到達目標
1.高分子の構造,分類,性質,合成法等について理解し,高分子化合物について説明できる.
2.各種有機系機能材料について,構造や性質を理解しその機能等について説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 高分子の構造や性質を理解し,各種高分子の設計に応用できる. | 高分子の構造,性質,合成法を理解し,各種高分子について説明できる. | 高分子の構造,性質,合成法を理解し,各種高分子について説明できない. |
評価項目2 | 各種高分子の合成法と構造及び性質の関係を理解し,各種高分子の設計に応用できる. | 各種高分子の構造と機能の関係を理解し,有機機能材料について説明できる. | 各種高分子の構造と機能の関係を理解し,有機機能材料について説明できない. |
評価項目3 | 各種高分子の特徴を理解し,有機機能材料の設計に応用できる. | 各種高分子の特徴を理解し,有機機能材料について説明できる. | 各種高分子の特徴を理解し,有機機能材料について説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この科目は,有機材料である高分子の構造を理解し,その構造とそれに関連する特性を高分子の観点から理解する.また,化学や有機化学の基礎知識をベースとし汎用高分子材料および有機機能材料についての基礎知識を習得することを目的とした講義形式の授業である.全15週のうち,第15週の授業は,企業において機能性有機高分子材料の設計と特性評価を担当している者が講義を行う.
授業の進め方・方法:
・内容は全て,学習・教育到達目標(B)<専門>に対応する.
・授業は,講義・演習形式で行う.講義中は,集中して聴講する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>「知識・能力」下記授業計画の「到達目標」を網羅した中間試験,定期試験で出題し目標の達成度を評価する.各到達目標関する重みは同じである.100点満点の60%の得点で,目標の達成を確認できるレベルの試験を課す.
<学業成績の評価方法および評価基準>中間,期末の2回の試験(100点満点)の平均点を最終評価点とする.最終評価が60点に達しないと考えられる者に対しては,中間および期末の再試験を行う場合があり,再試験が60点を上回った場合には,60点を上限として置き換える.
<単位修得要件>学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲]高校程度の化学知識が必要.有機化学,有機材料の学習が基礎になる教科である.
<自己学習>授業で保証する学習時間と,予習・復習(中間試験,定期試験のための学習も含む)及び適時与える演習問題のレポート作成に必要な標準的な学習時間の総計が,45時間に相当する学習内容である.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
有機機能材料とは |
1. 有機系機能材料の概要について説明できる.
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2週 |
高分子の構造と分類 1 |
2. 高分子の構造および分類法についてその概要を説明できる.
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3週 |
高分子の構造と分類 2 |
3. 高分子の構造および分類法についてその概要を説明できる.
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4週 |
高分子の基本的性質 1 |
4. 高分子の基本的性質について説明できる.
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5週 |
高分子の基本的性質 2 |
5. 高分子の基本的性質について説明できる.
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6週 |
高分子の合成 1 |
6. 高分子の合成法についてその概要が説明できる.
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7週 |
高分子の合成 2 |
7. 高分子の合成法についてその概要が説明できる.
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8週 |
中間試験 |
これまでに学習した内容を説明し,諸量を求めることができる.
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4thQ |
9週 |
分離機能材料 1 |
8. 分離機能材料についてその概要が説明できる.
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10週 |
分離機能材料 2 |
9. 分離機能材料についてその概要が説明できる.
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11週 |
環境調和材料 1 |
10. 環境調和材料についてその概要を説明できる.
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12週 |
環境調和材料 2 |
11. 環境調和材料についてその概要を説明できる.
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13週 |
有機系複合材料 1 |
12. 有機系複合材料についてその概要を説明できる.
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14週 |
有機系複合材料 2 |
13. 有機系複合材料についてその概要を説明できる.
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15週 |
機能性有機高分子材料 |
14. 機能性有機高分子材料の構造と特性が理解できる.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 材料系分野 | 有機材料 | 代表的な高分子化合物の種類と、その性質について説明できる。 | 4 | |
高分子の分子量、一次構造から高次構造、および構造から発現する性質を説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | 発表 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
配点 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |