英語表現論

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 英語表現論
科目番号 0028 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 総合イノベーション工学専攻(環境・資源コース) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 Frankenstein by Mary Shelley, Penguin Readers
担当教員 古野 百合

到達目標

英語Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳで得た英語の知識技能を活用し,より高度な英語の総合力を養うことを目指す.具体的には, 読解力を向上させ,文法事項・語彙・慣用表現などの知識やリスニング力を強化する。また, 理解した内容を英語で要約し発表する力を養うとともに, 登場人物の心理や物語のテーマについて理解し, 英文学作品を通して海外の文化や社会について理解を深める.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて,概要を把握し,情報を聞き取り,その内容の把握を他に適用することができる.母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち,実際の場面や目的に応じて,基本的なコミュニケーション方略(繰り返しや相槌,ジェスチャー,アイコンタクトなどのボディランゲージ)を適切に用いながら,積極的にコミュニケーションを図ることができる.また,日常生活や身近な話題に関して,自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができ,自分の意見や感想を整理し,100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる. 母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち,実際の場面や目的に応じて,基本的なコミュニケーション方略(繰り返しや相槌,ジェスチャー,アイコンタクトなどのボディランゲージ)を適切に用いながら,積極的にコミュニケーションを図ることができない.また,日常生活や身近な話題に関して,自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話せず,自分の意見や感想を整理し,100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができない.
評価項目2関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し,必要な情報を読み取り,その内容の把握を他に適用することができる. 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて,概要を把握し,情報を聴き取ることができる.関心のあるトピックや自分の専門分野での英語を使う場面(プレゼンテーション,ディスカッションやディベートなど)を想定して、学生自らが準備活動や情報収集を行い,母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもちながら,主体的な態度で教室内外での日常的な質問や応答など英語で円滑なコミュニケーションをとることができる.また,関心のあるトピックについて,200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる. 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて,概要を把握し,情報を聴き取ることができない.関心のあるトピックや自分の専門分野での英語を使う場面(プレゼンテーション,ディスカッションやディベートなど)を想定して,学生自らが準備活動や情報収集を行い,母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもちながら,主体的な態度で教室内外での日常的な質問や応答など英語で円滑なコミュニケーションをとることができない.また,関心のあるトピックについて,200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができない.
評価項目3それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い,その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識しながら,その国の生活習慣や宗教的信条,価値観などの基本的な事象を自分たちの文化と関連付けて説明,解釈の適用ができる. それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い,その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識しながら,その国の生活習慣や宗教的信条,価値観などの基本的な事象を自分たちの文化と関連付けて説明し,解釈できる. それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い,その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識しながら,その国の生活習慣や宗教的信条,価値観などの基本的な事象を自分たちの文化と関連付けて説明も,解釈もできない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
英語Ⅰ~Ⅴで修得した英語力を活用し, より高度な英語の総合力を養うことを目指す.具体的には, Mary Shelleyの小説Frankenstein(リトールド版)を精読し, 適宜原文も取り入れながら, 語彙力や読解力を強化し, 情報を正確に読み取る力を養う. また朗読を聞くことによってリスニング力を強化し, 物語の内容把握や登場人物の心理を理解する. 翻案(映画や舞台)作品にも触れながら, 作品について批評し, 英語で論じることが出来る力を養う. 英文学作品を通して海外の文化や社会について理解を深める.
授業の進め方・方法:
全ての授業内容は、学習・教育到達目標(A)<視野>[JABEE基準1(2)(a)]および(c)<英語>[JABEE基準1(2)(f)]に対応する.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>下記「授業計画」の「到達目標」1~6の習得の度合いを中間試験, 期末試験, 小テスト, 課題により評価する. 評価における各「到達目標」の重みの目安は1~5を90%, 6を10%とする.試験問題や課題のレベルは, 百点法により60点以上の得点を取得した場合に目標を達成したことが確認できるように設定する.
<学業成績の評価方法および評価基準>学年末の試験の結果を70%, 中間小テスト10%, および課題(発表を含む)等の結果を20%として評価する.ただし、試験で60点以上に達してない者には再試験を課すこともあり、再試験の成績が本試験の成績を上回った場合には、60点を上限として本試験の成績を再試験の成績で置き換えるものとする.
<単位修得要件>学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>TOEIC 400点程度、COCET2600修了程度の語彙知識
<レポートなど> 授業に関する小テスト及び課題を課す.
<備考>授業は講義, 及び発表形式で行う.発表者を中心に作品の要約、内容理解を深める.毎回の予習(分からない英単語を調べ、英文を読んで理解しておくこと)および復習を行い, 授業において積極的に発言する姿勢が望まれる.授業には必ず英和辞典(電子辞書でも可)を用意すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Introduction(授業の進め方および概要説明)
Chapter 1 A journey to the North Pole
授業の進め方と発表方法について理解する.1.作品の内容やそのテーマを理解できる. 2.作品で使われている単語や熟語などの表現を理解できる. 3.作品に関する英語の問いに対して適切な表現で答えられる. 4.作品の一部を正しい発音で音読することが出来る. 5.作品の内容の一部を適切な英語で要約できる. 6.作品の内容についての議論に積極的に参加し、自分の意見を英語で伝えることが出来る.
2週 Chapter 2 Victor's early years
Chapter 3 Ingolstadt University
上記1~6.
3週 Chapter 3 Ingolstadt University
Chapter 4 Victor's Creation
上記1~6.
4週 Chapter 4 Victor's Creation
Chapter 5 Bad News
上記1~6.
5週 Chapter 5 Bad News
Chapter 6 The first month of life
上記1~6.
6週 Chapter 6 The first month of life
Chapter 7 Learning new things
上記1~6.
7週 Chapter 7 Learning new things
Chapter 8 From good to bad
上記1~6.
8週 中間テスト
2ndQ
9週 中間試験の解答解説
Chapter 8 From good to bad
Chapter 9 The promise
上記1~6.
10週 Chapter 9 The promise
Chapter 10 The creature returns
上記1~6.
11週 Chapter 10 The creature returns
Chapter 11 A terrible shock
上記1~6.
12週 Chapter 11 A terrible shock
Chapter 12 The wedding night
上記1~6.
13週 Chapter 12 The Wedding night
Chapter 13 The chase
上記1~6.
14週 Chapter 13 The chase
Chapter 14 The ship returns
上記1~6.
15週 映画鑑賞(英語), ディスカッション 6.作品の内容についての議論に積極的に参加
16週 舞台鑑賞(日本語), ディスカッション 6.作品の内容についての議論に積極的に参加

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験課題・発表・小テスト合計
総合評価割合7030100
配点7030100