到達目標
化学工業プロセスの中で触媒が果たす役割を説明することができる.また,代表的な触媒の調製方法および評価方法について説明することができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 触媒の定義を詳細に説明することができる. | 基本的な触媒の役割を説明することができる. | 基本的な触媒の役割を説明することができない. |
評価項目2 | 代表的な化学製造プロセスと用いられる触媒を挙げ,触媒の機能と課題を挙げることができる. | 代表的な化学製造プロセスと用いられる触媒を挙げることができる. | 代表的な化学製造プロセスと用いられる触媒を挙げることができない. |
評価項目3 | 目的に応じて適切な触媒の調製方法を選択できる. | 代表的な触媒の調製方法を説明することができる. | 代表的な触媒の調製方法を説明することができない. |
評価項目4 | 代表的な触媒の解析方法を理解し,目的に応じて解析法を選択することができる. | 代表的な触媒の解析方法を挙げ,それによって得られる情報を説明することができる. | 代表的な触媒の解析方法を挙げ,それによって得られる情報を説明することができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
触媒は化学工業に欠くことのできないものである.本科目では,化学工業プロセスの概要と触媒の果たす役割について学習する.また,代表的な触媒の調製法および解析法について学ぶ.
授業の進め方・方法:
・全ての内容は,学習・教育目標(B)〈専門〉に対応する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>この授業で習得する「知識・能力」]1~10の習得の度合いを中間試験および期末試験により評価する.各項目の重みは概ね均等とする.
<学業成績の評価方法および評価基準> 中間試験・期末試験の2回の試験(100点満点)の平均点を最終評価点とする.ただし,中間試験および期末試験が60点に達していない者(無断欠席者は除く)にはそれぞれ再試験を課し,再試験の成績が中間試験および期末試験の成績を上回った場合には,60点を上限として中間試験および期末試験の成績を再試験の成績で置き換えるものとする.
<単位修得要件>学業成績で60 点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>基礎的な物理・化学の概念を理解していること.
<レポートなど>授業で保証する学習時間と,予習・復習に必要な標準的な学習時間の総計が,45 時間に相当する学習内容である.
<備考>計算演習を行うので電卓を持参すること.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業の概要説明および触媒の定義 |
1. 触媒の定義について説明することができる.
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2週 |
良い触媒の条件、触媒の分類、反応器の種類 |
2. 触媒の分類や代表的な反応器の種類について説明できる.
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3週 |
エネルギー製造のための触媒技術 |
3. 触媒の代表的な利用例について説明できる.
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4週 |
化学品製造のための触媒技術 |
上記3
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5週 |
代表的な触媒の調製法 |
4. 代表的な触媒の調製方法を説明することができる.
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6週 |
代表的な触媒の解析法 |
5. 代表的な触媒の解析方法を説明することができる.
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7週 |
代表的な触媒の解析法 |
上記5
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8週 |
中間試験 |
上記1~5
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4thQ |
9週 |
テスト解説、討論会概要説明 |
上記1~5
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10週 |
討論会準備 |
6. 最新の触媒研究について調査できる。 7. 専門的な資料を、読み解くことができる。 8. 聴き手の理解度に合わせて発表資料を作成できる。
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11週 |
討論会準備 |
上記6~8
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12週 |
討論会1-1 |
9. 準備した資料に基づいてわかりやすい発表ができる。 10. 最新の触媒研究について討論ができる。
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13週 |
討論会1-2 |
上記9,10
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14週 |
討論会2-1 |
上記9,10
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15週 |
討論会2-2 |
上記9,10
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | 発表 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
配点 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |