経営学

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 経営学
科目番号 0010 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子機械工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 参考書: 植村修一『リスク時代の経営学』(平凡社). その他は講義のとき指示する.日本経済新聞はできる限り目を通しておくこと.
担当教員 渡邉 潤爾,春田 要一,松下 晶

到達目標

1. 自己が主体的に参画していく社会について、経営学の理論的枠組みを理解し、説明できる.
2. 企業の組織形態や生産・マーケティング戦略、財務、技術開発などを経営学の視点から理解できる.
3. 多国籍企業や国際経営、技術と企業との関係など、現代社会における企業の特質や課題に関する資料を書籍、インターネット等により適切に収集し、その成果を論述できる.

ルーブリック

自己が主体的に参画していく社会について,経営学の理論的枠組みを理解し,応用的に説明できる.自己が主体的に参画していく社会について,経営学の理論的枠組みを理解し,基本的に説明できる.企業の組織形態や生産・マーケティング戦略,財務,技術開発などを経営学の視点から理解できない.
評価項目2企業の組織形態や生産・マーケティング戦略,財務,技術開発などを経営学の視点から応用的に理解できる企業の組織形態や生産・マーケティング戦略,財務,技術開発などを経営学の視点から基本的に理解できる企業の組織形態や生産・マーケティング戦略,財務,技術開発などを経営学の視点から理解できない.
評価項目3多国籍企業や国際経営,技術と企業との関係など,現代社会における企業の特質や課題に関する資料を書籍,インターネット等により適切に収集し,その成果を応用的に論述できる.多国籍企業や国際経営,技術と企業との関係など,現代社会における企業の特質や課題に関する資料を書籍,インターネット等により適切に収集し,その成果を基本的に論述できる.多国籍企業や国際経営,技術と企業との関係など,現代社会における企業の特質や課題に関する資料を書籍,インターネット等により適切に収集し,その成果を論述できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
技術とそれを支える科学,技術に対する社会のニーズ,技術を活かす人材育成を中心的な要素として採り上げ,それらの関わり,変化への対応について論じ,社会・基礎科学・応用技術・コミュニケーション・信頼感などの要素から経営学を理解できるようにすること、および実践的な知識として企業経営の知識を習得することを本講義の目的としている.
授業の進め方・方法:
<授業尾の進め方と授業の内容> すべての内容は学習・教育目標(B)<専門>とJABEE基準1(1)(d)(2)a)に対応する.                                 ・全ての授業は講義形式で行う。授業中は集中して講義に耳を傾けること。教員からの質問に答えられるように準備すること。       ・授業計画における各週の「到達目標」は、この授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする。
注意点:
<到達目標の評価方法と基準> 上記の「知識・能力」の習得の度合を定期試験,レポートにより評価する.評価における「知識・能力」の重みの目安はおおむね均等とする.試験問題とレポート課題のレベルは,百点法により60点以上の得点を取得した場合に目標を達成したことが確認できるように設定する.                                             <備考> 経営学は,通信手段,グローバル化の進展と共に急速に変化している.講義は,適宜最近の話題についての資料を印刷し配布する.現在どんな問題点があり今後どのような方向に社会・技術が進むかを読む力を是非養ってほしい.授業は自己学習を前提とした規定の単位制に基づき授業を進める.授業中,参考書を紹介するので,その都度目を通してから授業を受けるのが望ましい.        <あらかじめ要求される基礎知識の範囲> 特になし.                                     <自己学習>or<レポート等> 授業で保証する学習時間と,予習・復習(中間試験,定期試験のための学習も含む)及びレポート作成に必要な標準的な学習時間の総計が,90時間に相当する学習内容である.                            <学業成績の評価方法および評価基準> 中間試験,定期試験の2回の試験の平均点を70%,レポートの評価を30%として評価する.ただし,中間試験で60点に達していない者には再試験を課し,再試験の成績が中間試験の成績を上回った場合には,60点を上限として中間試験の成績を再試験の成績で置き換えるものとする.
<単位修得要件> 学業成績で60点以上を取得すること.
  

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、
グローバル化と国際経済の理解 
1.経営学の全般的な概略、グローバル化に対応が迫られている中で、経営学の必要とされる知識を習得する。
2週 産業の特性と企業経営 2.産業の特性をどのように企業経営の中に活かすか、経営組織について理解する。
3週 グローバル化の中の企業論 3.グローバル化の中で生き残るために必要とされる経営戦略の条件を理解する。
4週 コーポレート・ストラテジー 4.経営資源、SWOT分析の知識を踏まえ、企業の成長戦略・競争戦略を理解する。
5週 マーケティング・リサーチ 5.マーケティングマネジメントの手知識を踏まえ、顧客志向に基づくマーケティング戦略を理解する。
6週 財務諸表と企業経営 6.製造原価の構造と価格の設定法を踏まえ、製造原価報告書と損益計算書の基本を理解する。
7週 コミュニティ経済と企業のあり方 7.企業の社会的責任、産業クラスター等の知識を踏まえ、地域における企業のあり方を理解する。
8週 中間試験 目標1~7の内容を説明できる。
2ndQ
9週 基礎科学と応用科学との関わり 8.基礎科学と応用科学の違いと重要性、及び社会との関わりについて理解する。
10週 科学的品質管理 9.統計的品質管理、TQC、TQM、QC7つ道具、6σ等の品質管理手法の概要を理解する。
11週 信頼性の科学 10.信頼性工学の基礎的知識を理解する。
12週 安全管理・危険予知・5S 11.安全管理の基本的考え方、予防管理としてのKYT、5Sの必要性を理解する。
13週 技術の世代交代 12.幾つかの技術分野における世代交代を知り、標準と互換性の重要性を理解する。
14週 知的財産権 13.特許法、実用新案法、意匠法、商標法、著作権法、国際条約等の概要を理解する。
15週 企業文化・企業倫理・内部統制 14.企業には文化や風土があり、企業組織として必要なことは何かを理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合70300000100
配点70300000100