保健体育

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 保健体育
科目番号 0058 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 材料工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:特になし 参考書:ステップアップ高校スポーツ(大修館)
担当教員 宝来 毅

到達目標

自己の能力やチームの課題に適した練習やゲームを通じて個人技能や集団技能を高め,簡単な作戦を生かしたゲームができると共に,ルールを守り,積極的に運動に参加し,健康・安全について理解し体力向上を目指す態度を備えている.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1スポーツを通じて,周囲の状況と自身の立場に照らし,自らの考えで責任を持って必要な行動の応用ができる.そして,リーダーがとるべき行動や役割を認識し,またリーダーシップの発揮の際には情報収集やチーム内での相談の必要性を理解しながら,適切な方向性に沿った協調行動を促し,その応用ができる.スポーツを通じて,周囲の状況と自身の立場に照らし,自らの考えで責任を持って必要な行動をとることができる.そして,リーダーがとるべき行動や役割を認識し,またリーダーシップの発揮の際には情報収集やチーム内での相談の必要性を理解しながら,適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる.スポーツを通じて,周囲の状況と自身の立場に照らし、自らの考えで責任を持って必要な行動をとることができない.そして,リーダーがとるべき行動や役割を認識し,またリーダーシップの発揮の際には情報収集やチーム内での相談の必要性を理解しながら,適切な方向性に沿った協調行動を促すことができない.
評価項目2スポーツを通じて,チームで協調・共同することの意義・効果を認識し,メンバーとしての自らの行動,発言,役割を把握した上で,自身の感情をコントロールし,他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとりながら,当事者意識をもってチームとしての作業を進めることができる.その際,ルールを遵守し,他者のおかれている状況を配慮した行動の応用ができる.スポーツを通じて,チームで協調・共同することの意義・効果を認識し,メンバーとしての自らの行動,発言,役割を把握した上で,自身の感情をコントロールし,他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとりながら,当事者意識をもってチームとしての作業を進めることができる.その際,ルールを遵守し,他者のおかれている状況を配慮した行動ができる.スポーツを通じて,チームで協調・共同することの意義・効果を認識し,メンバーとしての自らの行動,発言,役割を把握した上で,自身の感情をコントロールし,他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとりながら,当事者意識をもってチームとしての作業を進めることができる.その際,ルールを遵守し,他者のおかれている状況を配慮した行動ができない.
評価項目3スポーツを通じて,目標の実現に向けて計画を立て,日常の生活における時間管理,健康管理などを行いながら,その実現に向けて自らを律した行動の応用ができる.スポーツを通じて,目標の実現に向けて計画を立て,日常の生活における時間管理,健康管理などを行いながら,その実現に向けて自らを律して行動ができる.スポーツを通じて,目標の実現に向けて計画を立て,日常の生活における時間管理,健康管理などを行いながら,その実現に向けて自らを律して行動ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
各運動を通じて,基本的な運動能力の向上と基本的技術の習得を図る.ゲームや集団競技において協調性や個人の役割を自覚し,チームの力量に応じた練習やゲームができるようにする.また,実践することによって活動的で豊かな生活を高め,心身の健全な発達を促す.
授業の進め方・方法:
全ての授業内容は,学習・教育到達目標(A)<意欲>に相当する
授業は実技形式で行う
「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で到達する「知識・能力」に相当するものとする
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>学習への意欲・向上心・自主性・問題解決への努力,個人技能(能力,習熟の程度),集団技能(役割,能力,戦術等)を考慮して評価する.評価結果は,百点法で60点以上の場合に目標達成のレベルとする.
<学業成績の評価方法および評価基準>
体育実技においては,平常の学習に取り組む姿勢・意欲等(60点)および実技における評価点(20点)を合わせて80点とし,実技種目に関する知識を問うレポート課題を20点として,100点法で評価する.
<単位修得要件>
 上記評価方法により60点以上取得すること
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>
