到達目標
「ツァラトゥストラⅠ」を熟読し,哲学者ニーチェの思想を理解する.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | ある哲学書を手がかりに,ツァラとウストラ思想を持つに至った理由を理解する. | ある哲学書を手がかりに,ツァラとウストラ思想を持つに至った理由を概ね理解する. | ある哲学書を手がかりに,ツァラとウストラ思想を持つに至った理由を理解できていない. |
評価項目2 | 人間とは何かを三様の変化から理解する. | 人間とは何かを三様の変化から概ね理解できている. | 人間とは何かを三様の変化から理解できていない. |
評価項目3 | 読むことと書くことの違い、その意味を理解する | 読むことと書くことの違い、その意味を概ね理解できている | 読むことと書くことの違い、その意味を理解できていない |
評価項目4 | 哲学書を正確・精密に読むことにより,自分の生き方の応用的な参考にする. | 哲学書を正確・精密に読むことにより,自分の生き方の基本的な参考に概ね可能だと理解できる | 哲学書を正確・精密に読むことにより,自分の生き方の参考にできない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
ニーチェの「ツァラトゥストラⅠ」を精読しながら,哲学を語る方法を理解し,今後の自分の生き方に活かせることを目標とする.
授業の進め方・方法:
<授業の内容>
・第1週~第15週までの内容は,学習・教育目標(A)<視野>,<技術者倫理>と,JABEE基準1(1)(a), (b)に対応する.
・授業は講義形式で行う.講義中は集中して聴講する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>
下記授業計画の「到達目標」を網羅した中間試験,定期試験を1回ずつ実施する.他に休暇中に課題レポートを課し,合わせて目標の達成度を評価する.各「到達目標」に関する重みは概ね均等とする.合計点の60%の得点で,目標の達成を確認できるレベルの試験を課す.
<学業成績の評価方法および評価基準>
前期中間試験,前期末試験を80%とし、課題レポートを20%で評価する.ただし,前期中間試験,前期末試験とも再試験を行わない.
<単位修得要件>
前期中間試験,前期末試験,提出課題等の結果,学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>
「倫理・社会」で学んだ基礎知識が必要である.出来れば「哲学Ⅰ」の学習内容を理解していることが望ましい.
<レポートなど>履修者全員に課題レポートを課す.
<備考>その都度取り上げる参考文献は,目を通しておくことが望ましい.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
シラバスの説明とニーチェ哲学の特徴 |
1.シラバスの説明とニーチェ哲学の特徴を理解できる.
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2週 |
三様の変化 |
2.三様の変化を理解できる.
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3週 |
肉体の侮蔑者 |
3.肉体の侮蔑者について理解できる.
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4週 |
読むことと書くこと |
4.読むこと書くことについて理解できる.
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5週 |
死の説教者 |
5.市の説教者を理解できる.
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6週 |
友 |
6.友を理解できる.
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7週 |
中間テスト |
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8週 |
千の目標と1つの目標 |
8.千の目標と1つの目標を理解できる
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4thQ |
9週 |
隣人愛 |
9.隣人愛を理解できる
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10週 |
老いた女と若い女 |
10.老いた女と若い女を理解できる
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11週 |
子供と結婚 |
11.子供と結婚を理解できる
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12週 |
贈り与える徳 |
12.贈り与える徳を理解できる
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13週 |
自己超克 |
13.自己超克を理解できる
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14週 |
詩人 |
14.詩人について理解できる.
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15週 |
最も静かな時刻 |
15.最も静かな時刻を理解できる
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16週 |
学年末テスト |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | 発表 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
配点 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |