設計製図Ⅴ

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 設計製図Ⅴ
科目番号 0177 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 材料工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:3次元CADから学ぶ機械設計入門〔第2版〕 岸 佐年 (監修),森北出版,参考書:SolidWorksではじめる応力・熱・流体シミュレーション,八戸・若嶋・伊藤 共著,実教出版
担当教員 垰 克己

到達目標

機械設計に関する基礎的事項を理解するとともに,CAEを利用して3次元CADで作成した簡単なモデルの応力解析を行い,得られた結果が評価できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機械設計に関する応用的な知識が理解できる.機械設計に関する基本的な知識が理解できる.機械設計に関する基本的な知識が理解できない.
評価項目23次元問題における応力とひずみの定義とその応用的な知識が理解できる.3次元問題における応力とひずみの定義が理解できる.3次元問題における応力とひずみの定義が理解できない.
評価項目33D―CADを用いてモデルを作成し,CAEによる各種応力解析を工学現象に応用し,結果を評価できる.3D―CADを用いてモデルを作成し,CAEによる各種応力解析を行い,結果を評価できる.3D―CADを用いてモデルを作成し,CAEによる各種応力解析を行えない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械設計の基本プロセスと考慮すべき基本事項を学ぶとともに,3次元CAD・CAEを用いた設計製図の知識と技術を習得し,その有用性を理解する.これにより材料工学設計製図の集大成として,実社会に応用可能な設計製図のスキルを向上させることを目指す.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は,材料工学科学習・教育目標(B)<専門>に対応する.
・授業は第1週~第4週を講義形式で,第5週以降を演習形式で行う.
・「授業計画」における各週の「到着目標」は,この授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>
授業計画の「到達目標」(1)~(7)を網羅した問題を中間試験で出題し,目標の達成度を評価する.各項目の重みは概ね均等とする.さらに,提示された設計製図の課題の全てが受理され,中間試験と課題の評価の合計点の60%以上を得点した場合に,目標の達成とする.
<学業成績の評価方法および評価基準>
中間試験を30%,提示された課題の評価を70%として最終評価する.なお,中間試験の再試験については実施しない.
<単位修得要件>
授業中に提示された解析課題が全て受理され,学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>
材料工学設計製図Ⅰ~Ⅳでの学習が基礎となる教科である.また,情報処理Ⅰで習得したOSの操作方法も十分理解している必要がある.
<レポート等>
提出された課題が未完成と判断された場合,および他人が解析したファイルを複製して提出したことが認められた場合,課題を受理せずに再提出を課す.
<自己学習>
授業で保証する学習時間と,予習・復習(中間試験のための学習も含む)およびレポート課題の作成に必要な標準的な学習時間の総計が45時間に相当する学習内容である.
<備考>
本教科は専攻科で学習する実験実習と強く関連する教科である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学材料系分野製図CADシステムの基本機能を理解し、利用して作図できる。4

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合30700000100
配点30700000100