 バレーボール,サッカーについて,競技上のルールを事前に学習し,覚えておくこと.なお,ルールについては改めてレポート課題にて知識を確認する.
<レポートなど>
 実技種目に関する知識を問うレポート課題を課す.また長期見学・欠席などで,実技評価が困難である学生に対しては別途レポート課題を課す.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス(授業の進め方など) 1.体育の授業の進め方を理解できる.ストレッチやトレーニングメニューの内容について理解することができる.
2週 "トレーニング原理
ストレッチ・トレーニング1"
2.トレーニング原理について正しく理解することができる.安全に配慮し,実技を実践することができる.
3週 "トレーニングにおける身体の仕組み
ストレッチ・トレーニング2"
3.トレーニングにおける身体の仕組みについて正しく理解することができる.トレーニング原理を理解した上で,実技を実践することができる.
4週 "トレーニングに必要な筋肉
ストレッチ・トレーニング3"
4.トレーニングに必要な筋肉について正しく理解することができる.身体の仕組みを理解した上で,実技を実践することができる.
5週 "トレーニングとメンタル
ストレッチ・トレーニング4"
5.トレーニングとメンタルについて正しく理解することができる.各部位を意識しながら,実技を実践することができる.
6週 "健康と幸福
ストレッチ・トレーニング5"
6.健康と幸福について正しく理解することができる.1ヶ月継続した実技による身体の反応の変化を心拍数や強度の感覚により知ることができる.
7週 "スポーツと救急手当
ストレッチ・トレーニング6"
7.救急手当についての知識・方法を正しく理解することができる.実技における強度の変化に対応して,実技を実践することができる.
8週 "スポーツと応急手当
ストレッチ・トレーニング7"
8.スポーツ傷害(外傷、障害)について,定義を理解するとともに,予防法や対処法についての知識を身につけることができる.継続的に実技に取り組むことができる.
2ndQ
9週 "スポーツと熱中症・アレルギー
ストレッチ・トレーニング8"
9.熱中症やアナフィラキーショックについて,予防法や対処法についての知識を身につけることができる.継続的に実技に取り組むことができる.
10週 "心の変化
ストレッチ・トレーニング9"
10.自分の心の変化について理解し,心身共に健康に過ごすための知識を身につけることができる.継続的に実技に取り組むことができる.
11週 "身体の変化
ストレッチ・トレーニング10"
11.自分の身体の変化について理解し,心身共に健康に過ごすための知識を身につけることができる.継続的に実技に取り組むことができる.
12週 "三大栄養素の働き 糖質について
ストレッチ・トレーニング11"
12.健康的な食生活の重要性と意義について理解し,糖質の役割についても正しく理解することができる.新しい実技内容においても安全に配慮し,実技を実践することができる.
13週 "脂質について
ストレッチ・トレーニング12"
13.脂質の役割について正しく理解することができる.継続的に実技に取り組むことができる.
14週 "タンパク質について
ストレッチ・トレーニング13"
14.タンパク質の役割について正しく理解することができる.継続的に実技に取り組むことができる.
15週 "ビタミン、ミネラルについて
ストレッチ・トレーニング14"
15.ビタミン、ミネラルの役割について正しく理解することができる.14回の実技を通して,身体の変化や心の変化,自身の行動変容を理解することができる.
16週
後期
3rdQ
1週 体育祭の練習 協力して運営することができる
2週 体育祭に振り替え 積極的に参加することができる
3週 バレーボール(パスワーク1) オーバーハンド,アンダーハンドでのボールタッチがきちんとできる
4週 バレーボール(パスワーク2,サーブ) 状況に応じてボールコントロールができる
5週 バレーボール(スパイク1) タイミングを覚えてボールタッチができる
6週 バレーボール(スパイク2) 三段攻撃の基礎技術ができる
7週 バレーボール(技術テスト) 基本技能のパスが連続してできる
8週 バレーボール(ゲーム形式の練習) 取り組んできた内容が試合で出せる
4thQ
9週 バレーボール(ゲーム形式の練習) 取り組んできた内容が試合で出せる
10週 バレーボール(ゲーム形式の練習) 取り組んできた技能をチームとして連携できる
11週 バレーボール(トーナメント形式のゲーム) 自分の役割を把握し,他と協力しながら試合ができる
12週 バレーボール(トーナメント形式のゲーム) 自分の役割を把握し,他と協力しながら試合ができる
13週 バレーボール(トーナメント形式のゲーム) 自分の役割を把握し,他と協力しながら試合ができる
14週 バレーボール(トーナメント形式のゲーム) 自分の役割を把握し,他と協力しながら試合ができる
15週 授業の総括(反省と今後の課題) 年間を通して運動の必要性を理解できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合70003000100
配点70003000100