社会との密接な接触を通じて,技術者として必要な資質と実践的技術感覚を体得し,それらを日報や報告書にまとめ,それらをもとに,発表資料を作成し,それを伝えられる.
概要:
社会との密接な接触を通じて,技術者として必要な資質と実践的技術感覚を体得する.
授業の進め方・方法:
・すべての授業内容は,内容は,学習・教育到達目標(B)<展開>とJABEE基準1(2)(d)(2)d)に対応する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
・次のインターンシップ機関(以下,実習機関),内容および期間で実務上の問題点と課題を体験し,日報,報告書,発表資料を作成し,発表を行う.
【実習機関】学生の指導が担当可能な企業または公共団体の機関で専攻科分科会の推薦により校長が選定して委属した機関.ただし,専攻科2年次の就職内定者については,内定企業等への実習とする.
【内容】第4学年および第5学年の学生が従事できる実務のうち,インターンシップの目的にふさわしい業務
【期間】1週間から3週間(実働5日以上)
【日報】毎日,日報を作成すること.
【課題】インターンシップ終了後に,報告書を作成し提出すること.
【発表】インターンシップ発表会を開催するので,発表資料を作成し,発表準備を行うこと
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>
下記授業計画の「到達目標」1~6の習得具合を勤務状況,勤務態度,日報,報告書および発表の項目を総合して評価する.評価に対する「知識・能力」の各項目の重みは同じである.
<学業成績の評価方法および評価基準>
「インターンシップの成績評価基準」に定められた配点に従って,勤務状況,勤務態度,日報,報告書および発表により成績を評価する.
<単位修得条件>
総合評価で「可」以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>
心得(時間の厳守(10分前集合),挨拶,お礼など).
<レポートなど>
日報は,毎日,作成し,報告書も作成し,実習指導責任者の検印を受けて,インターンシップ終了後に,担任に提出すること.発表会用に発表資料および発表の準備をすること.
<備考>
インターンシップの内容は,第4学年および第5学年の学生が従事できる実務のうち,インターンシップの目的にふさわしい業務であること.第5学年の就職内定者については,内定先企業等への実習であること.実習機関の規則を厳守すること.評定書を最終日に受け取ったら,担任に提出すること.インターンシップの手引き,筆記用具,メモ帳(手帳),日報,実習先から指定されている物,評定書を持参すること.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 基盤的資質・能力 | 自己理解 | 自己理解 | 自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。 | 3 | |
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。 | 3 | |
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。 | 3 | |
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。 | 3 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。 | 3 | |
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。 | 3 | |
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。 | 3 | |
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。 | 3 | |
企業には社会的責任があることを認識している。 | 3 | |
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。 | 3 | |
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。 | 3 | |
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。 | 3 | |
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。 | 3 | |
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。 | 3 | |
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。 | 3 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。 | 3 | |
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。 | 3 | |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 3 | |