:ラジアル滑り軸受 7. 寸法線,引出線を描画し,図形情報を取得できる.
8週 中間試験 これまでに学習した内容を説明し,諸量を求めることができる.
2ndQ
9週 ねじ込み形玉形弁の設計 8. 制約条件に基いて,機械装置を設計できる.
10週 ねじ込み形玉形弁の部品図の製図 9. CADソフトを用いて設計した機械の部品図を製図できる.
11週 ねじ込み形玉形弁の部品図の製図 上記9
12週 ねじ込み形玉形弁の部品図の製図 上記9
13週 ねじ込み形玉形弁の設計組立図の製 10. CADソフトを用いて設計した機械の組立図を製図できる.
14週 ねじ込み形玉形弁の設計組立図の製 上記10
15週 ねじ込み形玉形弁の設計組立図の製 上記10
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合10000000100
配点10000000100