経営学

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 経営学
科目番号 0010 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子機械工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 参考書:①技術士ハンドブック、日本技術士会プロジェクトチーム及び技術図書刊行会編集、2006    ②技術士制度における総合技術監理部門の技術体系、日本技術士会、2004
担当教員 渡邉 潤爾,春田 要一,松下 晶

到達目標

1. 自己が主体的に参画していく社会について、経営学の理論的枠組みを理解し、説明できる.
2. 企業の組織形態や安全管理、品質管理、環境管理、人的資源管理、リスク管理、情報管理などを経営学の視点から理解できる.
3. 技術と企業との関係など、現代社会における企業の特質や課題に関する資料を書籍、インターネット等により適切に収集し、その成果を論述できる.
企業の経営戦略や生産・マーケティング戦略、財務、技術開発、社会的責任などを経営学の視点から理解、説明できる.

ルーブリック

自己が主体的に参画していく社会について、経営管理の理論的枠組みを理解し、説明できる.自己が主体的に参画していく社会について,経営学の理論的枠組みを理解し,基本的に説明できる.企業の組織形態や生産・マーケティング戦略,財務,技術開発などを経営学の視点から理解できない.
評価項目2企業の組織形態や安全管理、品質管理、環境管理、人的資源管理、リスク管理、情報管理などを経営学の視点から理解できる.企業の組織形態や安全管理、品質管理、環境管理、人的資源管理、リスク管理、情報管理などの基本的内容を理解でき、説明できる.企業の組織形態や安全管理、品質管理、環境管理、人的資源管理、リスク管理、情報管理などの基本的内容を理解できない.
評価項目3技術と企業との関係など,現代社会における企業の特質や課題に関する資料を書籍,インターネット等により適切に収集し,その成果を応用的に論述できる.技術と企業との関係など,現代社会における企業の特質や課題に関する資料を書籍,インターネット等により適切に収集し,その成果を基本的に論述できる.技術と企業との関係など,現代社会における企業の特質や課題に関する資料を書籍,インターネット等により適切に収集し,その成果を論述できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
技術とそれを支える科学,技術に対する社会のニーズ,技術を活かす人材育成を中心的な要素として採り上げ,それらの関わり,変化への対応について論じ,社会・基礎科学・応用技術・コミュニケーション・信頼感などの要素から経営学を理解できるようにすること、および実践的な知識として企業経営の知識を習得することを本講義の目的としている.
授業の進め方・方法:
<授業尾の進め方と授業の内容> すべての内容は学習・教育目標(B)<専門>とJABEE基準1(1)(d)(2)a)に対応する.                                 ・全ての授業は講義形式で行う。授業中は集中して講義に耳を傾けること。教員からの質問に答えられるように準備すること。       ・授業計画における各週の「到達目標」は、この授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする。
注意点:
<到達目標の評価方法と基準> 上記の「知識・能力」の習得の度合を定期試験,レポートにより評価する.評価における「知識・能力」の重みの目安はおおむね均等とする.試験問題とレポート課題のレベルは,百点法により60点以上の得点を取得した場合に目標を達成したことが確認できるように設定する.                                             <備考> 経営学は,通信手段,グローバル化の進展と共に急速に変化している.講義は,適宜最近の話題についての資料を印刷し配布する.現在どんな問題点があり今後どのような方向に社会・技術が進むかを読む力を是非養ってほしい.授業は自己学習を前提とした規定の単位制に基づき授業を進める.授業中,参考書を紹介するので,その都度目を通してから授業を受けるのが望ましい.        <あらかじめ要求される基礎知識の範囲> 特になし.                                     <自己学習>or<レポート等> 授業で保証する学習時間と,予習・復習(中間試験,定期試験のための学習も含む)及びレポート作成に必要な標準的な学習時間の総計が,90時間に相当する学習内容である.                            <学業成績の評価方法および評価基準> 定期試験を50%,レポートの評価を50%として評価する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、経営管理
1.経営戦略、マーケティング、財務会計、IE/VEなどの経営管理に関して理解する
2週 環境管理 2.企業経営の環境管理の必要性とマネジメント内容を理解する。
3週 エネルギー 3.社会におけるエネルギー事情を理解すると共に、企業におけるエネルギーの高度利用技術などを理解する。
4週 情報マネジメント 4.企業、ネットワーク社会、情報ネットワーク、情報セキュウリティなどのを理解する。
5週 人的資源管理 5.人の行動と組織、労働関係法と労務管理、人的資源開発などについて理解する。
6週 リスクマネジメント 6.リスクマネジメントのプロセスとリスクコントロール、リスクコミュニケーション、危機管理などについて理解する」。
7週 基礎科学と応用科学との関わり 8.基礎科学と応用科学の違いと重要性、及び社会との関わりについて理解する。
8週 科学的品質管理 9.統計的品質管理、TQC、TQM、QC7つ道具、6σ等の品質管理手法の概要を理解する。
2ndQ
9週 信頼性の科学 10.信頼性工学の基礎的知識を理解する。
10週 安全管理・危険予知・5S 11.安全管理の基本的考え方、予防管理としてのKYT、5Sの必要性を理解する。
11週 技術の世代交代 12.幾つかの技術分野における世代交代を知り、標準と互換性の重要性を理解する。
12週 知的財産権 13.特許法、実用新案法、意匠法、商標法、著作権法、国際条約等の概要を理解する。
13週 企業文化・企業倫理・内部統制 14.企業には文化や風土があり、企業組織として必要なことは何かを理解する。
14週 問題解決手法 13.問題解決の手順、問題解決手法、結果の評価とフィードバック方法などを理解する。
15週 試験 1.~14の内容で試験を行う。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験ショートレポート課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合00000000
配点50252500000