ヒューマンインターフェース

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 ヒューマンインターフェース
科目番号 0016 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子機械工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材  教科書:「ヒューマンコンピュータインターラクション」 岡田謙一 他 (オーム社) 参考書:「認知インターフェース」 加藤隆 (オーム社)
担当教員 箕浦 弘人

到達目標

人間の身体的・生理的・心理的特性を基礎として,種々のヒューマンインターフェースを評価することができ,現在用いられている機器の基本原理を説明でき,関連する先端技術について理解している.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1人間の生理特性・認知特性について理解し,応用することができる.人間の生理特性・認知特性について説明できる.人間の生理特性・認知特性について説明できない.
評価項目2インターフェースの評価方法を理解し,実践できる.インターフェースの評価方法を説明できる.インターフェースの評価方法を説明できない.
評価項目3入出力機器の基本原理や関連する先端技術について理解し,問題点等を論ずることができる.身の回りの機器の基本原理や関連する先端技術について説明できる.身の回りの機器の基本原理や関連する先端技術について説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「ものの使いやすさ」を意識した人間と機器とのインターフェースの設計の指針を,身近なものや先端技術を例に挙げ学ぶ.
授業の進め方・方法:
全ての週の内容は,学習・教育到達目標(B)<専門>,JABEE基準1.2(d)(2)a)に対応する.
講義形式で授業を行う.
「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>各週の到達目標の習得の度合を期末試験,レポートにより評価する.評価における各週の到達目標の重みの概ね均等である.試験問題とレポート課題のレベルは,100点法により60点以上の得点を取得した場合に目標を達成したことが確認できるように設定する.
<学業成績の評価方法および評価基準>定期試験を50%,課題(小テスト・プレゼンテーション・レポート)の平均点を50%で評価する.再試験は実施しない.
<単位修得要件>学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>情報基礎があれば十分である.新しい教科であり,特に要求される基礎知識なしに受講できる.
<自己学習>総学習時間は90時間であり,適宜レポートを課す.
<備考>高機能な機器を開発する上で,いかに利用し易くそれを作るかということは非常に重要な問題となる.この講義でそのような問題の解決のためのいくつかの手法を学んでほしい.具体的な例を多く挙げて説明するので,興味を持って聞いてほしい.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 人間の感覚と知覚 1.人間の知覚と感覚,生理特性,認知と理解について説明できる.
2週 人間の生理特性・認知と理解 上記1
3週 デザイン目標とユーザ特性 2.デザインの目標とユーザ特性について説明できる.
4週 対話型システムの設計 上記2
5週 インターフェースの評価 3.インターフェースの設計と評価について説明できる.
6週 人間と人間のインターフェース 4.人間と人間の意思疎通を良好に行う為に必要な点を理解している.
7週 インターフェースの評価の実践 上記1~4
8週 インターフェースの評価の実践 上記1~4
2ndQ
9週 キーボード・マウスの種類と入力方法 5.コンピュータの入出力機器の原理が説明できる.
10週 ディスプレイの種類と表示方法 上記5
11週 プリンタの種類と印刷方法 上記5
12週 ビジュアルインターフェース 6.先端技術を用いたインターフェースの概要を理解し,その問題点を検討することができる.
13週 マルチユーザインターフェース 上記6
14週 先端技術とインターフェース 上記6
15週 インターフェース開発の今後 上記6
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合50500000100
配点50500000100