工業英語

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 工業英語
科目番号 0139 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 材料工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 To-Beエンジニア検定企画委員会編:機械Ⅰ(機械工学基礎・材料・設計製図)工学研究者 2014,東京 参考書:工業技術英語の基礎 (高橋晴雄著) (森北出版社)その他技術英語,工業英語に関する書籍
担当教員 兼松 秀行

到達目標

材料工学分野の工業英語で必要となる,科学・技術英単語,英語表現の基本を理解し,専門的な学術論文を読みこなす読解力と,実験または自らが実施した研究の概要を英語で実際にためらわずに正しく記述するための基礎を身に付ける.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1一般的な工業材料の英語における用語を使うことができる.工業材料一般の概念などの英文が理解できる.工業材料一般の概念などの英文が理解できない.
評価項目2基礎的な材料の各種性質の英語表現が的確にできる.基礎的な材料の各種性質の英語表現が理解できる.基礎的な材料の各種性質の英語表現が理解できない.
評価項目3研究テーマの説明を英語で表現できる.研究テーマの英語による説明を理解できる.研究テーマの英語による説明を理解できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
工業英語では,従来の工業英語作文技法の進め方とは異なり,実際に技術者が製造業において必要とされる基礎知識をためすTo-Beエンジニア検定試験にもちいられる教科書を用い,それらの単語とそれを用いた文章を徹底的に授業中に検討を進めて,理解して使えるようにすることを主眼とする.また理解度が確認できるようにe-learningによる演習問題を適宜行って自らの進行度をチェックする自主的な学習態度を涵養する.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は,学習・教育目標(C)<英語>に対応する.
・授業は,演習を主体として行われる.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>材料工学分野の工業英語で必要となる,科学・技術英単語,英語表現の基本を理解し,専門的な学術論文を読みこなす読解力と,実験または自らが実施した研究の概要を英語で実際にためらわずに正しく記述するための基礎を身に付ける.
<学業成績の評価方法および評価基準>ラーニングマネージメントシステム上に掲げられた演習課題を予習し,講義中に課題の解答を作成し,ルーブリックを用いておも実樹で評価点を算出し,これらの平均値を最終評価点とする.授業中の課題についての演習を中心に学習を進め,レポート点にて評価するため,定期試験は行わない.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>本教科はこれまでに学習した英語の基本知識が必要であり,特に英語Ⅳでの学習が基礎となる教科である.また材料工学の一般的知識が必要となる.
<自己学習>授業で保証する学習時間と,予習・復習(レポート作成のための学習も含む)に必要な標準的な学習時間の総計が,45時間に相当する学習内容である.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業の概要と進め方・工業材料一般
1. 工業材料一般の概念などの英文が理解でき,また英語で表現できる.
2週 金属の結晶構造 2. 金属の結晶構造に関する英文を理解し表現できる.
3週 合金の構造と特徴 3. 合金の構造と特徴に関する英文を理解し表現できる.
4週 熱処理 4. 金属の熱処理に関する英文を理解し表現できる.
5週 変形 5. 金属の強度特性・変形に関する英文を理解し表現できる.
6週 強度特性 6. 強度特性に関する英文を理解し表現できる.
7週 金属の腐食とその防止 7. 金属の腐食とその防止に関する英文を理解し表現できる.
8週 中間試験(レポート評価) 中間試験(レポート評価)
4thQ
9週 機能性材料 8. 機能性材料に関する英文を理解し表現できる.
10週 熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂 9. 熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂に関する英文を理解し表現できる.
11週 プラスチックの成形法と力学的性質 10. プラスチックの力学的性質および成形法に関する英文を理解し表現できる.
12週 複合材料の種類 11. 複合材料に関する英文を理解し表現できる.
13週 複合材料の成形法と応用分野 上記11
14週 複合材料の種類・成形法と応用 12. 複合材料に関する英文を理解し表現できる.
15週 セラミック材料の種類と応用 13. セラミックスに関する英文を理解し表現できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
英語運用能力向上のための学習関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合01000000100
配点01000000100